車もバイクも大好きだけど、謎の袋も大好き。
う~ん・・・。
意味が解らん・・・・、とっ、思う(笑)
・・・、30代の頃、よく飲みに出掛けていた。
だいたい、週に5日くらいのペースで出ていたと思う。
しかも、私は行った事の無い、知らない飲み屋に飛び込みで入るのが好きであった。
お店選びも、次にどこに行こう? とっ、なってから、「んじゃ・・・、次の角左に曲がって、右側の通りの6件目。」などと言う、お店選びが常であった・・・。
とうぜん、ハズレのお店の方が多い。
でも、知らないお店が好きなのだ(笑)
もちろん、鳥取と言う狭い街なのでボッタクリに遭う事など無い。
なので、一晩で5~6軒くらいのハシゴ酒が多かった。
知らないお店に入って、まず、聞かれる事は決まっている。
「お客さん、どこの人?」と「お客さん、お歳はいくつなの?」そして「お客さん、お仕事は何しているの?」・・・、とっ、だいたい、この3点はセットで聞かれる・・・(笑)
どこの人? てっ、言う質問には、正直に鳥取のどこそこ、っと、答える。
これは、一つは地元の人間なので、無茶な会計は止めてねって、言う、意思表示である。
もちろん、お店を気に入れば常連さんになるかも・・・、と云う期待でサービスも良くなるからである。
次の、お歳は? と言う質問には、たいがい、20くらい上の年齢をサバ呼んで答えていた。
35歳くらいの時は、「いま・・・、52歳、歳よりは若く見られるけど・・・。」などと適当に答えていた。
最後の、お仕事は? の質問には、こちらも正直に、大工、とっ、答えていた。
んっ、でっ、ようやく・・・・、本題に戻る。
その当時、仕事が大工と答えると、決まってこれを聞かれた。
「大工さんが腰に付けている、袋、何が入っているの?」
最初の内は、何を聞いてくるのだコイツは・・・、とっ、思い「あっ、アレね、お弁当が入ってるんだ。」とか、「トイレが無い現場が多いから、紙オムツが入っているの。」とか、適当な事を言っていたのだが・・・・。
実際、結構な頻度で、この質問をしてくる女の子が多い。
・・・・、そんなに、あんな袋に興味があるのか?
小汚いオッサンや、茶髪のニーチャンが腰からぶら下げている袋の中身が気になるのか?
不思議である・・・。
もちろん、仕事中にぶら下げているので、ファッションで付けている訳では無い。
アレには大切な仕事道具が満載なのだ。
とっ、言いつつも・・・、実際に現場で働く人以外には、あまり知られていないかも知れない・・・、謎の袋。
本日は、その秘密を公開するのだ。
その昔、フリーメイソンとやらは、「石工の組合」だったらしい・・・。
当時の建築に従事する人達の、技術や知識は門外不出の最新の工学でもあった。
とうぜん、その道具の使用方法や、モノサシなどは決して、人前には晒さなかった。
そう云った、建築の技法や、知識を守るために作られたのがフリーメイソンである。
・・・・・、てっ、マンガの本に書いてあった(笑)
しかし、本日、私因幡屋はその秘密の一端を皆様に公開するのだ。
今日の私のブログを読んでいる人達は幸せ者である・・・。
・・・・、スイマセン、ホント、適当でして・・・。
まず、この謎の袋の名称・・・、地域により呼び名が違う可能性もありますが、私達は「腰袋。」と、呼んでおります。
20年ほど前までは、大工さんは「釘袋。」と呼ぶのが一般的でしたが、最近は腰袋(コシブクロ)が一般的です。
そして、たぶん、皆様が勘違いしているであろう事。
皆様が普段、見掛ける、現場作業をしている職人さん。
あれねぇ・・・、殆どが、大工さんではありません。
皆様が見ている、あの職人さんは、足場屋さんか、外壁を貼るサイディング屋さん、もしくは、基礎屋さんなのです・・・。
何故なら、大工さんは仕事中は、ほとんど室内で作業しているので、外から見えているのはその他の職人さんなのです。
唯一、外から大工さんが見えるのは、建て前の時くらいです。
でっ、私が何を言いたいかと言えば・・・、大工さんとその他の職人さんの腰袋は基本的に違うのだ。
最近の職人さん・・・、私から見てもビックリするくらい、大きな腰袋を下げている。
ほんと、私が見ていても「その袋、何が入っているの?」とっ、質問したくなる位、大きい。
最近は、ぶっとい腰痛バンドに腰袋を2つ~3つくらいぶら下げて、その他にもメジャーアタッチメントやインパクトドライバーをぶら下げるアタッチメント、携帯電話を入れるポシェットまで付けている・・・。
重装備である・・・・(笑)
いったい何キロくらいになるのか・・・、凄い。
とっ、言う訳で、たぶん・・・、普段皆様がお見掛けになる職人さんの腰袋は、そう云う重装備の腰袋なのだと思う。
私達の使用する腰袋とはちょっと違う・・・・、とっ、思う。
ちなみに、私の本日の腰袋。
コンパクトである・・・・(笑)
数年前までは、道具屋さんで工具を買うと貰える、店名の入った腰袋を使用していたのだが・・・・、最近の若い方は使用しないので、作らなくなったとの事。
・・・ちょっと寂しい。
・・・、でっ、肝心の中身。
たったのこれだけ・・・・。
左から玄能・・・、トンカチの事です。
頭は420g、昔はもう少し重たいのを使っていたのだが、今は握力が落ちてしまって・・・(笑)
更に、滑り止めに自転車のハンドル用のバーテープ。
その右、皆様もよくご使用になるカッターナイフ。
すぐにダメになるので安物を使用。
その隣、5.5メーターのメジャー。
こちらも先端の金具がスグにガタつくので、500円程度の安物。
メジャーは職人にとっては肝心なモノなので、現場ごとに買い替えている、だいたい、2カ月に1度くらいは買い替えるので、安いモノを使用。
そして、マジック。
これも、色々と便利、何にでも書けるので、常に常備。
その隣、シャープペンシル。
最近まで鉛筆を使っていたのだが、2ミリ芯のこれを使い始めたら大変便利なのだ。
しかも、こちらの商品、100均で購入。
高級品より軽量で、こちらの方が使いやすい。
そして、一番右端、ポンチ。
これは、玄能で叩いた釘頭を、最後に埋める、又は締める時に使う。
これが、本日の私の釘袋の中身である。
実はコレ、毎日、工種により入れ替える。
仕事によっては、これより道具が少ない時もあれば多い時もある。
そして、写真に撮ってはいないが、釘、もしくは、ビス関係が入っている。
室内工事が主な大工は、なるべく軽くて、小さめな腰袋が良い。
普段、皆様が見掛ける大きな腰袋だと、せっかく仕上げた窓枠やドア枠にブツかって、傷つけてしまいかねない・・・。
・・・、なので、内装の大工はジャラジャラとぶら下げた腰袋は使用しないのだ。
もちろん、サイディング屋さんが大きな腰袋を下げているのには理由がある。
彼らの仕事はそのほとんどが、足場の高いトコロでの仕事なのだ。
わざわざ上がった足場から一々下まで降りて、必要な道具を取りに降りるのは非効率。
だから、一度上がってしまえば、道具を取りに降りなくても良い様に、色々な道具を収納した大きな腰袋を下げているのだ・・・。
え~っと・・・・、ここまでお読み頂いた、謎の袋・・・と言う、本日のブログ・・・。
皆様も、飲み屋の女子の様に興味があるかも・・・、などと思い書いてみたのだが・・・。
何か、面白くない・・・・・(笑)
と言うか、全然、面白くない(笑)
スイマセン・・・・、以後、気を付けます(笑)