最近、2年目君が苦しんでる。1年目はいろいろ聞いて仕事を進められるけど、2年目というのはなかなかそうは行かない。もちろん、わからないところは一緒になって考えるんだけど、何でもかんでも教えると言うのは先輩社員として教えることはできなくて、考え方だけ教えて「やってみ」と崖に落とすこともある。最近係長になったMには最初からお前で考えろなんだけどね。
技術屋なので、検証結果というのが重んじられる。検証から得たものをどうやって商用に結びつけるのか。商用とまったく同じネットワークを組んでいれば、設定さえ間違っていなければ同じ結果が得られるが、通常は全く同じものは作れない。決められた予算というものがある。
ベンダーと協力して検証したり一緒に考えたりする。ベンダー(SE/SIer)からみると、ボクらはお客様の立場。ベンダーとしては検証は重んじるけれども、当てはめられないもので、適当なことは提案しないというのははっきりしている。ボクがベンダーでも同じ行動をとると思う。では、その答えを使う側として鵜呑みに出来るかといえば、そうでもなくて相関がありそうなものから推定するしかない。
さて、2年目君が苦しんでいるのは推定をどうやって出すのかということ。分散型コンピューティングでよくあるリバランシングと呼ばれる公平性を保ちながら同期を図るという操作。そこに1台のコンピュートを追加した時、どれくらい時間がかかるんだろうね、という命題がでてくる。ベンダーは検証ではこれくらいかかりましたけど、商用に適用する時、どれくらいかかるかは計算では出せませんという回答。まあ、そうだろうね。作業を行うということを考えた時、時間は未知数ですなんていうのは上司に説明するには通らない。ましてや商用に当てるわけだし。こういうところがテクニックとして残る部分で、台数をみるとか、転送速度をみるとかいろんな評価軸があるのでそれを使えば、それっぽい数字はきっと出てくるはず。2年目君は一応これで出してみようと思うと言ってくれてるのでそれで再度上司に説明をする予定です。もうちょっと標本があれば、回帰分析(超雑な説明:相関がありそうな変数を見繕って線形化する統計分析)なんて手法を使って何かできるかもしれないけど標本数が少なすぎるのであてには出来ない。
今は定型的な仕事をこなすようになってますが、定型外なところでつまづくのは当然。技術屋としてのテクニックでもあるし、技術屋がえてして不得意とする喋りのテクニックでもあるので身につけてほしいなとは思っています。
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