2009年06月17日
むかしの人は「一期一会」でクルマを作っていたのでは?とふと思いました。
そんなことを思い出したエピソードがあります。
エピソード1)
売れなかったスバル・レオーネの衝突安全を担当していたエンジニアは「こんな売れないレオーネを買ってくれた人は大事にしなくちゃ」と考えて、必死に安全なボディを作っていたそうです。
エピソード2)
サンバーにエアバックをつけた時、人間をセンサーにしたくないので、展開が遅れないように、2002年ごろにサテライトセンサー(三ヶ所)を採用しました。当時はメルセデスくらしか使っていない高価なセンサーだったとか。
そのとき担当者に聞きました。「サンバーにコストをかけれましたね」と。「サンバーでは社内で反対する人がでてくるから、レガシィも含めてまとめてセンサーを変えてしまいました」とのこと。スバルの「一期一会」です。ちなみにレガシィとフォレスターは全車VDC(ESC)を標準装備しました。
*アメリカではESCは義務化
*欧州は法規制はないけどユーロNCAPでESCがないと満点とれません
*日本の普及率は最近は低下気味で約10%
エピソード3)
トヨタも日本政府がフルラップの法規を採用した90年代に、あえてオフセットが重要だと主張し、GOAを発表しました。和田副社長の信念でした。これもトヨタの「一期一会」です。
Posted at 2009/06/17 07:07:01 |
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自動車技術 | 日記