がっつり系も時には必要！番外篇

　２ヶ月程前に遡りますが、九州に行く用事があり、

現地のアテンダーとの出来事です。

　仕事も一段落着き、ちょっと遅めの昼食を摂る事

になりました。丁度アウトレットモール内にいた事も

あり、お店選びには不自由しませんでした。そんな

時、何故か無性に“長崎ちゃんぽん”が食べたくなり、

アテンダーにリクエストしました。やはりというべきか、近くにあるという事なので、

早速その店に向かいました。地元では有名人気店という事で、遅めの時間にも

かかわらず、店内はまだ混雑していました。座敷席に上がり、メニューを見ます。

麺や野菜やスープの種類などを細かく選べる仕組みのようです。ここはチャンポ

ンの他にも餃子やチャーハンも美味との事。たしかにそちらも豊富なメニューでし

た。色々食べたい所ではありますが、今夜も宴席を用意してくれているとの事な

ので、ここはやはりおとなしくチャンポンのみと決め、店員さんを呼び注文します。

　「チャンポン大盛り、野菜多めの、麺固め！」すかさずアテンダー女史が注意を

喚起します。「ここのは普通でも多めなので、大盛りや野菜盛りはやめた方がい

いですよ！私は小でも十分過ぎる位ですから！」店員さんも「普通にしておけよ

オッサン！」とその顔に書いてありました(笑)　しかし、寧ろこの状況が私を熱く

させました。「うーんにゃ！チャンポン大盛り、野菜多めの、麺固めで！ついでに

餃子もダブルで！」と何故か九州弁を発しながら、品数を増やしてしまいました(爆)

　店員＆アテンダー共々、「はいはい」と駄々っ子を見る眼差しで引き下がります

(苦笑)　程無くしてチャンポンが運ばれてきました。それが上の画像です。店員や、

アテンダー、他の客が優しい目で私を見ています。私はというと…。実はこの時、

軽い怒りに包まれていました。それは…「たったこん位の量で、大騒ぎすんじゃねぇ！」

というものでした(爆)　確かに決して“少ない”量ではありませんが、“ラーメン二郎”

で、常に「豚ダブル大ラーメン・野菜マシマシ！」を注文している私からすれば、ま

るで、お子様ランチです！そんな思いで怒りに震えながらもチャンポンをかっ込みます！

「うめー、うめいー、うおぉー畜生！美味いぜい！」怒るか褒めるかどっちかにしろ！と

言いたい所です(苦笑)　でも本当に美味しい！程無く餃子も運ばれてきました。アテン

ダー女史と二人で黙々と食します。そしてあっという間に完食！店員も女史もチョット

尊敬が入った眼差しに変わります。「凄いですねぇ」女史が話しかけます。しかしその

一言が、折角美味しくいただき、落ち着き始めた私のハートを再度熱くさせてしまいました！

「この位の男と思っているんじゃねえ！」怒りを収められない私は、また叫びます。

「海鮮チャーハン大盛りと餃子ダブル追加！(爆)」…ハッキリ言って子供です(大爆)

引きつった表情で、追加した品を置くと、店員は逃げるように厨房へと走り去ります。

そしてまた「うめー、ウメー、うおぉー畜生！美味いぜい！」とかっ込みます。

汁一滴、ご飯粒一つ残さず完食。「ふー美味かった」とリラックスモードに入ります。

店内は水を打ったように静かになり、坂本冬美の“また君に恋してる”だけが鳴り響

いていました…。

　「そ、それでは、ちょっと早いですが、宴席を用意してあるお店の方に行きましょう」

アテンダー女史が、よそよそしい態度に変わります。

しばらく続いた重苦しい移動中の車内で、その沈黙を破るべく私が口を開きました。

　「あの、今夜の宴席での食事ですが…」と私。

　「ええ、承知しています。気を使わずに残されて結構ですから」と女史。

ちょっと、声のトーンも冷たくなりました(苦笑)

「いえいえ、あのー、大盛りって出来ますかね？」(爆)

女史は青白い顔で、目を閉じていました。…気絶しているようです(追爆)

この日以降、アテンダー女史と連絡がつかなくなるのは、言うまでもありません(超爆)


と言う訳で、初夏のひと時の出来事でした。


でわでわ！