ゲートオープンの2時間前に着きましたので、駐車場内で仮眠。
前に来た「HONDA THANKS DAY」に比べると、車の台数も少ない。
ゲート近くの駐車場に停められました。
でもゲートオープン8時半でしたので、8時ごろ、トイレで歯を磨いてヒゲそって、ゲート近くに来てみたところ、この人だかり。
そんなに並ばなくても、、、とは思ったんですけどね。
でも8時半になって、すんなりゲートに入れました。
アジアのあの国の方々だったら、順番を待つという習慣がないので、大パニックになっちゃうんでしょうね。
ゲートを通過すると、F1マシン?がお出迎え。
どこのシャシーだろう?
レイナードみたいだけど、、、うーんよくわかりません。
スーパーフォーミラー(旧フォーミラーニッポン)のSF13、(FN09)も展示されていて、お子さんだけライドオンできるとのこと。
さすがに今回は、オッサン無理か、、、、(笑)
ここをくぐると、、、
レーシングコースのメインゲート。
コース脇に作られた、特別ブース。
ここは!
1987年仕様のフェラーリF187!
初めてF1中継をテレビで見たころの、憧れだったフェラーリ!
これ見るために鈴鹿に来たようなものです。
シャープなノーズと低いサイドポーンツーン。
当時のF1って、不細工なマシン結構あったんですけど、このフェラーリだけは、当時からもかっこよくて、しかもコーナーが速い!
1987年のマクラーレンTAGポルシェや、アロウズなんかも、かなりデカイマシンだったと記憶してます。
ゲルハルトベルガーとミケーレアルボレートのコンビでしたけど、ゲルハルト、速かったですよね。
グスタフブルナーさんがデザインしたマシン。
オーソドックスですけど、当時の時代の先端をいってたマシンです。
フェラーリを出てから、1988年、Rial Racingという弱小チームに移籍してデザインしたマシン
「ARC 01」。
ノーズは細く、サイドボックスは低く、マシンはできるだけコンパクトに、というコンセプト通りのマシン。
このマシン、当時もっとも非力なカスタマーエンジン「フォード コスワースDFZ」を使用していたのにもかかわらず、この年、アンドレ・ザ・チェザリスのドライブで、なんとデトロイトGP4位入賞!
もっと凄いのが、この年の最終線のオーストラリアGP。
「壊し屋」の異名を持つチェザリスは、この市街地コースで5位を走っており、6位を走行中だった「ベネトン フォード」を抑えていたんです。
なぜ凄いかというと、当時ベネトンは、フォードワークスの「フォード コスワースDFR」を使用しており、表彰台も常連でした。
そのマシンを市外地コースとはいえ、長いストレートが2本もある、アルバートサーキットでティエリー ブーツェンドライブのベネトンB188を抑えていたんですから。
最後は弱小チームならではでの凡ミス「ガス欠」でストップしちゃいましたが、、、
国際映像でもかなり放送されてましたので、総集編のDVDにも記録されているかな?
1989年、グスタフ・ブルナーは、またまた弱小チーム「ザクスピード ヤマハ」に移籍します。
ここでデザインしたのがこのマシン「ザクスピード 891」。
シャシー自体はいいと思うんですけど、当時のヤマハエンジンは、F1参戦初年度で、トラブルが多く発生し、満足にテストもできない状態だったそうです。
5バルブの「OX88」、F2マシンではHONDAエンジンと互角以上の性能でしたが、F1となると壁が大きかったようです。
鈴木 亜久里さんもグスタフ・ブルナーに文句を言っている映像が放送されてましたね。
でも、セットアップとメンテナンスはエンジニアがする仕事ですし、、、
1994年、ふたたびフェラーリに参加。
ジョン・バーナードが設計した1994年マシン「フェラーリ 412T1」なのですが、これが失敗作。
もの凄いデザイン料貰って、設計したのに失敗するジョン・バーナード。
この人なんなんでしょうね。
日本の会社だったら、窓際確定だ!
そこで急遽この412T1を再設計して直したのが「412T1B」。
第7戦から投入されて、なんと第9戦のドイツGPで優勝してしまいます!
凄いぞ!ブルナーさん!
車も小改修どころではなく、大なたを振るったことがよくわかります。
さすがだね!
2003年、トヨタに移籍して、設計したT103。
予選ではかなり速かった記憶があります。
弱小チームを渡り歩いたブルナーさん、ここで大規模チームで実績を作って、、と思っていたら、やはりここでも「バッタもん」のデザイナー、マイク・ガスコインが来て、トヨタを追い出されてしまいます。
こいつもジョン・バーナードと一緒で、給料と成績が比例しない、ボッタクリオヤジ。
世の中、こんなヤツばっかりだ。
今では、目立った仕事はしてませんけど、「お金が無くてもがんばる人」の1人で、F1界を支えてきた人だと思います。
ハーベイ博士、ブライアンハートさんも亡くなってなすし。
今ではこういう人、いなくなりましたね。
Posted at 2015/05/31 07:23:49 | |
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