
マラベラでゴルフ愉しんでますが、高級別荘地帯に異変あり!です。マラガはUSAのNYから直行便があるくらいアメリカ資本が押し寄せてましたが、ここでもサブプライム問題が発生し、事態は深刻みたいです。
別荘の宣伝看板は英語は勿論でですが、アラビア語、ロシア語、中国語で書かれているのを発見したのですが、工事は中途半端で終わっているところが目立ちました。スペインも大変みたいです。
そうそう、2/11の早朝にリッツのホテルでドイツのTVニュースを見ていたらVWのウルフガング・ベルンハルト重役が古巣のダイムラーにもどったと報道してました。きっとチェッツの次ぎのCEO候補ですね。
まるでハリウッドスターのようなイケメンで赤いノータイのシャツと黒のスーツでカンファレンスしていたことを思い出します。トドのような愛嬌のあるチェッツとイケメン・ベルンハルトはどうこの危機を乗り越えるでしょうか?それにしても前CEOのシュレンプが残した宿題があまりにも多いようです。
でも、この裏側にはこんな噂もあります。もともとベルンハルト氏を起用したのは、BMWからVWにきたピシェッツィリーダー氏でしたね。彼がベルンハルト氏をクライスラーから引き抜いたのです。
でも現在のVWはポルシェファミリーが経営するようになり、アウディからきたヴインターコム氏がVWのCEOとなり、アウディ派が幅を利かせているみたい。きっとベルンハルト氏の居所がなくなったのかもしれません。
でも、欧米の人材交流は活発ですね。日本でいえば、ダイハツの社長がトヨタの社長になったり、トヨタからホンダの役員に引き抜かれた後でトヨタにもどって社長候補になったり、あるいはVWの監査役がドイツの首相になったり。ひと昔前は、タイヤメーカーの社長がVWの社長になったこともありました(VWのドクター・ハーン)。
日本では部品メーカーと完成車メーカーのヒエラルキーがあるので、絶対にあり得ないのですが、そろそろその常識をぶち壊す時期かもしれません。部品メーカーにも優れた人材がいますからね。
人材交流の話しを続けると、今回お世話になったVWのインターナショナルプレスのマネージャーはマリオブラザースに似ているので、自らマリオと名乗ってましたが、もともとポルトガルの田舎でラリーを始め、自動車ジャーナリストとなったのですが、最近彼はVWの広報に就いたのです。ジャーナリストから広報マンというケースは欧米では珍しくありません。泥棒が警察官をするのですか手口は知っているし、良い仕事しますよね。メルセデスのインへスターさんもそうでした。
たまには一人のゴルフもいいもんです。ナイスショットでも、カッコ悪いチョロでも、誰も見てませんから。ゴルフが終わってホテルのロビーでコーヒーを飲んでいると、へんな外人がニコニコして近づいてきました。きっとオカマかもと警戒したのですが、なんと彼はトム・クリステンセンでした。アウディでルマン7勝(?)という前人未踏の快挙を成し遂げた英雄です。トムとはグループAで一緒に組んでたので、懐かしい再会でした。
明日はV10のR8でサーキットも走ります。これより原稿モードに入ります。
Posted at 2009/02/13 00:54:42 |
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