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2023年12月17日

忠臣蔵、実際には何があったのか、・・(-_-メ)

忠臣蔵、実際には何があったのか、・・(-_-メ) 年末になると必ずどこかの局で忠臣蔵を放映する。以前は新たに制作していたが、最近は俳優がいないことや金がかかるなどの理由で再放送が多い。今年は松平健の大石と田村正和の大石役が放映されていた。でもこの忠臣蔵と言うのは事件の後で創作された歌舞伎物で実際の話とは全く異なる。作り話なので浅野側は善、吉良側は悪とはっきり色分けされていて随所に武士道や人情、色恋、情けや涙の場面が散りばめられてこれでもかと言うくらいに見る者の情に訴えかけてくる内容になっている。太平の世で生活のさほどの不安もなく刺激に植えていた当時の江戸の町民は大喝采で喜んだだろう。そしてそれは300年後の今になっても変わらずに見る者の涙を誘っている。最近は欧米でも忠臣蔵のファンが増えているとか。大石たちは300年後になっても自分たちの話が語り継がれ南蛮人にまで称賛されているなんて思いもしなかっただろう。

しかし実際はどうなんだろう。比較的最近の事件で世の中も落ち着いた状態で起こった事件にしては明確な記録がなくどんなことが起こったのか明らかではない。浅野内匠頭は藩の行政には手を出さず女好きで痞えとか言う病気を持っていたと言う。痞えと言うのは胸が苦しくなって気が塞ぐ類の病気とか。当時の領主と言うのは政よりも家を絶やさないように跡継ぎを作るのが一番の仕事と言うので女好きは領主としては悪くはない。ただ商人の奥さんに手を出してトラブルになったりしたそうだから癖が悪かったのかもしれない。

吉良は高家筆頭で室町幕府の将軍の親戚筋と言う家柄で当時の幕府の礼式などを取り仕切っていた。石高は4,300石で公家などとの付き合いに金がかかるので俸禄だけではとても足りず各大名に礼式の指導を行って指南料を取ってそれに当てていたと言う。当時は指南料のように謝礼を金で受け取ることは世間で普通に行われていたことで賄賂云々は当たらないと言う。吉良はそこそこ因業なじいさんだったそうだが、領地では水防潅がい工事などを行い両民意は慕われていて忠臣蔵で描かれるようなふてぶてしい因業じじいではなかったようだ。それに大名が礼式でしくじれば指南役の吉良も無事では済まないので意地悪でうそを教えたりすることはないと言う。

浅野がなぜ吉良に切りかかったのかその理由は不明である。殿中での刃傷で浅野は即日切腹、赤穂浅野家は断絶になったが、吉良はお咎めなしでこの辺りから話は危ない方向に進んで行く。浅野家では城代家老の大石が籠城だの殉死だのなんだのとあれこれやるが、実際に大石の思惑は浅野内匠頭の弟を立ててのお家再興だったのだろう。しかし再興の話は思うように進まず急進派からは仇討ちをしろと突き上げられていい加減嫌になって京都の島原で女遊びをしていたのだろう。大石も大変な女好きで女中を孕ませたりもしているので女遊びは憂さ晴らしで好きでやっていたんだろう。大石は基本的に仇討には否定的でやりたくはなかったんだろう。奥さんの実家もいいところで生きていく道はいくらでもあったんだろう。

ではなぜ討ち入りへと動いたのだろうか。それは急進派を抑え難くなり急進派がとんでもないことをやらかすと本家の浅野家や親戚筋まで類が及ぶ恐れがあったことから自分が指揮を取って討ち入りを行って周囲に類が及ばないようにするためだったんだろう。また幕府は浅野側に世間の同情が集まり過ぎていることを憂慮していた。もしもそれが理由で何かが起これば幕府の権威は失墜する恐れもある。そこで解決策を考えた。それは赤穂浪士に吉良を討たせることだった。そのために吉良の屋敷を大川向こうの田舎に移して討ち入りがあった際に周囲の大名家に被害が及ばないようにするとともに討ち入りがし易いようにした。

当時の幕府の情報収集能力からすれば赤穂浪士の動きを把握するなどは容易なことだっただろう。それを放置していたのは討ち入りをさせるためだったんだろう。幕府の権威を守るために吉良をスケープゴートに仕立てたのだろう。そして赤穂浪士は思惑通りに討ち入りをして吉良を討ち取った。世間は赤穂浪士を義士と称えて留飲を下げてガス抜きをした。吉良家は改易、赤穂浪士は武士のメンツを立てて切腹、これで浅野と吉良の立場は平等となって世間の留飲も下がって万々歳となった。そして幕府の権威も守られた。

この事件で一番悪いのは誰だろうか。それは浅野内匠頭だろう。5万4千石の領主として300人の家臣とその家族、そして領民の平穏な生活に責任を持たなければいけない立場でありながら一時の感情に身を任せて刃傷事件を起こして多くの人間の平穏な生活を狂わせたのは誠に遺憾である。責任のある立場なのだから何があっても耐えなくてはいけない。吉良は浅野内匠頭が言う遺恨には身に覚えがないと言うが、事実かもしれない。痞えと言う病気が浅野内匠頭の刃傷の引き金になった可能性がある。今で言えば双極性障害とか精神病だったのかもしれない。そして一種の被害妄想で吉良に切りかかったのかもしれない。普通なら自分は腹を切らなくてはいけないし赤穂浅野は改易になるし、そんなことはしないだろう。吉良も因業だったとも言うが、殿中でぶった切られるほど阿漕なことをしたわけでもないだろう。

この事件の一番の被害者は話には出て来ないが、吉良の息子だろう。事件には全く関係なく討ち入りがあった時には赤穂浪士と戦って重傷を負ったのに実父を守れなかったのは誠に遺憾として信濃高島藩にお預けとなって21歳で病死している。要するに浅野内匠頭が我慢しさえすれば誰もが平穏な生活を送れたのにその我慢が出来なかったやつが最も悪い。でも浅野も病気だったのかもしれない。さっき言ったように双極性障害とか。

物語では吉良は最後まで未練たらしく討ち取られたが、実際は吉良の脇差には10数か所の刃こぼれがありかなり激しく抵抗したとか。仇討ちなど理不尽と思ったのかもしれない。また赤穂浪士の切腹も作法に則ったのは大石だけで他は刀を取ろうと手を伸ばしたところで首をはねられたり座ったところで首を討たれたりしたと言う。落とした首の髻をつかんで検視役に見せたり結構乱雑だったらしい。武士の間では世間で言うほど赤穂浪士が称賛されていたわけでもないのかもしれない。それでも赤穂浪士の討ち入りがあって片手落ちと言われた赤穂事件が何とかバランスの取れた形で落ち着いたのでそうすると討ち入りで最も利益を得たのは幕府、つまり当時の将軍であった綱吉と言うことになる。だからやっぱり赤穂浪士の討ち入りは幕府が裏で仕向けたのだろう。それがために記録などは抹消されてしまって細かい事情が分からないのだろう。

※ これはすべて個人の考えたことで特に何らかの証拠などがあるわけではありません。念のため一言申し添えます。

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Posted at 2023/12/17 23:18:35

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