クルマもバイクも大好きだったけど・・・なぁんか今はあんまり興味が無い。
最近はこんな書き出しばっかり・・・・・良いのか私!
・・・まぁねぇ「みんカラ」なんで良い訳無いよね(笑)
もうね20年程前の話しだけどその当時昼は工務店経営しながら夜は立ち飲みのバーでシェーカー振ったりしていた。
昼の仕事を終えてから夜営業に入る前に隣にある民藝割烹料理店で晩ご飯を食べるのが日課でもあった。
まあ割烹とは言え知り合いが経営してるお店で、ほぼ毎日の様に寄ってたから私専用の安い日替わり定食を用意してくれていた。
2階は全室個室であったが1階はホールがあり予約の無いお客さんや少人数のお客さんはそちらで食事を摂る感じだった。
当然いつも1人で訪れる私は1階のホールで日替わり定食を戴いていたのだがソコには新聞と雑誌が置いてあった。
もちろん少年ジャンプや週刊実話なんて置いてある訳も無く唯一置いてあったのが「暮らしの手帳」と云う戦後の昭和を彷彿とさせる主婦向けの月刊誌であった。
最初のうちは手を出さなかったのだが毎日料理が提供されるまでの待ち時間を持て余し、次第にページを捲る様になって来ていた。
その時に初めて「丁寧な暮らし」と云う言葉を知ったと思う。
当時の自分には対極にある縁遠い言葉だと思っていた。
今思えば雑誌そのものがこの「丁寧な暮らし方」を提案する様な内容であった様に思う。
何せその当時の私はホントに「雑に生きていた」と思うから、お金も雑に扱うし無駄遣いは酷かった。
お金が無くなれば稼げば良いや、程度にしか考えていなかった。
モノに対しても同じで大切に扱うとか云う感覚が欠如していたと思う。
何より今思うと怖いのが人に対しても同じ感覚でかなり「雑な人間関係」を築いていた事を思い出す。
そんな私に「丁寧な暮らし方」なんて絶~~対に出来る訳も無いと考えていた。
それから約20年後の現在。
妙にこの言葉が引っ掛かる。
引っ掛かると言うか・・・・なぁ~んかそう云う生活に対して憧れすら感じる様になってしまった。
最近はお金の無駄遣いもしなくなったし、モノは大切にしなくっちゃと思う様になった。
人間関係も丁寧に接する事が大切に思い始めた。
まぁホントに実践出来ているかと考えるとちょっと疑問符も付くんだけど・・・・以前に比べると大分とマシになっているとは思う・・・・(笑)
最近は「晴耕雨読」なんて云う生活も良いなぁ・・・・・などと考える様になり晴れた日は家庭菜園の果樹の面倒見たり芝刈りしたりと自宅の周りで作業している。
雨降りの日は読書と言いたいトコだけど残念ながらマンガ読んでるトコが少し悲しい(笑)
・・・いちおうマンガも読むと表現するからギリギリセーフ?
でっ、その家庭菜園なんだけどまだまだ1年目、去年の春から始めたの。
最初は苗木を植えたんだけどコレが何と言うか・・・・ホントに大丈夫かぁ? って感じの状態。
なんと言うか地面に50cm位の木の棒が突き刺さってるって感じの見た目。
「苗木屋の詐欺か? 詐欺なのか? 私は詐欺に遭ってるのか?」って本気で思った。
だって苗屋さんが言う様にこの木の棒が成長して果樹が成るなんて想像も付かない。
仕方ないので最低3年は面倒見て育ててみようと思ってた。
なのに1年目の今年、何と2本の果樹から桜桃と白桃が成り、梨も20世紀梨と豊水も実を付け、イチジクに至っては毎日2種類の果樹から平均5~7ケづつ収穫出来ている。
それが夏を迎えてから毎日40日以上も続いている。
もうね楽しくって仕方がない。
たぶんイチジクに関しては合計で300ケ程度は収穫出来そうな気配である。
ただし全然成長が遅い果樹も多いし葡萄は全て鳥かなんかに食べられて全滅させられた。
柿はまだ青いけど何とか少しは収穫出来そう気がする。
「桃栗3年柿8年」って言葉が有るけどよく分からんな。
とにかく毎日一喜一憂している今日この頃。
こんな事で喜んでいる自分自身が不思議でならないけど・・・・・(笑)
そしてその収穫後・・・・・食べ切れないぞ・・・・。
桃も梨もほぼ同時に実が熟すのでまだまだ少ないとは言え一度に食べるには難しい量、イチジク関しては毎日少量づつでも収穫するので余って仕方がない。
しかも栽培1年目、お世辞にも「美味しい」と言い切れるほどの旨さでは無い・
悩んだ挙句余った果実でジャムやコンポート作りを始めた。
・・・なんか農家のオバチャンみたいになって来た(笑)
期せずして「暮らしの手帳」の「丁寧な暮らし方」を実践する様な事態となった。
私、料理をするのは好きなのだがあくまで好きなのは自分の好みの味付けの「酒の肴」作りなのだ。
自慢じゃないがお菓子作りなんてした事が無い。
ネットで検索するとジャムの作り方として果実の重量の50%のグラニュー糖で煮込むとか書いてある。
ゲぇ~~! なにソレ! 嘘でしょ、また詐欺なの? なんか私、騙されてない?
イチジクの場合皮を剝いてから計量したら1キロ程はあったのでグラニュー糖500g?
いやいや、500ってスーパーで売ってる砂糖一袋分だぜ。
本気? 高血圧で投薬受けてる我が身なのに今後は糖尿病まっしぐらの生活が待っているのか? 丁寧になんて暮らしている場合じゃ無い!
あ~、でも余った果実も勿体ないし・・・・と言う訳で砂糖の分量を半分くらいに減らしてジャムを作ってみた。

皮を剥いたイチジクをとにかく煮込む。

木べらで潰しながらとにかく煮込む。

煮沸消毒した空き瓶に詰めたら完成。
あ、うん、割と美味しく出来た(笑)
何て言うか、あの道の駅とかで地元のお婆さんが作ってる「イチジク農家の佐藤菊江さんの無農薬手作りジャム」みたいな感じ。
まっ私の場合、意識低い系の人間なので全然気にせず化学肥料も殺虫剤もバンバン使っているけど。
無農薬なんて気にしてたらキリがないぜ!
と云う訳でコンポートも初挑戦。
コレもネット情報よりも砂糖少なめ水は入れずにワインのみで煮込んでみた。

最初は白ワインと砂糖とシナモン、でっ最後にレモン汁。

次は赤ワインで煮込んでみた。

この赤ワイン煮込みがウイスキーのロックに合う。

でもねぇ、見た目はタマネギみたいで美味しそうには見えないだよねぇ(笑)

梨はこんな感じで白ワインで煮込む。
うん、美味しい。
赤ワインで煮込んだイチジクのコンポートはウイスキーの肴にる(笑)
梨のコンポートはアイスに添えたりしても美味しいしアップルパイみたいにパイ生地で包んで焼いてみたい。
あ~やっぱり農家のオバチャン化している自分がオカシイ。
何時からこんな性格に為ってしまったのか?
・・・・・とっ云った様な感じで少しづつ憧れの「丁寧な暮らし方」に向けて前進している最近の私の日々のあれこれ
ようやく本題の「飲むの会」のお知らせ。
9月の20日いつもの第3土曜日
大体いつもの様に昼くらいから飲んでる。
雨の予報だけどテラスで雨降りを眺めながら「秋刀魚」を焼きたい。
今年はスーパーにもけっこう出回っているみたいなので絶対に食したい。
お外で焼き秋刀魚と日本酒って最高っ!
・・・・食べた事無いけどイチジクって焼いても食べれるの?