昨日は抵抗器を使って砲弾型LEDをパイロットランプにしようと実験しましたが
抵抗器の場合は電圧の変動によってLEDに流れる電流値が変わるので
目に見えるところではエンジン回転数によって明るさが変わったり
見えないところだと寿命が短くなったりするのが気になりました。
そういえば昔のLED工作で部品が余ってたなぁ、というコトを思い出し
ちょっと在庫を探してみたところ、CRD(定電流ダイオード)がありました。
見ると「103」と「153」の2種類が数本ずつ残ってました。
このダイオードの仕様は、というと
■E-103
・ピンチオフ電流(パルス測定値):10mA typ(8.00~12.0mA)
・定格電力:300mW
・最高使用電圧:25V
・逆方向許容電流:50mA
■E-153
・ピンチオフ電流(パルス測定値):15mA typ(12.0~18.0mA)
・定格電力:300mW
・最高使用電圧:25V
・逆方向許容電流:50mA
という感じ。
どちらもDC25Vまでの電圧を掛けると300mWの電気を使いつつ
「103」では10mA、「153」では15mAの定電流を発生します。
砲弾型LEDの定格はだいたいが20mAなので
3粒直列にするには103を3個並列か、153を2個並列にすれば良い
というコトになります。
今回は1粒なので20mAが最高輝度と考えて103を2個並列でも良いんですが
就寝中にギンギンに点いていてもジャマなので15mAで光らせます。
というコトで
「E-153]を1個、LEDの足が長い方(プラス側:アノード)にハンダ付けします。
CRD(定電流ダイオード)にも極性があって
本体に入っている青い線の位置が近い方の足がマイナス側(カソード)で
線が遠い側の足がプラス側(アノード)になります。
CRDの線が遠い側からプラスが入り、線が近い側からLEDに電気を供給するので
写真のように直接ハンダ付けしました。
間違いがないかACアダプター治具で点灯確認。
うむ、問題なし。(^_^)
ショートしないように熱収縮チューブをそれぞれの足に被せて
さらに上から一回り太い熱収縮チューブで保護しておきました。
これでCRDが取れることはないでしょう。
流星号に工具をもって行き、取り付け部に穴あけ。
照明用スイッチの間にΦ8の穴を開けました。
LED固定用の部品を付けて・・・
開けた穴に差し込み、後ろ側からロック用部品を付けて固定。
DC12V用の端子台給電側のプラスとマイナスに
ハンダ付けしておいたコードを接続して取り付けは完了です。
ポータブル電源を持ち込んでケーブルで接続。
12V側の電源をONにすると・・・
ちゃんとLEDが点きました。
写真ではかなり明るめに見えますが、実際はそこまで明るくなく
周囲が暗くなり始めたなかでも眩しいということはありません。
「E-153(15mA)」にして正解でした。(^_^)
持ち込んだsnowpeakのほおずきを点けてみても
ギンギラな感じではなく、ジャマにならずいい感じです。
天井の前側2灯を点けてみました。
パイロットランプなしの時の消費電力が6.85W、ありの時が7.08Wなので
追加したパイロットランプ分は0.23Wというコトになります。
ポータブル電源の電圧が13.3Vなので0.23W÷13.3V=0.01729A。
パイロットランプ分で0.0173A(17.3mA)増えたことになりますね。
おおよそ計算通りになっていると思います。(^^
リアバンパーからの給電時も確認。
肉眼で見た感じでは明るさは変わっていないように思えました。
リアバンパーからの給電時はレギュレータが12Vをほぼピッタリで作っているので
電圧はポータブル電源よりも1.3Vほど低いハズですが
CRD(定電流ダイオード)のお陰で同じ明るさを保っていると思います。
今回の夏休みの工作は本日で完成とする!(笑
なんとか8月中に、思ったモノが出来上がったかな?
そのうち実戦での使い心地などをアップ出来ればと思います。(^^