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しんげん神奈川のブログ一覧

2012年09月08日 イイね!

モンツァ

モンツァ 2週連続の予選上位を目指した可夢偉でしたが、

結果はまあまあの9位でした。が、タイムは悪くは

ないので、明日は、5位以上は期待したいですね(笑)

あ、ポールはハミルトンで、3位にアロンソのサポート

を受けたとは言え、何とマッサが入りました!



取り急ぎご連絡まで(笑)

でわでわ!
Posted at 2012/09/08 22:14:49 | コメント(2) | トラックバック(0) | モータースポーツ | ニュース
2012年09月08日 イイね!

振り向く暗闇の中にソレは居た・・・ “青い女”編 転③

振り向く暗闇の中にソレは居た・・・ “青い女”編 転③ 小学校時代には、楽しい思い出と、辛い思い出が前後に分かれて

訪れました。小学校の5年生までは楽しい思い出であり、6年生は辛

い思い出ばかりでした。

 入学して早々、人見知りで性格も明るくは無く、いつも薄汚れていた

“私”は、当然の様にいじめの対象となるべき存在でした。しかし、事前

に“私”の存在を察知していた最初の担任の先生が、それを許しませ

んでした。常に“私”に目をかけてくれて、“いじめられっ子”への転落を阻止してくれました。いつ

も“私”を守ってくれるこの若い女教師は、“私”にとって、学校での母の様な存在となっていました。

その為、小学校の大半は何事も無く、寧ろ楽しく過ごす事が出来ました。しかし、五年生も終わり

に近づいた頃、この先生が他校へ転任してしまうと、状況は一変しました。今まで特定の先生に可

愛がれられていた嫉妬も有ったでしょう。それまでの鬱憤を晴らすように、“私”に対してのイジメが

激化しました。思わず助けを求めた仲が良かった筈の友達も、段々と私から遠ざかるようになって

いました。肝心の新しい担任も、私を色目で見る様な輩でした。いつの間にか、“私”は、また一人

ぼっちになってしまいました。“私”の心が不安定になる度に、廻りで色々な事が起こってしまいま

した。教室で育てていた花の球根や、飼っていた金魚が次々に死んでいきました。当然その怒りの

矛先は、“私”に向けられる事になります。

 「お前がいると、皆気分が悪くなる! 金魚じゃなくてお前が死ねばいいんだよ!」

次々に浴びせられる罵声。しかしその弾劾は皮肉にも、あながち間違っていませんでした・・・。


 ―――“私”が授かった力。それは感情の起伏により、生きている者に対して、その血液を凝固

させてしまうという能力でした。感情がコントロール不能な最高潮に達してしまえば、血液を瞬間で

凝固させてしまい、そうではなく、或る程度感情がコントロール出来る範囲内であれば、自らの意思

で相手の血液凝固を少量ながら促進させる位は可能となっていました。

 丁度この頃に、“白いワンピース事件”が起こったのです…。


 結論から言うと、“私”を先頭に立ってイジメていた白いワンピースの子と、“私”を求めて来たケダ

モノの如き二人の男性教師は皆、1ヶ月以内に“脳血栓”や“脳梗塞”で、次々と死んでいきました。

 流石に短期間で、次々と同じ学校内の人間が死亡した事に不信を抱いた警察が介入してきまし

たが、“私”に対するイジメが、常に人目に付かない “陰” で行われていた事が、逆に功を奏して、

“私”が表立って疑われる事は、ついに有りませんでした。

 “私”はこの頃、相手を計画的に、死に至らしめる術を身に着けていました。何故なら、もう既に、

“私”は数々の修羅場をくぐっていたのですから……。


 …母の遺言に有った、10年前に父が他界した箇所を読んだ時、“私”だけしか分からない表情が、

目の前にある化粧台の鏡に映っていました。泣くでも無く、笑う訳でも無く、驚くでも無く…。

 何故なら、“私”にとってソレが、最初の大きな修羅場だったのです…。


         ――― そう。父は、“私”が殺したのですから ―――


     父の死に様は、まことに以って見事な最後でした。

                  いえ、“私”がこれ以上なく派手に殺したというべきかしら……。


 10年ほど前、まだ小学校低学年の頃、ふとした事で父の居場所を知ってしまいました。そこは子

供でも行ける距離でした。勿論父に対して良い印象はありませんでしたが、久しぶりに会いたいと

いう欲求の方が勝りました。


 父は小さな鉄工所の住み込みとして働いていました。寮は鉄工所の裏に有り、小さな木造二階

建てのアパートでした。なんとなく身をかがめながら部屋に近づいて行きました。すると、父の部屋

から派手な化粧の女性が出て来ました。気怠そうに髪を掻き上げ、何か父に怒鳴っていました。し

ばらく怒鳴り合いが続いていましたが、その女は荒々しく階段を駆け下りると、早足で行ってしまい

ました。

 静寂が訪れたアパートに近づきました。ドキドキしながら階段を登ります。父の部屋のドアまで来

ると、新聞の受け入れ口から中を覗きました。部屋はかなり散らかっていて、酒瓶がアチコチに散乱

していました。と同時に、中から酒の匂いを感じました。少し怖かったのですが、意を決してドアを叩

きました。

 「新聞ならいらねーぞー!」

中から怒鳴り声がしました。“私”は何も言えず、ただもう一度ドアを叩きました。

 「うるせーな!誰だ!」

と、中からガチャガチャと鍵を開ける音がしました。

バンッ!!と、ドアが開きました。見上げると父が不思議そうな顔で“私”を見下ろしていました。

“私”は何も言わず、ただ父の眼を見ていました。父はゴクリと唾を飲み込むと、

 「………か、……げ、元気にしてたか……」

と、辛うじての態で言葉を発しました。

 「中に入ってもイイ?」

“私”が言いました。

 「あ、ああ、い、いいよ…」

ぎこちなく身体を開き、私を迎え入れました。ピンと張りつめた空気が部屋の中に張り巡りました。

父のビクついた顔を見ていると、最初は母の事や私の事を話そうとするつもりでしたが、子供心に

も詰問の口調となって父に面と向かいました。

 「さっきの女の人…誰?」


   つづく
Posted at 2012/09/08 08:49:40 | コメント(0) | トラックバック(0) | 私小説 | その他

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