2009年06月03日
ニュルこぼれ話~その5
今年の予選は大方の予想を裏切ってフォードGTが僅かにポルシェGT3RSRを抑えてポールポジションをとった。しかし、これには事情があるのです。昨年のニュル24時間レースでは予選中に「ティアガルデン」と呼ばれる最後の長いストレートの先にある超高速コーナー(ギネスもの!)で死亡事故が起きたのです。その反省もあって今年は最高速度を280Km/hに制限するためにエンジンの吸気口の大きさを規制しました。しかし、クルマによってはリストリクターの大きさが不十分な場合もあります。
そこで主催者はまるでポリスのようにこの超高速コーナーの手前でスピードガンで速度を測っていたらしいのです。もし、280Km/h以上でたら、もっと厳しく規制され、レース本番に影響がでると予測されたのですね。
マンタイ・ポルシェはその情報をキャッチし、ストレートではスロットルを緩めたりして、切符を切られないようにしていたみたいです。ちなみに昨年私は乗ったレクサスLFAは300Km/hでてましたが、今年のインプは235Km/hくらいでした。
そんな訳でスロットル全開でタイムアタックしたフォードGTがポールポジションを取りました。レースではスタート直後よりポルシェの追い回され、ついに森の中のS字コーナーでスピン(私の目の前で起きました!)。あっけなく、後退しました。そうそう、このレースは旧ビッグ3のスポーツカーがでてます。クライスラーのバイパー。レギューレーションでV10エンジンを二気筒殺して「なんちゃってV8」で走ったりしてます。シボレー凝るベットも走ってましたが、元気がありません。今、世界のスポーツカーで注目株はアウディR8なのです。
Posted at 2009/06/03 08:38:42 |
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