安倍晋三首相とオーストラリアのターンブル首相が18日の首脳会談で意見交換した訪問部隊地位協定(VFA)は、締結が実現すれば、日本にとって初のVFAとなる。これまでも豪州との安全保障協力は“初物尽くし”の歴史で、英国など他の先進民主主義国と協力を進める上で重要なモデルケースになっている。
ターンブル氏は首脳会談に先立ち、安倍首相の案内で千葉県の陸上自衛隊習志野演習場を訪れ、特殊部隊「特殊作戦群」の訓練を視察した。テロ対策に関心を持つターンブル氏のリクエストで実現した。「極秘中の極秘」とされる特戦群を他国首脳が視察したのは初とみられ、両国の強い関係を印象付けた。
中国の軍拡と海洋進出という共通の脅威を背景に、「準同盟」関係の土台は着実に強化が進んでいる。
日本は第1次安倍政権時代の平成19年、米国以外では初めて安保に特化した首脳間の共同宣言を豪州と発表。共同訓練などで物資の融通をスムーズにする物品役務相互提供協定(ACSA)も25年、米国に次いで2番目に締結した。防衛省幹部は「VFAも日豪でまとまった後、それをモデルに英国と話を進める流れになるだろう」と語る。
自衛隊と豪州軍の大規模な共同訓練も定例化している。海自は20年から豪海軍主催の多国間海上共同訓練に参加し、陸自は27年以降、米豪合同軍事演習「タリスマン・セーバー」に部隊を派遣。今年は豪空軍の戦闘機が来日し、空自と共同訓練を行う予定だ。
豪州はターンブル首相の就任後、次期潜水艦の機種選定で日本提案の「そうりゅう型」採用を退けた。日本が力を入れる初の大型武器輸出案件だっただけに、安保協力に陰りが差したが、防衛省幹部は「数ある案件の一つにすぎない」と語る。 (千葉倫之)
アジア、太平洋地域で日本が価値観を共有できそうな国は米豪くらいしかないだろう。後は「敵の敵理論」でインドか。日本は日米英豪と言うアングロサクソン系の国との同盟関係を深めようとしているが、周りを見ると明治以来どうして日本が欧米ばかり仰いできたのか分かるような気がする。豪州も中国が金づるなので難しい立ち回りもあるだろうけどぜひこの日米英豪を基軸とした同盟関係を強固なものにしていただきたい、・・(^。^)y-.。o○。
Posted at 2018/01/19 14:08:40 | |
トラックバック(0) |
軍事 | 日記