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頑固一徹カズですのブログ一覧

2008年05月05日 イイね!

Velibはハイテクよ

Velibはハイテクよ
Posted at 2008/05/05 01:22:44 | トラックバック(0) | 持続可能なモビリティ | 日記
2008年05月04日 イイね!

レンタル自転車

レンタル自転車いまパリジェンヌに人気があるのはレンタル自転車。あれよあれよという間にセーヌ川に沿った遊歩道の脇に自転車専用道が設置されてしまった。このレンタル自転車はヴェリブ(Velib)と呼ばれる戦略的な環境社会システムである。正直、パリに東京は負けたと思った。

さて、パリのヴェリブのシステムはどのようになっているのだろうか。基本料は登録料として5.5ユーロ(約880円)かかるが、実際の使用料は「時間と距離」により計算される。初めの30分はタダなので、うまくつかうとほとんどお金はかからない。30分以上利用すると5kmで2ユーロ(約320円)。

今年の7月でまる1年になるが、すでに利用者は半年で数百万人に達してしまうほど人気者。設置場所は目抜き通りならどこにもある感じだ。現在2000箇所に3万台以上の自転車が用意されているが、この自転車はとてもハイテクだ。盗難防止のためにGPSが装備されるし、オンボード・ダイアグノシス(自己診断システム)がつく。専用道路は500Kmを当面の目標にしているが、現在は70%完成している。こうしたシステムのインフラや運営には、環境税が利用されている。

パリジェンヌは、臭い排気ガスをまき散らす2ストロークのスクーターが減ったことが大気汚染が緩和されたと実感している。もちろん自動車の利用も減るので、CO2も削減できている。さらに渋滞も事故も減ると期待されている。

2年に1度開催されるパリサロン(自動車ショー)の会場付近は、世界でもっとも渋滞する場所だ。だが、今年はレンタル自転車と新しく設置されたトラム(路面電車)でスムースな移動ができそうだ。パリサロンにいくメディアの人は是非取材してくるといいだろう。あと、TGVに乗って西の都、ナント市も取材するならお勧めだ。

フランスはレンタル自転車だけではない。プジョー107やシトロエンC1を使った電気自動車のレンタル版(カーシェアリング)が、すでにラ・ロシェルの街で行われている。リーゼレックと呼ばれる官民のEV事業が行われているのだ。日本でも、道路特別財源や暫定税率使い方を巡って「道路を造るかどうか」なんて幼稚な議論してないで、フランスを見習って新しい都市交通を提案する政治家はいないのでしょうかね。
Posted at 2008/05/05 01:21:06 | トラックバック(0) | 持続可能なモビリティ | 日記
2008年05月03日 イイね!

日本のクルマ社会は脳死状態?

日本のクルマ社会は脳死状態?自動車の燃料であるガソリンの価格が最近は上がったり下がったり。これではまるでできそこないのエレベーターみたいだ。今日、世田谷のガソリンスタンドでちょっと燃費が悪い新型ジャガーXFーSV8の燃料タンクを満タンにした。気がつくとリッター171円。とんでもなく高くなった気がしたが、考えてみればドイツやフランスではリッター200円を超えているから、日本はまだ安いかもしれない。先月訪れたサンフランシスコでもガソリン代はガロン3.6ドル。日本流に換算するとリッター100円となっている。自動車への依存度が高いアメリカ人のお財布にはとても辛い価格となっている。

ところで、最近はクルマに関する明るい話題はほとんどない。道路財源を無駄使いしたり、これ以上新しい道路は造りにくいし、高速道路ではタイヤが飛んでくるし、横断歩道では携帯メールを見ながら渡るノー天気な歩行者がいるし、そんな歩行者がクルマとぶつかっても傷害が少なくなるように、クルマのデザインを工夫したり、ボンネットをエアバックで隆起させワイパーの硬い部分に頭がぶつからないように工夫したり、クルマと対向しながら走るほうが安全だと思う自転車乗りもいるし、まあとにかく日本のクルマ社会は脳死状態に陥っている。

環境問題では日本のエネルギー使用量の約25%は運輸部門で消費されている。さらに自動車を作る時に消費されるエネルギーまで計算するとその数はもっと多いだろう。その消費されるエネルギーのほとんどは石油に依存しているのだから、自動車は「自然環境への負荷」という点では明らかに悪者である。クルマを愛するものはその事実に背を向けてはいけないだろう。

つい先日、経済産業省の「ディーゼル乗用車の将来展望」を考える検討委員会で私が自動車の寿命は20年以上と述べると、某メーカーの技師(部長さん)は「それは言い過ぎ」と水を差した。我が家には18年目のNSXと11年目のメルセデスと、8年目のインプレッサがいるので、寿命20年説はあたりまえと思っていたし、欧米ではもっと長い寿命であると思う。しかし、この技師は自動車は消費するものと勘違いしている。もし、そのような考えでクルマを開発しているとしたら、とんでもない間違いを犯しているではないか。LCA(ライフサイクルアセスメント)で評価すると、某メーカーのエコカーはエセ・エコカーかもしれない。

しかし、クルマを単純に悪者にしても問題は解決しない。もしクルマがなかったら我々の生活はどのようなものになっているのだろうか。まるで19世紀の社会に戻ってしまったように人々は自由に移動ができなくなるはずだ。物も輸送できず、医療も食料も必要な場所に輸送できない。その結果、産業も停滞し経済は間違いなく衰退する。人が自由に移動でき、物資がスムースに輸送できる自動車社会は「豊かな生活」を支えてきた。しかし、ユーザーもあまり利便性ばかり追い求めることはできないだろう。行き過ぎると、安全と環境を両立するバランスが崩れてしまう。

日本は自動車技術は一流かもしれないが(これも疑問が残るが)、自動車の価値、自動車社会(モビリティ)の高度なマネージメントについては日本は遅れている。フランスでは交通権(LOTI法)が保障されながら、人々の移動の自由が規定されているが、違法駐車を放置する日本では道路の再配分は不可能だし、縦割り制度ではモビリティの連係はとても期待できない。自動車か公共交通かという二者択一になってしまうだろう。

私たちが暮らす社会はこの先どうなるのだろうか。もう、政治家やメーカーには任せておけないと思うのは私だけ?

Posted at 2008/05/03 01:36:49 | トラックバック(0) | 持続可能なモビリティ | クルマ
2008年04月11日 イイね!

古巣のスバルのおはなし

古巣のスバルのおはなしスバルが軽自動車の自主開発・生産から将来的には撤退し、トヨタグループの一員としてダイハツから供給を受けることになりました。以前からスバルのお偉いさんにそうすべきと進言してきたのですが竹中社長の時代にはできなかったことです。彼は軽自動車の商品企画のキャリアが長かったので、R1とR2まで作ってしまったのです。今度の森社長は生産畑と海外経験が長い人でその意味ではニュートラルに会社を経営しているみたですね。

スバルが軽自動車の開発から撤退するべきと思った理由はスバルがこだわる4気筒エンジンの660ccや四輪独立懸架のリヤサスのメリットが少なくなったからです。ライバルメーカーは3気筒でリジットアクスルのリアサスを上手にお料理しているのです。でも、R360から自動車メーカーとして出発したスバルが軽自動車の自主開発から撤退することは関係者には絶えられないほど辛いことだったかもしれませんね。しかし時代の流れには逆らうことができないのでしょう。

イギリスの伝統的な高級車メーカージャガーも、インドのTATA社に買収され、銀座老舗クラブ「Gレ」も新しい「Sゆりママ」が買いました。過去に縛られずに、ユーザーに新しい価値を提供することが新しいスバルの使命だと森社長は考えたのでしょう。欧州で販売が始まったボクサー・ディーゼルも好調で、経営資源の選択と集中が着実に行われているようです。若い頃にスバルに拾われ、スバルで育てられた私としては嬉しい限りです。

Posted at 2008/04/11 10:24:08 | トラックバック(1) | 持続可能なモビリティ | 日記
2008年03月23日 イイね!

世界で一番進んだ都市交通を持つ街~フランス・ナント市

世界で一番進んだ都市交通を持つ街~フランス・ナント市 大西洋に面しロワール川の河口に広がったナント市は先進的な都市交通都市として最近話題になっています。日本では道路を造るか否か、ガソリンを値下げするか否か?という尻尾の議論に終始していますが、フランスはもっとすすんでいるのです。
 先月、このナント市とパリ市の新都市交通を取材したのでそのさわりを紹介しましょう。詳しくは4月1日発売のモーターマガジン誌で連載している「持続可能なモビリティ」と私が主宰する動画サイト「StartYourEngines」を参考にしてください。
 本題に入ると、ナント市は1995年、それまで廃止していた路面電車(トラム~LRTライトレールトランジット)をいち早く復活させ、公共交通機関を整備しなおしたのです。その結果、市民の移動の自由と選択の幅を広げることに見事に成功しました。そして財政破綻していたナント市は復活を遂げたのです。
 写真は都市環状線に配置されたパーク&ライドの交差点の模様です。クルマで市内に入るのもよし、あるいはこの交差点に用意されたパーキングに駐車し、トラムか路線バスで市内に移動することもよし。もちろん市の狙いはクルマの流入を制限することなので、コストはパーク&ライドとトラム利用がお得です。ここにはスーパーマーケットもあるので、帰りは焼きたてのパンを買うこともできます。
 一方、市の中心部はどうなっているのでしょうか?トラムやバス、クルマや自転車や歩行者などが一見無秩序のように往来してますが、実はゾーン30(スピード制限30Km/h)なので、信号機がほとんどありませんでした。
 ナント市では道路配分の見直したり、景観を重視するなど市民の意見が反映されているのです。レンタカーで実際にクルマを使ってみましたが、クルマの使い勝手のよさは格別です。ここで暮らす人々は移動のしやすさのために、生活が活発に豊かになっているようです。パリもレンタル自転車が急速の普及し移動しやすくなりました。日本もフランスのように、交通社会全体の改革が必要なのですが、、。

Posted at 2008/03/23 21:37:23 | トラックバック(1) | 持続可能なモビリティ | 日記
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