• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

頑固一徹カズですのブログ一覧

2008年09月03日 イイね!

CO2税?

最近の自動車関連ニュースによると経済産業省が平成21年度の税制改正でCO2税を導入することを検討していることが明らかになりました。エンジンの排気量で税額を決めていた今までの自動車税が1Km走行した時のCO2排出量に応じて課税するいわゆるCO2税に変わるのです。こうした方式は欧州と同じになります。そこで来年から欧州で販売するトヨタ「iQ」を思い出すと、エンジニアは必死になって1Lのガソリン車(5MT)で99g/Km(23.9Km/L)を実現したことを思い出したのです。なぜなら来年からドイツでは100g未満のクルマには自動車税が免除されるからなのです。

CO2税導入は日本では軽自動車潰しという反対意見がありますが、考えてみるとターボやハイブリッドなど排気量を可変させる技術が普及してくると従来の排気量別税制こそ時代にそぐわないかもしれません。レースの世界でもターボは1.7倍の排気量で計算されてます。1Barで過給すると排気量は二倍になりますよね。電気モーターアシストもエンジンの力を増幅させるので、パワーサプリメントです。このように技術が多様化し、燃料も多様化すると、エンジンの排気量だけでは環境負荷をフェアに測定することが難しくなります。現在自動車工業会や国土交通省、経済産業省、財務省などで検討されてますが、目先の利益で発言する人が少なくないのでなかなか前に進まないみたいです。

私見ですがCO2税ももうじき時代にそぐわなくなると思いませんか。思った以上に早く電気自動車の時代がきたら、自動車エネルギーの「Well to Wheel(井戸からタイヤまでの総合効率)」で計算しないと正しく評価できないのです。「排気量→CO2→XXX」と測定法が変わる必然性があるのは、化石燃料からの離脱が早急に行われる気配があるからです。CO2税もすぐに使えなくなりそうです。

どんな物差しが必要なのでしょうか?みんなで考えてみましょう。
Posted at 2008/09/03 00:39:40 | トラックバック(1) | 持続可能なモビリティ | 日記
2008年09月02日 イイね!

アイスランド

ロシアの次はアイスランドにいきます。ついにというか、ちょっと早いけど「ゴルフ6」の試乗会が行われるからです。ところでなぜアイスランドなのでしょうか。それにはちょっと理由があります。この島(小さな国)は自然エネルギーの宝庫なのです。現代文明の象徴である自動車を我々はあまりにも身近な存在としてつき合っているので、空気や水のように当たり前の存在ですね。でも自動車にはエネルギーは不可欠だし、消費したエネルギーは姿形が変わって異なる物質として排出されます。自動車を人間だとしたら、口に入れる食べ物と排便が問題となることはあたり前のことでした。

北緯66度33分。北極圏まであとわずかの大西洋上に、北海道と四国をあわせたくらいの面積の島があります。ここにはダイアモンド鉱も金鉱も存在しないし、白い砂浜が広がる美しいビーチもなければ、豊かな緑が生い茂っているわけでもない。ただ火山で覆われた原始の地球の姿を残しているにすぎないアイスランドは実は自然エネルギーが豊富に存在しているのです。

アイスランドは21世紀の持続可能な水素エネルギー社会の実現にむけた壮大な計画を持っているのですが、2003年4月24日にアイスランドの官民共同コンソーシアムが開催され、将来の水素エネルギー社会について世界各国から関係者を集めてワールドコンファレンスを開催したのです。

アイスランドでは地熱や水力など豊富な自然エネルギーを使い、多様な方法で発電してます。電気分解すれば容易に水素が作れます。人口わずか28万人のアイスランドでは使い切れないエネルギーを水素に転換し、北米と欧州全土に水素を供給する国家経済政策を明らかにしたのです。電気と水が豊富なので、水素を作りやすいし、アルミも低コスト低CO2で生産できる。次世代自動車に不可欠な要素が沢山存在するのですね。

まさに、持続可能な社会にもっとも近いのがアイスランドというわけです。ゴルフ6のレポートはエンバーゴの関係で10月26日までお預けですが、アイスランドレポートは楽しみですね。運がよければオーロラが見れるかもしれません。

おっと、その前にニュルブルクリンクに行ったり、ベルギーに行ったりと、9月も海外生活が長くなりそうです。エアフランスのエスパスラウンジで居眠りしないように祈ってて下さい。

Posted at 2008/09/02 22:48:31 | トラックバック(0) | 持続可能なモビリティ | 日記
2008年08月30日 イイね!

飛行機が、、、

 今、モスクワからの移動中ですが、たったいま大チョンボしました。モスクワからパリ経由で成田へ行く途中、シャルルドゴール空港ターミナル2Fのエスパスラウンジで、ブログを書いたりメールチェックしたり、原稿書いてたら、ついウトウトと。

 鼻ぶくチョウチンと歯ぎしりするほど爆睡してしまいました。

 気がつくとエアフラの出発時間を2分過ぎてました。あわててボーディングゲートに行くと、すでにオレの乗るボーイング777のドアが閉まり、グランドスタッフは「はい、おしまい」と冷たい視線を投げかけたのです。エスパスとエアフラは別会社なのでアナウンスはないし、ゲートのアナウンスは聞こえないし。
 
 どどどどしよう。

 深夜便があるそうなのでなんとかなりそう。

頭に来たので、ロシアの話しに切り替えましょうね。


「暗い、寒い、怖い」というイメージが強いロシア連邦(旧ソ連)の首都モスクワに初めて訪れました。国際モスクワ自動車ショーが目的でしたが、自動車以外にも大変興味深い国でした。今回動画サイトではSYEでアップ中ですが、9/26売りの「NAVI」でもしっかりとロシアのクルマ事情をレポートします。
 まずはクレムリンの印象から。赤の広場と言われるモスクワの有名な場所はとても美しい観光地です。広場の正面には1924年になくなったロシアの父、レーニンのミイラ(冷凍)が保管されているのです。このミイラは一般にも公開されているのですが今回は見ることができませんでした。もしかしたら、100年後にレーニンのDNAからクローン人間が作られ、再び社会主義にもどると期待するネオコンもいるみたいです(冗談)。

しかし、最近のロシアを引っ張っているのは元KGB長官のプーチンです。

 二度にわたる通貨危機を乗り越え、紙くずになったルーブルがいまではユーロと対等するくらい強い通貨になりました。勿論、原油の高騰がロシアの国力を高めているわけですが、プーチンは社会主義が崩壊した直後、資本主義になったときに膨大な利権を手にしたロシアマフィアと戦い、その利権を一部国営にもどしたことでロシア経済が奇跡の復活を成し遂げたのです。
 つよいプーチンに多くのロシア国民が支持しているのですね。グルジアではロシアが悪者に西側のメディアは報じているのですが、こちらの日系商社マンに話を聞くと、ロシア系住民が2千名も殺された、という事実は西側に伝わってないとのことです。でも、旧ソ連の時代から実に多くの民族と宗教が混在するロシアでは、紛争は絶えなかったそうです。
 グルジアの本当のところはよく分かりませんが、冷戦が再び始まるということはこちらでは感じられません。それどころか、急成長する自動車市場にロシアのビジネスマンと世界が注目しているのです。
Posted at 2008/08/30 00:15:45 | トラックバック(0) | 持続可能なモビリティ | 日記
2008年08月29日 イイね!

IQディーゼルは日本で売れるか?

 IQの1.4Lディーゼルはまさに魅力的なエンジンなのですが、トヨタとしては日本で売ることはできないのです。その理由はこのエンジンは現在ヤリスなどのコンパクトカーで欧州で販売してきたエンジンで、一本1万円もするピエゾインジェクターで改良したものです。さらに欧州規制ユーロ4~5を見据えた排気ガス性能になってますが、日本はご存じ、ポスト新長期規制をクリアしなければならないのです。新長期規制は2016年頃に施行されるユーロ6相当です。
 ところが、日産のエクストレールは新長期規制をクリアし、来月(9月)には日本で市販します。トヨタのディーゼルにはない低い圧縮比(16以下)がノックス発生を燃焼の段階で削減しているのです。つまり、トヨタが日本でクリーンディーゼルを市販するには、日産のような低い圧縮比のディーゼルを開発することが必要です。
 トヨタはしばらく乗用車ディーゼルの開発をサボっていたのでライバルに遅れてを取ったことは否めいないわけですね。でも、問題は日本にもディーゼルを売るという意志があるかどうか。トヨタは課題や方向を示せば、その対応も迅速です。ATが対応できない、価格が高くなるなど、日本のディーゼル車普及のハードルは低くありませんが、どうしても日本にはディーゼルが必要です。その辺の話は私の動画サイトで見て下さい。
Posted at 2008/08/29 05:42:04 | トラックバック(0) | 持続可能なモビリティ | 日記
2008年08月03日 イイね!

自業自得とは

結局、私の病名はウイルス感染による心膜炎と断定されたので、カテーテル手技は不要となったのです。まずは一安心ということになりました。しかし、胸が差し込むように痛んだ瞬間、いったい体内で何が起きたのかは神のみぞ知るということみたいです。
 榊原記念病院は他の病院とは違って徹底したチームワークで治療を行っているのには関心しました。病院の大きな問題はテクニカルには「医療ミスと院内感染」と言われています。そこでこの病院では患者の情報はすべてコンピューターで管理され病室の入り口にあるPCに職員のパスワードを入れると私のデータにアクセスできるのです。心電図から心臓CTスキャンデータまでの全データがデジタル化されているのですね。患者に投薬する時も、私の腕につけられたICチップと看護士のチップ、薬のラベルがなどがすべて一致しないとオーケーサインがでないのです。
 私が長い間担当しているポルシェやNSXのスクールもリピーターが多いので、彼らのテクニックをデジタル化してPCで管理するともっと良いかもしれませんね。そう、ドラテク・クリニックという専門病院を作ろうかしら。
 この病院は心臓専門なので同じフロアには多くの心筋梗塞患者がいて、患者が集まるラウンジでは「私は何個スティントを埋め込んだ」と自慢大会みたいに話しが盛り上がります。タバコ、お酒、糖尿病、高血圧など不規則な生活の自慢話に耳を傾けていると、私はまだ初心者だと思いました。でも、そんな生活を続けていると、いつの日か心臓に負担を強いているのですね。
 ある高齢者の患者さんは数個目のスティント手技施したばかり。先生の腕を評価できるほどの常連さんだ。でも血管はボロボロで次回は血管移植するかもしれないと自分の病気を解説する。こうなると気の毒というよりも自業自得という気がします。というのはそのおじさんはまだタバコをやめることができないのですから。

「兄ちゃん、この病院は外にでても敷地内は禁煙なんだよ。そんでな、警備がうるさくてね。近所のコンビニまでいかいと吸えねえんだ」

 熱も下がって体調もよくなると、急にタバコを吸いたくなりました。そのおじさんの言葉通り、夜中に外にでようとすると警備が「タバコでしょ!我慢したほうがいいですよ」。たまに何人か病院を抜け出してタバコを吸いに行くみたいだが、臭いで先生にばれてるみたいです。自業自得と言われるのはかっこわるいのでここは我慢することになりました。ここから禁煙生活が始まったのです。
Posted at 2008/08/03 13:41:12 | トラックバック(0) | 持続可能なモビリティ | 日記
twitter
スペシャルブログ 自動車評論家&著名人の本音

プロフィール

公式動画サイト StartYourEngines(http://startyourengines.net/) FB:https://www.facebook...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/11 >>

      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30      
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation