英語も日本語も、どの言語も文法は有ります。
でも、
文法は言語を難しくする為に有るのではありません。
どうすれば自分の言いたいことが、間違われずにうまく相手に伝えることが出来るかという為に、長い年月の末出来上がったものなのです。
単語力ですが、中学校で習った単語だけでも日常会話の90%くらいは問題無く出来ます。
日本語でも例えば「饒舌」などという読み書きするのも難しいような単語は存在し、1語で簡潔に表現出来るのでしょうが、ようは「よくしゃべる」という程度の意味だったりします。
そしてそんな単語を使うことにより「あっ、この人は教養が有るな。」と思うことも有りますが、日常会話でそんな難しい単語使っても、相手がその単語を知らなければ会話が止まってしまい、逆にシラケてしまいます。
英語でもそういった単語や慣用句、熟語は有ります。
モチロン、良く使う単語や表現は覚えるにこしたことはありませんが、その単語の意味を幾つかの知っている単語で言い表せば伝えることが出来ます。
私がこの「英語が話せるようになる マル秘 の方法」シリーズでお伝えしたかったのは、この点です。
その為に「救急車」や「コーヒーカップ」のことを書いたのです。
自分の知っている簡単な単語や言い回しで何かを説明する、最も言いたいことを最初に持って来る、といったことをチョット心掛けるだけで、グンと会話が楽になります。
そして、このトレーニングに適していると私が気付いた最も簡単な方法が、シリーズ一番最初の画像の
「英英辞典」なのです。
英英辞典と聞いただけで拒絶反応の出る方がほとんどと思います。
でも、英英辞典にもピンからキリまで有り、ピンは英文科の学生が使うような高度な内容のものから、キリは小学生の国語辞典のようにかなり簡単な単語や表現だけで書かれている初心者用も有るのです。
私が使っているのは、中学・高校生用の簡単な物で、日常的に使う単語はほとんど出ており、イラストも多く、何よりも説明に使われている単語自体が中学生レベルなのです。
自分の知っている単語を引いてみて、どんな風に書かれているか読んで見ると、
「へぇっ~、こんな風に説明したら伝わるのか!」 と、
“目から鱗” 状態になると思います。
そして出来れば、その説明を一度読んだ後、今度は自分が誰かに説明しているつもりで声を出して、必要ならジェスチャーも加えながら読んで見ましょう。
もし説明に使われている単語で解らない語が出て来たら、その単語を更に引いて見れば良いのです。
そして一度引いた単語は
蛍光ペン などでマーキングしておくと、励みになりますよ。
この練習をしばらくしていると、映画などのセリフで「オヤッ!」と気付く単語が時々出てくるようになります。
その時に意味を思い出せなくても、何となく場面の流れで何を言っているかは想像が付くようになると思います。
そして後でまたその単語を引いて見れば、完璧ですね!
「間違えたら恥ずかしいから。。。。」という恥ずかしがりなアナタ、恥ずかしがりというのは、もちろん「おくゆかしい」という見方も有りますが、逆の見方をすると「プライドが高い」ということでも有るんです。
自分を「周囲から良く見られたい」ということで、「な~んだ、出来ないじゃん。」と思われるのがイヤだということですよね。
私も海外で仕事を始めた30代前半まではその意識が強く、人前で英語を話すなんてトンデモナイことでした。
でも、大して英語が出来ない友達が、現地の人達の間に入って楽しそうに会話して人気者になっているのを見て、愕然としてしまいました。
その時に気付きました。
「自分が思うほど、誰も他人のことを気にしていない。」のだと。
だから少々間違えようが、誰も相手に完璧な文法なんて期待していない。
黙っていちゃ何も伝わらない。
言い間違えたら、言い直せば良いだけです。
大事な点が伝わっているか不安なら、別の言い方で相手に確認してみれば済みます。
以上、3回に分けてチョットした“コツ”のようなものを書いてみたのですが、如何でしたか?
少しでも良いですから、一歩踏み出してみましょう!
きっとアナタの英語が意外と通じると判ると思いますよ。
最後になりましたが、拙い駄文に最後までお付き合い下さった皆様、どうも有難うございました。
(^m^)b
Posted at 2008/06/29 11:40:38 | |
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外国語なんて怖くない! | ビジネス/学習