メーカー/モデル名 | ホンダ / フィットハイブリッド e:HEV ホーム(CVT_1.5) (2020年) |
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乗車人数 | 1人 |
使用目的 | 通勤通学 |
乗車形式 | 試乗 |
おすすめ度 |
4
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満足している点 |
<運転席から> (1)ドライバーズシートは、計った訳ではありませんが、シートサイズが少し大きくなった様な印象です。座った瞬間の座面の印象はちょっと平板?と感じましたが、直ぐに体に馴染みました。 シート作りの考え方を、点や線で支える構造→面で支える構造に変更した効果なのでしょう。お尻から腰の辺りがしっかりフィットしてくれます。 長距離ドライブでも疲れ難いことが期待できそうです。 (2)運転席の正面にあるマルチインフォメーションディスプレイはシンプルな表示とクリアな画面により、とても見易く、高齢者にも優しいモノになっています。 <視界> (1)最大の改善点はAピラーを細くしたことで、これまでのフィットと比べると、左右斜め前方の視界が劇的に良くなっています。これは、衝突安全性能はA'ピラー(三角窓の後ろ側のピラー)に負わせ、Aピラーの役割をフロントウィンドウを支えることに絞ったことで可能になった様です。 うちには初代フィットが有りましたが、右折時の右斜め前視界は絶望的なモノで、衝突安全と引換に右折時の歩行者等保護性能を失っていると、いつも感じていましたから、フィットユーザーには朗報です(Aピラーの太さは、絶大な安心感となってはいましたけどね)。 (2)フロントウィンドウ ダッシュボードを平板にしたこと等により、前方視界は、まるで箱型電車の運転席の様に広くスクエアになっています。A’ピラーが細くなったことと併せて、安全性が大きく改善されています。 なお、このフロントウィンドウは、遮音&UVカット機能付きとなっているようで、快適性向上に大きく貢献しているようです。実際、走行中の車内はとても静かで、アクセルを大きく踏み込んでも、エンジン音は遠くで小さく聞こえる程度でした。 (3)後方視界 バックするときに、モニターを使ってしまったので、物理的な後方視界は確認し忘れましたが、ウィンドウグラフィックを見る限り、バックモニター無しでも視界は良好ではないかと思われます。 (4)質感 車内の質感も向上しています。例えば、助手席前のグローブボックスの上に小物入れがあるのですが、その蓋の表面は厚みのあるソフトパッドになっていたりしますし、シート表皮の質感等もなかなかだと思います。 (5) フロントマスク ペットの犬のような感じで、写真やTVCMでは 何だかなぁ? って思ってましたが、意外に存在感がありますね。彫りの深さでしょうか。実物は悪くないです。ヘッドライトを縁取るシルバーの枠(デイライトですかね?)のデザインも結構イケてます(←もちろん個人の好みです。) |
不満な点 | (1) 前席アームレストがオプションになっているのは、このクラスではたぶん普通なのでしょうね。アームレストが無いと疲れ易いので、幾らなのか、後でカタログを確認すると、非接触充電装置とセットのオプションでLUXEにしか設定が無い様です。←ホントか?!見間違いですかね。 |
総評 |
新型フィットに試乗させて貰いました。 コンパクトカーにとってのベストな心地よさを追求したという今回のフィット。 試乗車はe:HEVのHOME、BASICの上のグレードで、5種類の下から2番目かな(従来のヒエラルキー的な考え方で構成されてはいないようです)。 他のグレードはSUV風のCROSSTER、ラグジュアリ系のLUXE、そしてオシャレver.のNESSということなので、このHOMEが一番の売れ筋グレードではないかと思われます。 一言で感想をいうと、このクラスの従来のイメージを打ち破ったプロダクトだと言えそうです。N-BOXが従来の軽自動車の枠を叩き壊したのと同様の取り組みを行ったのではないかと感じました。 |
走行性能 |
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1) 試乗した範囲では足がとてもよく出来ていると思いました。
定速走行中はもちろん、アクセルペダルを踏みこんだ加速中でも乗り心地はフラットですし、多少路面の荒れた場所やマンホールなどの段差を通過しても、ショックやハーシュネスらしきものを伝えてきません。車体の揺れがとても少ない足です。 試乗車はe-HEVで、エンジンやモーターにより前軸重量が相当重いと思われるのですが、停車に向けてブレーキングをしてもフロントセクションがユサユサする動きがありません。 ※ 1.3Lのエンジン車は、モーター等備えない分軽快感が期待できそうで、それはそれで確認したいところです。 (2)低速域からの加速は、基本的にモーターが担っているようですが、モーターの大トルクをドカンと一気に放出というわけではなく、何というか、抑制の効いた息の長い力強い加速というイメージでしょうか。 大きなトルクの塊を抱えてるような感じではありませんが、こういうジェントルだけど力強い加速感もいいものです。 ただ、高速域まで一気に伸びやかに加速していくイメージではありません。高速域はエンジンが担うので、そこは1.5Lなりということでしょう。 |
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乗り心地 |
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<快適性>
車内の静粛性の高さ、ショックやハーシュネスを遮断するしっかりとした足、質感が向上した室内等、クラスを超えた快適性を獲得しています。 ※舗装が荒れた部分を通過するとザーッというロードノイズが少し気になりました。室内の静粛性が向上したためでしょうか。 |
積載性 |
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積載性は従来からの得意項目です。センターターンクレイアウトにより、後席を畳んだ時などのスペースの広さ、便利さはお家芸ですね。
<後席> 177cmのワタシがドライバーズシートでポジションを確保してから後席に座っても、十分なスペースが確保されています。 頭と天井の間は手の平4枚程(座高は高いかもです(^^;)、膝前は握りこぶし1個以上です。 ほぼ同時に発売されたトヨタヤリスの後席が、座っていたくない程明確に狭いのとは対照的です。(カローラの後席スペースもかなり狭いというインプレを読みましたので、トヨタはこの辺りかなりの割り切りをした様です)。 それなりの身長の3人以上の使用が想定されるなら、フィットを選択することになるでしょう。 |
燃費 |
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試乗なので計測できませんが、マルチインフォメーションディスプレイには19km/L台の値が表示されていました。試乗車でこの値は驚きです。
ある程度スピードを出してみた感じでは、高速巡行燃費はあまり期待できないような印象を持ちましたが、単なる印象です。 |
故障経験 | 試乗です。 |
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