
ここにアップした写真は衝突から人間を守るボディ骨格です。左がポルシェ・パラメーラ、右が新型Eクラスです。考え方は同じで、人間に近いところの鉄板は生存空間を維持するために変形の少な高抗力鋼板を使いますが、人間から遠いところはエネルギーを吸収させるために柔らかい鉄板を使います。また、荷重分散する必要がある部位は固い素材を使い、エアバッグなどのセンサーに荷重が素早く伝わるように工夫しています。
すべてが固いボディではいけないのですね。ここで問題です。
「皆さんは戦車とカローラに乗って時速50Km/hでコンクリートの壁(リジットバリア~無限大の質量)にぶつかるとしたらどっちに乗りますか?」
答えは明日書きますのでちょっと考えてください。
いずれにしてもポルシェもメルセデスも与えられたコストと技術の中で最高のボディ設計をしていますね。ちなみにメルセデスEクラスのエアバッグはアメリカ仕様が11個、欧州は9個が標準です。
側突 カーテン+チェスト(前後の乗員)+腰(前席)
前突 運転席+助手席+運転席のニーバック
Posted at 2009/03/27 15:18:44 |
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クルマの安全 | 日記