ルーフとボンネットに危険が迫る

我が家は森の中に有る為、秋が迫ると「コツン、コツン」と車の上に音を立てて落ちてくる奴らがいます。





台風14号の影響で、まだ色づいていないドングリが早くも随分と落ちて来ています。







今年は「チョッキリ」の発生が少なかったのか、夏の間に枝先ごと落とされたドングリは少なかったものの、強い雨風によって“ぼうし”からもぎ取られて落ちて来たものが沢山あります。

全体としては“生り年”のようなので、本格的に落果が始まるとパチンコ玉の上を走るような感じで玄関までの坂道を登りにくくなりそうです。






まだ緑色のまま落ちてきたドングリを眺めていたら・・・

ムフフ・・・

学校から帰って来た娘と一緒に、カマボコガレージのところまで降りて行くと・・・

期待していた物、当たり一面に拾いきれないほど落ちていました。





気候のせいなのか、いつもはことごとく“クリゾウムシ”にやられている我が家の“山栗”ですが、今年は虫に食われているものを探す方が難しいほどです。

山栗もドングリ同様“生り年”のようで、栽培種のように大きくはないものの、イガからこぼれ落ちた実はどれも色艶が良くて美味しそう。








数軒にお裾分けをした後、鬼皮と渋皮を剥いて早速“栗ご飯”にしていただきました。

粒の小さい山栗は剥くのに手間がかかりますが、味の濃さと甘さに富んで栽培種では得られない滋味に溢れています。

山栗もドングリも、車にエクボを作りかねない危険物ですが、秋の味覚という魅力には逆らえませんね。（ドングリは渋抜きが面倒なので食べませんが・・・）






でも、どちらも例年より時期が早い感じなので、冬眠前のクマが食べる頃には既に無くなっているかもしれません。

山の奥深いところに餌が沢山あれば安心ですが、できれば近くに降りてこないことを祈ります。