さてさて。
前回はDocomoの公衆無線LAN(Wi-Fi)を使ったネットワーク接続と
スマホ(XperiaZ4)のWi-Fiテザリングでのネットワーク接続を試しましたが
今回はスマホのBluetooth機能を使った「Bluetoothテザリング」を試します。(^^
Bluetoothと言えば、今ではナビさまにもその機能が搭載されています。
i-Pod TouchなどからBluetoothを使ってワイヤレスで接続し
ナビさまの画面でi-Pod Touchをコントロールして音楽が聴けたりします。
スマホを接続すれば電話帳を操作したり、ハンズフリー通話が出来たりと
なかなか便利な世の中になっています。(^^
実はこのBluetoothを使い
スマホの回線を共有してインターネットに接続する
「Bluetoothテザリング」という方法があります。
これはスマホと子機(Transbook)をWi-Fiの代わりにBluetoothで繋ぎ
スマホの回線を共有してネットワークに接続する、というものです。
「Wi-Fiテザリング」との大きな違いは1対1での接続しか出来ないことと
スマホー子機間の通信速度が格段に遅いこと。(^^;
Wi-Fiテザリングでは54Mbps以上の速度でスマホと子機を接続し
しかも子機の数は最大5~10台が同時に接続出来るという
家で使うWi-Fiルーターと同じくらいのことが出来ますが
Bluetoothテザリングでは子機は1台、通信速度は最大でも3Mbpsくらい。
スマホの回線を共有するには圧倒的にWi-Fiテザリングの方が有利です。
ただし、1点だけBluetoothテザリングが有利なことがあります。
それは
「スマホのバッテリーの持ちが格段に良い」こと。(^^
Bluetoothテザリングの場合、スマホ側は常時ONにしていても
ぶら下がる子機からの通信がないときは、殆どバッテリーを消費しません。
私の実験では朝の通勤電車の中で1時間ほどBluetoothテザリングを使って
Transbookでインターネットを使った場合でも
スマホのバッテリー消費は20%ほど。
これはWi-Fiテザリングの場合の、約半分くらいでした。
また、フツーにスマホでインターネットを1時間ほど使った場合
バッテリーの消費量は30%ほどでした。
バッテリーの消費量順に並べてみると・・・
Bluetoothテザリング+Traansbook<スマホ単独通信<Wi-Fiテザリング+Traansbook
という感じになりました。
スマホ単独の通信はスマホの画面を点灯させている分バッテリーを食いますが
スマホ画面が消えていても子機との通信で電気を食うWi-Fiテザリングよりはマシで
スマホ画面が消えていて、子機との通信で電気を食わないBluetoothテザリングが
一番バッテリー消費が少なかったんじゃないかと思います。(^^
ただしスマホ回線のデータ通信量で見ると
スマホ単体での通信が一番データ量が少なく
Wi-FiテザリングとBluetoothテザリングは同じ、ということになります。
これはスマホ単体ではスマホ専用ページを表示するのでデータ量が少なく
Transbookを使った場合はウェブブラウザなのでデータ量が多くなる・・・
ということだと思います。
バッテリー消費が少なく、データ量も少ないのは
「Bluetoothテザリング+AndroidタブレットoriOSタブレット」というコトになります。
これはAndroidタブレットとiOSタブレットは
データ量の少ないスマホ(タブレット)専用ページを表示するためだと思います。
先ほど「Bluetoothテザリングは速度が遅い」と書きましたが・・・
ゲームなどをバリバリやるには遅延が気になると思いますが
単にWEBページを見たり、ブログを書いたりする程度なら
3Mbpsというスピードでも、実は全然気になりません。(^^
逆にBluetoothテザリングはONにしたままでもバッテリー消費が少ないので
スマホをカバンに入れたままでもTransbookを開けばすぐにネットが使え
使い勝手は格段に良くなりました。
また、Bluetoothではファイル転送も出来るので
スマホで撮った写真をTransbookに転送し
Bluetoothテザリングを使ってblogを書く・・・なんて使い方も
スマホのバッテリー消費を抑えながら
大きな画面とキーボードがあるTransbookで出来るようになりました。(^^
「老眼対策に、出先でも大きな画面が使いたい」
「でもそのために、新たにモバイルルーターの契約はしたくない」
というのが、実はTransbook導入の一番の目的だったのかも知れません。(笑)
スマホのバッテリー消費には優しいBluetoothテザリングですが
スマホ回線のデータ通信量が格段に大きくなるのはWi-Fiテザリングと同じなので
公衆無線LAN(DocomoWi-Fi)なども上手く組み合わせながら
Windowsタブレットでのネットワーク接続を使っていこうと思います。(^_^)