●ラノベ部1〜3
実は絵がう〜んと思いながらも、裏表紙の概要を読んで気になりつつ、後回しでいいやと思ってほおって置いて、さらに積み本状態になって不運な本なんです。
が、読むとこれがまた面白い。全体的なタッチとしては4コマ漫画っぽい仕立て方で、エピソードがそれぞれ短い。ちゃんと時系列には沿っています。主人公は誰なんだろう? 強いて物部かな。エピソードによって視点が変わるのでこれといった主人公はないです。全体的にのんびりゆったりまったりゆるゆる系。どうでもいい話題を深掘りするから侮れない。
お気に入りは無口系の藤原。赤面症の恥ずかしがり屋(長門が望んだ世界の長門っぽいキャラ)。表情には出さないけど実は結構ノリノリだったりとか。一人ツボにはまって笑っているのがかわいいんだよな。
それにしても「ゲシュタルト崩壊」の破壊力はすごいなw 「ゲシュタルト」いう響きだけでものすごいものを想像してしまいます。いわれてみれば「エニグマ暗号器」とか強そうじゃん! ドイツ語すげえ! だからといってドイツ語をもう一度覚えたいという気にはならないな。
●生徒会の火種
生徒会の一存シリーズの外伝。外伝だけど出てくる人は変わりません。宇宙姉弟と中目黒が追加されてるくらいです。
2年生の修学旅行は腹抱えて笑わせていただきました。なんで客車3段B寝台などというマニアックな設定なのかw 北海道から京都に列車移動ですから583系電車(現役)は絶対にないでしょう。客車3段B寝台なんて今ないな。修学旅行で巡の立ち位置がなんとなく変わりそうな気がして。杉崎の巡に対する評価が生徒会とは違うんだなと思って。修学旅行、満喫してるなあw 学を修めるところなんて微塵も感じなかったけどw
もう1つの大きな話は碧陽学園生徒会の第0章。人の日記を勝手に読んでそれを杉崎&知弦でつっこむというストーリー。なぜ人気投票システムなのかその謎が明かされる。
●とらドラスピンオフ!3
ぶっちゃけ、なかったことに・・・ 最後の木原と能登の話はよかった。二人とも同じところでつまずいて悩む高校生。でもお互いなんとなくぎこちなくて素直になれない。裏とらドラ!としてはいいなと思いました。後の話はパラレルであったり、どうでもよすぎる話だなあというのが印象。
個人的には亜美と実乃梨の葛藤が読みたい。亜美が竜児のことを好きになったのはストーカー事件後で、それを何となく悟っていたのは奈々子くらいで誰にも気付かれていない。一方、実乃梨はいつから? 夏休みの亜美ちゃん別荘一泊よりも以前だと思う。竜児と同じクラスになったときに竜児の名前を確認するようにフルで言ってるので、1年生の時からずっとなんじゃないかと思ってみたり。竜児が大河に取られて、二人取り残されて、ねえ。一番、読みたいところだと思うんだけどなあ。この二人は仲直りしたとも思えない終わり方してるけど、なんかあって仲直りしてるよね。竹ゆゆさん、書いてくださいまし。おねげえしますだ。
でも、もう『とらどら!』ないかもしれねえ・・・
竹ゆゆ作品で『わたしたちの田村くん』も面白いです。
Posted at 2010/04/18 21:06:23 | |
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