TGV脱線事故の続報！

　　今月14日に起きた仏TGV試験車両の脱線事故に

　関して、当局から報告がなされた・・・。


　　フランス国鉄（SNCF）は19日、仏北東部で試験走行中

　の高速鉄道TGVが脱線し11人が死亡した事故は、ブレーキの遅れが原因だったと発表した。

　　脱線したTGVは、古い線路に入る1キロほど手前でブレーキをかけたが遅すぎたという。 更に

　運転室には事故当時、定員の4人を超える7人が居た事が判った・・・。


　　まあ、運転室の定員が3名超えた位では、それが脱線事故の直接の原因になる事は無いのだが

　基本的に “専用軌道” を走る殆どの新幹線と違って、TGVは結構一般の路線を走る区間も多く、

　当然の事ながら、其々の軌道の上で同じ走行が出来る訳も無く、コレは単純に操作ミスであったと

　判断するのが妥当であろう。


　　しかし、VWといいTGVといい、何か最近の欧州に焦りの様なモノが凄く感じられるのは、決して

　気のせいでは無く、私が思うに、これはやはりインターネットの普及がもたらした事象でしょう！


　　これまで国内向けの情報を色々コントロール出来たのですが、今や個人レベルで海外の情報を

　あっという間に知る事が出来てしまうので、今迄の様な誤魔化しが困難になったモノと推察される

　からです。　つまり、世界一だと自負していたTGVが、実は速度では上海maglevが上回り、営業

　速度も新幹線と変わらない事が判り、更に新幹線についてはその安全性と効率性と運行時刻の

　正確さを目の当たりにし、実はそれほど世界で優位を保っていた訳ではない事を痛感した結果、

　技術進歩を急ぐあまり起こしてしまった事故と言えるのではないでしょうか・・・。


　　ま、何にせよ、技術は一朝一夕で出来るものでは無く、長年のトライ＆エラーの蓄積によって

　生み出されるモノだと思いますので、これからも日本の技術者にはそのスタンスで “モノ作り”

　に邁進して欲しいと願う、今回の事故でした・・・。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　取り急ぎ御連絡まで！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　でわでわ！