
二代目メルセデスA/Bクラスのリヤ・サスペンションについてツイッターで議論になりました。正式名は“spherical parabolic-spring rear axle”(丸みを帯びた放物線形状の車軸懸架式リジットアクスル)。
イラストより中央は大型ブッシュを介してボディにリンクされ、前後力を負担する。後端はワットリンクで横力を受けるというユニークなもの。初代Aクラスが横転の可能性を指摘されたので、二代目は同じ二重フロアを使うものの、リヤ・サスペンションは一新されたのです。
ところが、実際に乗ってみるとFFとは思えないほどの低いNVH(ノイズ・バイブレーション・ハーシュネス)特性を実現しており、ウェット旋回制動でも、Wレーンチェンジでも意地悪なテストにも耐えているのです。
快適性とダイナミクスでは、さすがメルセデスと唸りました。ちなみにAクラスはタイヤ性能が若干物足りないので、コンチがつくBクラスとはすこし印象が異なりますが、基本性能はAもBもぐごく高いと思われました。
気になるCVTもCVTの嫌みをなくしてます。来年からメルセデスのFF車がたくさん開発され、ミニやシトロエンDS、あるいはアウディやアルファのライバルとなりそうです。
==============ツイッターlog==============
♦メルセデスBクラスがこんなにいいくるまだとは!一週間で1200km走破。乗り心地はCよりいいかも。宇宙一のFFだね。
♦年式は?二世代目の話しですが〜RT @kei_mk: @gankoittetsukaz A170に乗っているのですが、ひょこひょこして腰高な感じで後部座席の乗り心地がイマイチ良くないんです。 AとBだとホイルベースの影響で、そんなに異なるのでしょうか?
♦メルセデスBクラスのサスペンションの形式について間違って記述したので修正します。完全なトレーリングアームで車軸懸架式サスペンションでした。ただし後端はワットリンクです~http://twitpic.com/34dk9z
♦定義がむずかしいユニークなサスですね。メルセデスのエンジニアは昔のアーカイブから解凍したといってました。ちなみに、床下はサス下面すべて、空力処理されてました。QT @ogawa_motors: 前側の車体支持部は、http://twitpic.com/34dk9z
♦もともと二重フロアなので強度たかそうですねQT @afrotanaka: ありがとうございます。なかなかレイアウト難しいサスですね。フロアの真ん中は剛性確保し難いし、リセッションを上手くとろうとしたら前のポイントは高くしないといけないから、パッケージが難しい
♦横力はワットでうけてるみたいですQT @ogawa_motors: 前後入力は前側中央の支持部のみ。左右方向は前後の支持部。 RT @afrotanaka: 前後入力を何処で受けてるんでしょか?真ん中の黒いのはMTG ?まさか。トレーリングBUSHがないので、TBA系とは違います
Posted at 2010/11/08 00:23:01 |
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自動車技術 | 日記