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頑固一徹カズですのブログ一覧

2008年11月23日 イイね!

レガシィは禁句?

アメリカ発の金融危機はどうなるのでしょうか。ビッグスリーを政府が資金援助するかどうかで、政治家の間でも議論が白熱しているそうです。オバマ氏が大統領になる来年一月中旬までには結論がでていると思いますが、新年のデトロイト自動車ショーはとても荒れそうです。資金援助してもしなくても、アメリカは保護主義にもどるかもしれないからです。

今回のデトロイトショーは日本メーカーにとってはとてもタイミングが悪いのです。ビッグスリーのお膝元で三代目新型プリウスやレクサスHV、ホンダの新しいHVシリーズやV10スーパーカーも発表されるのです。そうそう、スバルレガシィのコンセプトカーも出ますね。日本車が新車ラッシュで賑わうほどに、反日感情が台頭しなけれないいのですが。

ちなみにアメリカビッグスリーは「レガシィ」という言葉は禁句です。退職者への保証制度を「レガシィ・コスト」と呼んでおり、ビッグスリー曰わく「経営危機の原因の一つ」と考えているのです。

つづく
Posted at 2008/11/24 12:00:43 | トラックバック(0) | 持続可能なモビリティ | 日記
2008年10月31日 イイね!

CO2という物差し

 最近の自動車が環境負荷を評価するのに、従来の燃料消費量ではなくCO2排出量が主役になる理由を簡単に説明しておきましょう。以前のブログにも書いたのですが、燃料が色々と多様化すると燃料消費では環境負荷を正しく評価できないのです。例えばバイオマスとして現在利用されているエタノールがガソリンに85%混ざった燃料をE85と呼びますが、アメリカやブラジルではすでに販売してます。ところが温室ガスであるCO2は炭素(C)の含有量がことなると排出されるCO2も異なります。ガソリンとディーゼル(軽油)では軽油のほうが約10%多くCO2を排出します。また、天然ガスやLPGを使うとCO2の量が変わります。つまり多様な燃料を使う時代にはCO2の排出量を評価したほうが都合がよいのです。

 この理屈はあくまでも自動車が走行している時のCO2の排出量ですが、実際はクルマが使う燃料(電気でも水素でも)が一次エネルギー(井戸)の段階から、最終的にクルマで使う(タイヤで駆動する)までの総合的なCO2排出量で見るともっと正確ですね。これを「Well TO Wheel(井戸からタイヤまで)」と呼んでます。
 電気自動車は走行時にはCO2はゼロですが、火力発電で充電するとどのくらいのCO2がでるのでしょうか?たとえ原子力発電でもCO2は完全にはゼロにならないのです。

 ところでガソリン(色々な種類があるので厳密には規定できないのですが)1Lをエンジンで燃焼するとどのくらいのCO2が排出されるのでしょうか?一つの炭素原と二つ酸素原子が結合したCO2は化学的には安定した分子で、重量はけっこう重いのです。1Lのガソリンはエンジンで燃えると約2.3KgのCO2となります。
 京都議定書以降、欧州自動車工業会では2008年に自動車メーカーの平均CO2排出量を140g/Km以下にすると自主的な規制を決定したのですが、フランスメーカーくらいしか守れなかったのです。MTとディーゼルが普及しているからです。

 ガソリン車の140g/Kmは燃費に換算すると欧州表記では5.9L/100Km、日本表記では16.9Km/L、アメリカ表記では39.75mpgとなります。ディーゼル車の140g/Kmは欧州表記では5.3L/100Km、日本表記では18.9Km/L アメリカ表記では44.46mpgです。

CO2を簡単に計算してくれるサイトを紹介しましょう。

最後に電気エネルギーはもっと難しくなりますが、SYEの動画サイトで分かりやすく説明してます。
Posted at 2008/10/31 00:20:46 | トラックバック(0) | 持続可能なモビリティ | 日記
2008年10月28日 イイね!

iQとゴルフの99g/Kmは脅威

CO2で100を切ることが最近の自動車メーカーのターゲットとなっています。欧州パリサロンで発表したiQが99g/Km、ゴルフ6のブルーモーションが1,6Lディーゼルで99g/Km。ともにソリューションは異なりますが、100を切っているのは立派。CO2の「99」はゴルフでは70を切った「69」くらいの感覚かもしれません。プロゴルファーなら「59」ですね。つまり、CO2の「99」はとんでもなく高いハードルです。99g/Kmはガソリン車では23.9Km/L、ディーゼルは26Km/Lに相当しますから。欧州の走行モードは日本よりも平均速度が高いので、その試験方法でこの燃費。

トヨタのiQ関係者は「iQよりも300Kgも重いゴルフで、エンジンの排気量が200CCも大きいディーゼルエンジンで、99g/Kmは驚異」と驚いてます。来年春にドイツでも100g/Kmを切ると税金面でインセンティブを与えるという政策が実施されるかもしれないのです。CO2を巡る議論は後を絶ちません。ゴルフも100を切ったらスタンプがもらえ、10っ個集まったら一回ただでプレイできるとか、ね。みんな100切ったらプレイも早まると思うけどね。
Posted at 2008/10/29 10:59:17 | トラックバック(0) | 持続可能なモビリティ | 日記
2008年10月04日 イイね!

サバイバルしよう!

世界的に自動車が売れなくなりました。利益のほとんどアメリカに頼っていた日本メーカーですが、9月は30~40%もマイナスです(前年同月比)。日本も状況は同じでコンパクトカーでさえ、販売は厳しいようですね。しかも急激な円高が進んでいます。これから恐ろしい不況風が吹き荒れるかもしれないと思いました。

2年前、私の実家の近くに北海道拓殖銀行があったのでとても重宝してました。でも急に破綻。銀行が潰れるなんて信じられない思いでした。みんなでバブルに浮かれていたら、奈落の底に堕とされた感じでした。

その時「絶対にサバイバルする!」と強い信念を持ったことを覚えてます。お金のかかるレースを続けていたので、お金がなくても走り続けたいと思いました。

昨日、あのWEBCGが日経ネットの新しい会社に吸収されると報道されてました。いよいよ、自動車メディアも単独では生き残れなくなりました。このミンカラを主宰するカービューも一年前に上場しましたが、株価は十分の一まで急落してます。まるで「一切れのパンを巡ってみんなで奪い合う」みたいにメーカーの広告費を狙ってメディア業界もうごめいています。

そんな状況下で健全なジャーナリズムが維持できるでしょうか?

信念か明日の米一俵か。

貧乏しても江戸時代の長屋で見られた「傘張り浪人」になっても、「武士道」を貫けるのか。自動車メーカーもメディアもフリーランスも読者もみんな同じ運命にされされているかもしれません。20年前のように、クルマ好きが結集してみんなで強くサバイバルしましょう。



Posted at 2008/10/04 14:42:15 | トラックバック(0) | 持続可能なモビリティ | 日記
2008年10月01日 イイね!

秋です~さんまですね


スバルの沖縄試乗会があいにくの悪天候となってしまったので、私は参加しませんでした。そのおかげで二日間ほど空きができ、ゆっくりすることができました。そういえば知らないうちに10月に突入した感じです。早い早い。

秋です~サンマが美味しい季節ですね。

そうそう、今はパリは自動車ショーであついようです。日本メーカーもパリサロンには多くの新型車やコンセプトカーを展示してます。今年のパリはたぶん、ハイブリッドや電気自動車でしょう。原子力を重要な国のエネルギーと位置づけるフランスでは、もうパリ市内の電気自動車の充電可能なパーキングができているのです。自動車よりもインフラが先駆してますね。
どんな新しいコンセプトや技術がでるのかざっとおさらいしてみましょうね。

トヨタ
 iQ(市販モデル)1.4Lディーゼル&1Lガソリン
 アベンシス
 アーバンクルーザー(イスト)
LEXUS
  IS オープンカー電動ハードトップ

日産
 ピクソ(コンパクトカー)
INFINITY
  FX37(欧州仕様)

HONDA
 インサイト(ハイブリッド)

MAZDA
 MX-5(ロードスター)マイチェン
 MAZDA6(アテンザ)新型 2.2Lディーゼル
 清(KIYORA) デザインコンセプト

三菱
 ランサースポーツバック

スバル
 フォレスター ディーゼル(6MT)
 インプレッサ ディーゼル(6MT)

SUZUKI
 新型アルト

メルセデス
 S400 BlueHYBRID(2009年ロウンチ予定)
 コンセプト・ファシネーション(時期E-クラスのデザインスタディ)

VW
 GOLF6
 GOLF GTI

BMW
  7シリーズ(ハイブリッドコンセプト)

AUDI
 S4&S4アヴァント

PORSCHE
 カイエンSトランスシベリア
 ボクスター&ケイマンのホットモデル

MINI
 クロスオーバーコンセプト(4ドア)

ルノー
 ONDELIOS(高級クロスーバー、ディーゼルハイブリッド)
 新型メガーヌ

プジョー
 RC(クーペGT) コンセプトカー

FIAT
 ヴェルサス(ヴェルサーチとのコラボ、イプロシンの特別仕様車)

シトロエン
 C3プルリエル・チャールストン
C3ピカソ
 ハイブリッドコンセプト「Hypnos」

VOLVO
 DRIVeシリーズ(環境モデル)C30,S40,V50
  
SAAB
 9-X Air(バイオ燃料ハイブリッド、オープンカー)

GM
 シボレー オーランド(ミニバン)
 シボレー ボルト(市販モデル)

ランボルギーニ
 新型コンセプト

FORD
 新型フィエスタ

ヒュンダイ
 i20

近いうちにカービューでもアップされると思うし、私が主宰する動画サイトSYEでも女流編集長を送り込んでますので、彼女のレポートを期待してください。

そうそう、安全・環境に特化したページも用意しました。
Posted at 2008/10/02 01:38:45 | トラックバック(0) | 持続可能なモビリティ | 日記
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