2009年02月05日
ところでマツダのディーゼルはどうなっているのだろうか。あまりニュースにはならないが、昨年に発表した09年モデルのディーゼルは日本電装製のソレノイドバブル式インジェクターを使う。いままで高価なピエゾ素子が主流であったが、アンチボッシュ派の急先鋒である日本電装は安価なソレノイドバブルでも2000気圧の燃料噴射を可能としている。その意味では新しい2.2Lのディーゼルは純和製技術と言える。
気になるのは排気量が2Lから2.2Lに10%もアップされていること。世界的にガソリン車もディーゼル車もダウンサイジングがトレンドになっているにもかかわらず、排気量アップは時代と逆行すると思ったのだ。このディーゼルは2000気圧の燃料噴射とIHI製のバリアブルターボを持っているのが特徴だ。従来の2Lと同じ燃費(5.6L/100Km)であるにも関わらず最大トルクは330Nmから400Nmに向上している。
でも、開発部門を統括する金沢常務曰わく「このエンジンを企画した時はいけいけどんどんだった。現況では排気量アップは間違った選択だったかもしれない」と反省しているのは偉い!と思う。次世代ディーゼルでは基本設計から見直したすごいエンジンを開発中だとか。低い圧縮比でも自己着火し日本のポスト新長期規制やアメリカの厳しい排ガス規制にも合致するクリーンで燃費のよいディーゼルを開発しているらしい。
Posted at 2009/02/05 11:56:48 |
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