外に持ち出すことを前提として導入したTransbook T100HA。
前回「導入編」ということで、スペックなど基本性能をご紹介しましたが
今回は「使い勝手」について少し書きたいと思います。(^_^)
CPUやメモリ容量など、タブレットというジャンル向けに振られていますが
基本的には「Windowsパソコン」と全く同じことが出来ます。
1点大きく違うのは、内臓されているストレージで
HDDではなく、SSDでもなく、「eMMC」というものが使われています。
eMMC は、HDD や SSD とは接続インターフェースが異なり
実際のデータ転送速度では劣っていますが
読み込みや書き込みの速度はデータ転送速度だけでは決まらず
読み込み。書き込み処理にかかる時間の長さによっても決まります。
その点 eMMC は SSD と同様にフラッシュメモリを応用したものなので
HDD のよう複雑な構造ではなく、読み込みや書き込み処理時間は短いです。
ストレージを速度が速い順に並べると「SSD、eMMC、HDD」 という感じでしょうか。
SSD には HDD よりも消費電力が低いというメリットがありますが
eMMC は SSD よりもさらに低消費電力ということで
バッテリーで駆動時間が長く取れ、外に持ち出す時のメリットが大きくなります。
問題点としては、容量が小さいことかな?
私のTransbookのCドライブは64GBしかありません。
この中にWindows10やアプリケーションをインストールしているワケですが
工夫を凝らしてCドライブの消費容量を圧縮する必要があります。
プリインストールの不要なアプリケーションなどを削除し
Cドライブの使用容量をなんとか約20GBに圧縮しました。
この辺りは昔取った杵柄、PCを自作していたころの経験が役に立っています。(^^
というコトで、本体のmicroSDスロットに16GBのメモリーカードを刺し
後からインストールするアプリケーションや加工データ、
ウェブブラウザのキャッシュファイルなどはそちらを使うようにしています。
50Dで撮る写真のRAWデータはファイルサイズも大きく、枚数も多いので
持ち歩きにはCドライブと同じ容量の、64GBのUSBメモリを使っています。(^^;
朝晩の通勤電車でRAW現像そして、バッテリーの持ちを検証してみます。(^^
満充電の状態で作業を始めて
朝晩ともに1時間ずつ使ってバッテリー残量は50%くらい。
写真にして300~350枚くらいですが、まずまずな感じですね。(^^
RAW現像中のCPU稼働率は95~100%、2.2~2.3GHzで動作しています。
インテルのAtomプロセッサは一応クアッドコアですが、フル稼働です。
まあこれは「Core i シリーズ」のCPUでも同じ感じなのですが
低消費電力なAtomはファンレスなのでファンが回る音などは一切せず
「Core i シリーズ搭載機」とは違い、電車の中などでも気になりません。(^^
そのまま充電せずに、翌日の朝もRAW現像・・・
同じく、朝の電車で約1時間使ってバッテリー残量は12%ほど。
これ以上のRAW現像は作業が中途半端になりそうなので
帰りの電車ではWEB閲覧などに使いました。
これなら1~2泊の車中泊旅でも、充分使えそうですね。
AndroidやiOSのタブレットと違い、パソコンライクなWindowsタブレット。
いろいろカスタマイズが出来るのも、私的には面白く、良いオモチャです。(笑)
次回はネットワーク回りについて、少し書きたいと思います。(^_^)