クルマもバイクも大好きだけど、繁華街も大好き。
繁華街・・・・・、華が有り、繁盛している街と書いて繁華街・・・・・なんだけど。
鳥取にはそんな場所は存在しない。
その昔、繁華街だった場所は有るんだけど・・・・、現在では看板の灯も半数以上が消え、人通りも疎らな閑散とした街だけが残っている。
そして、そんな街にとどめを刺したコロナウイルス。
昨夜、久し振りに・・・・、ホント~に久し振りにそんな閑散とした華も人通り無い街へと出掛けた。
みんカラを始めた3年前まではそんな街で飲食店を経営していたので、ほぼ毎日飲みに出掛けていた。
例え、飲みに出ていない日でも、自分のお店では仕事終わりに飲んでいたので代行運転は毎日使っていた。
ホントにこの時期にコロナが発生していなくて良かったと胸を撫で下ろす。
先週末、干支で一回りは歳下の友人から電話があり飲みに誘われた。
たまに私のブログにも登場するデリヘルオーナーのT君である。
もちろん彼の経営する3店舗のデリヘルもコロナにより結構な打撃を受けたと思う。
そんな訳で昨夜はこれまた久し振りに、以前は3日に一度の割合で通っていた「ちいさなお寿司屋さん」と云う文字通りカウンターのみ6席しかないお店に出向いた。
久方ぶりの訪問なのでマスターとも話がはずむ。
昨年、ミシュランガイドの山陰版にも掲載されていたので、さぞ忙しくしているとは思っていたのに、それ程でも無いと言う。
どうやら掲載された後は地元はもちろん県外からも頻繁に予約の電話が殺到していたらしいのだが、そんな予約を全て断っていたらしい。
彼曰く「あんなモン見て食べに来る様な人には来て欲しくない。」との事。
それが今年のコロナ・・・・、「暇だぁ~。」とっ嘆いている。
職人としての矜持は理解は出来るが・・・・・・「バカだなぁ。」とっ思う(笑)
廻らないお寿司を食べるのも久し振り。
旨い、日本酒とお寿司って何でこんなに合うんだろう。
若い時分はご飯とお酒を一緒に食べるなんて考えられなかったのに・・・・、麺類もそうだけど、若い頃は主食とアルコールを一緒には受け付けなかった。
今ではお寿司には日本酒か焼酎、日本蕎麦もそう。
酔ってる時に締めで食べるラーメンにはビールが美味しい。
パンやパスタならもちろんワインが旨い。
歳を取ると味覚が衰えるのか、若しくは単純に味覚が変化しているのかは分からないけど、美味しく食べられるのでどっちでも良い(笑)
ひとしきり飲み食いして2軒目に向かったのは、近所の新しく出来た洒落た造りの中華料理店。
お薦めは水餃子と地ビール。

因みにこれ以降は酔っていて写真を撮っていない・・・・、(笑)
湯掻いた厚目の餃子の皮が美味しい・・・・・・、でも地ビールはあんまり美味しくない。
その店の斜め前、以前私が経営していたキャバクラに新しいお店が入店したらしいので覗きに行く。
3階建てのビルは当時私の所有でオールスケルトンにして全てリニューアルを施していた。
1階にビアホール、2階にキャバクラとガールズバー、3階に雀荘があった。
ビアホールとキャバクラ、ガールズバーは私が経営していて、雀荘は友人が経営していた。
立ち上がり当初は3階の雀荘はコスプレ麻雀を売りにしていて、数人の従業員の女の子がコスプレで卓に入ると云ったスタイルだった。
2階のお店にもそのコスプレのスタイルでよく飲みに降りて来てくれていたので、売り上げにも貢献してくれていた。
このビルは数年間所有し、家賃収入で改装費などを賄ってから不動産業者に転売した。
ビルを売却してからは殆んど立ち寄っていなかったので、これまた久し振りの訪問。
お店は男性従業員だけのメンズBARに変わっていたけど内装はその当時のままであった。
若干クロスを張り替えた壁もあるが、懐かしさで嬉しくなる。
ホント、懐かし過ぎて暫く店内を眺めながら静かに飲んでいた。
嬉しい様な、楽しい様な、寂しい様な・・・・何とも言えない感傷に浸る様な変な気持ち。
次に向かったのも同じくメンズBAR。
小学校時代からの友人であるО君。
私から見ても一番破天荒な、と言うか、ムチャクチャな人間であった彼、О君。
快楽主義者と云う表現が最も適切な人物、私は「ハッピー依存症」と呼んでいたが、高校生の頃の彼の渾名は「天国」であった(笑)
50歳を過ぎてからは彼と遊んでいる事が多かった。
ただし、彼と飲みに出る時は2次会迄と決めていた。
・・・・・だって彼は3次会位になると酔っぱらい、本職の人達に喧嘩を吹っ掛けたり、辺りにそういう人が居ないと態々電話して本職の人を呼び出して喧嘩するのだ・・・・。
巻き込まれるので堪ったモノでは無い。
だから彼と飲むのは比較的彼が意識のある2次会迄と決まっていたのだ。
そんな楽しいО君が亡くなって4年程経つのだろうか・・・・・、今現在その彼の息子さんがメンズBARを始めていると聞いたのは数カ月前。
面識は無いのだが、噂では父親に似て破天荒に生きているらしい(笑)
常々一度会ってみたいと思っていたので、彼の店に顔を出してみようと思った。
それが昨夜の4軒目に立ち寄ったメンズBARである。
・・・・行ってみて良かった。
О君の想い出話に会話がはずむ。
・・・・・・今日は何か良い日だ。
楽しくもあり、嬉しさもある・・・・、切なくもあり、寂しさや感傷も感じる。
こんなに感情を揺さぶられたのも久し振りだった・・・・・今日は良い日だ。
最後の締めはやっぱ、女子のお店に行く。
スグに飽きて眠くなる・・・・。
11時を回ってからT君を置いて先に帰った。
久し振りの繁華街は楽しかったけど今日は朝から二日酔いで死んでた・・・・・(笑)