2017年10月18日
車もバイクも大好きだけど、美しいモノも大好き。
こう見えて、私、因幡屋・・・、美しいモノが大好きなのだ。
綺麗だったり、優れている、モノや人・・・、好物である(笑)
モノであれば、当然に、それを作り出す、アーティストやデザイナーの方々も尊敬する。
ああ云う方々は本当に尊敬するに値するのだ。
・・・、でっ、ここで私の言う、アーティストとデザイナー。
私の中では全く別の種類の人達なのだ・・・。
え~っと・・・、またまた、私の独断と偏見、勝手な思い込みが、この後、展開される。
いつもの事なのだが、異論も反論も聞きたくないです。
反論されたり、罵られたりすると、イジけて、引き篭もり、膝を抱えてシクシク泣くので、辞めて頂きたい。
嫌なら読むな・・・、いや、元を質せば、シクシク泣くのが嫌なら勝手な思い込みを書くなと言う話なのだが・・・(笑)
そうは言いつつ・・・、書いてしまう(笑)
私の考えるアーティストとは、自分の想いを、人の評価など気にもせずに、表現する人達なのだ。
対して、デザイナー・・・、こちらは、第3者から依頼を受け、金銭を授受して、依頼された内容を表現する人達なのだ。
どちらも、尊敬に値する、凄い人達だ。
前者のアーティストは、他人から評価されようが、されまいが、自分の感性のみを信じて、「コレ、カッコイイでしょ。」「こう言うのが美しいでしょ。」っと、自分の想いを表現する。
もちろん、これが多数の他人に評価されれば、莫大な利益を産む事もあるが、誰にも評価されなければ、只の独りよがりで、一銭の利益どころか、制作費用も含め赤字である。
まれに、本人が死んでしまってから世間に評価され、高額な値段で取引される美術品などもあるが・・・。
そして、デザイナー。
これも難しい仕事である。
依頼主に目的を持った依頼を受け、その目的を達成するための表現を行なう。
仕事として依頼を受けるので、良くも悪くも利益は得られる。
これは商品広告などのデザインでもしかり、建築物のデザインでもしかりである。
しかし、デザイン表現だけでは一時の収入は得られても、目的が果たせなければ、次から仕事の依頼は激減である。
解りやすい言い方をすれば、商品デザインが優れていても、商品が売れなければ意味を為さないと言う仕事だ。
テナントビルをデザインしても、入居が無ければ依頼主から見れば、無意味な仕事となってしまう・・・。
デザイナーの仕事と言うものも難しい。
要するにアーティストは結果に対して金銭が発生する、後銭型。
デザイナーは結果が出ようが出まいが、お金が貰える、先銭型なのだ。
もちろん、リスクの高い分、評価されればアーティストの方がリターンも大きい。
・・・、なので、私はアーティストもデザイナーも尊敬に値する仕事だと思っている。
実際、どちらの仕事も、資格が有る訳でも無く、誰でも「私はアーティストです。」「仕事はデザイナーです。」とっ、言ってしまえば、否定のしようも無く、そう認識される。
逆に言えば資格と言う後ろ盾も、説得力も無く、自分の感性と過去の作品のみが武器、と言う、真に難しい仕事なのである。
・・・、私は建築の仕事に従事している。
とうぜん、営業から始まり、設計、金融機関の申し込み、お客様との打ち合わせ、現場の管理から、場合によっては現場の作業、引き渡しと集金に、アフターサービスと全てをしなければならない、超零細企業なので一人何役もこなさなければ成らない。
この仕事の中には当然、建物の箱自体のデザインや内装インテリアのデザインも含まれる。
しかし、こんな状態で、とてもでは無いが、デザイナーを名乗る余裕も資格も無い・・・(笑)
・・・いや、ねぇ・・・、皆様には、私が何をお伝えしたいのかが判らないと思う。
先日、同業の若い方とお話しをしていたのだが・・・、その方が、「自分はアーティストだ。」とっ、執拗に仰る・・・(笑)
しかも、やたらと上から目線で「設計する人間はアーティスティック? で為らねばならない。」とか「アーティストを目指さない人間は設計すべきでは無い。」などと、持論を展開する。
もちろん、年の功で論破するのも容易いとは感じたのだが、面白いので否定をせず、フンフンと拝聴してきた・・・(笑)
我ながら底意地が悪いとは思う。
彼はきっと今後も、穴だらけの持論を振りかざしながら、お客様にも接するのであろう。
・・・( ̄∇ ̄;)ハッハッハ。
粋がって笑い者になるが良い。
彼の視点には、お客様の為の住宅、お客様が暮らしていく、生活して数十年そこで住まう、とっ、言う当たり前の事が見えていない。
お金を払う前提でお客様が居られるので、そのお客様が、楽しく生活すると言う目的が一番大切なのだ。
言えば・・・、私達はお客様に満足して戴く為のデザイナーの本分を逸脱してはダメだと思っている。
アーティストを気取って、自分の考える「カッコイイ家」をお客様に押し付けては、本末転倒である。
しかも、そうする自分がカッコイイ、クリエイティブだと妄信している。
私にはこんなアーテイスト気取りに、住宅を建てられる人に同情する事しか出来ない。
う~ん・・・・。
まあ、ねっ、難しい仕事ではある。
ちなみに・・・、私、ル・コルビュジエは大好きである。
彼は、家具はもちろんの事、カッコイイ建築物も創っている。
大変にセンスの優れた方なのだ・・・。
でも、初期段階から雨漏りしている物件も多いとも聞く・・・。
スタイリッシュで人目も引く・・・、でも、住宅として生活していくのは・・・・。
アーティストもデザイナーも、難しい仕事である・・・・(笑)
Posted at 2017/10/18 14:28:32 | |
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