(朝日新聞デジタル 2016年2月5日23時59分)
【転載開始】
■同一労働同一賃金、実現できるの? 安倍首相がここに来て言及した狙いは・・・
安倍晋三首相が施政方針演説で掲げた「同一労働同一賃金」が、
与野党の論戦の焦点に浮上してきた。
首相は5日の衆院予算委員会で初めて法制化の可能性に言及。
非正規労働者の賃金底上げにつなげることで、
アベノミクスへの期待を高めたいという狙いがある。
だが、定義が明確でなく、
「年功序列」など日本の労働慣行に合うかなど実現には課題が多い。
首相は5日の予算委で、同一労働同一賃金について
「必要であれば法律を作る」と述べ、法制化の検討に初めて言及。さらに
「春に『同一労働同一賃金』実現の方向性を示したい。仕事内容や経験などが
同じであれば、同じ賃金を保障する『均等待遇』に踏み込んで検討する」とも語った。
同一労働同一賃金はこれまで、民主党が「格差是正の切り札」と主張。
政権は特に正規と非正規を同じ賃金水準とする「均等待遇」に後ろ向きだった。
ここにきて、前向きな姿勢を見せる背景には、非正規の待遇改善をアピールし、
消費増につなげて「アベノミクス」をより盤石にしたいという狙いがある。
だが、具体策は固まっていない。塩崎恭久厚生労働相は予算委で、
同一労働同一賃金について
「(仕事内容に応じた)職務給の中身や定義、評価をしっかりやるのが第一歩だ」
と述べるにとどめた。
5日に議論を始めた自民党のプロジェクトチームでも
「何をもって『同一労働』とするのか」など戸惑いの声も出た。
【転載終了】
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安倍首相の悪い癖なのですが、
「美しい国・・・」云々とか、スローガン的な言質が多く、
どうやるのかという具体策がなく声にしてしまうところがあります。
同一労働同一賃金とするなら、
全部を正規社員にするか、全部を非正規社員にするかどっちかですよね。
収入の開き(差が)が大きいだけに難しいでしょうね。
私が契約社員の時には正規社員と全く同じ仕事をして賃金は60%でした。
(正社員に仕事も教えていたので自分的にはそれ以上と思っていました)
Posted at 2016/02/06 12:12:32 | |
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