しんげん神奈川のブログ一覧

　勿論現在の成績低迷に関しては、当然マクラーレンの方

にも大きな問題がある事は明白なのだが、それでも単純に

メルセデスやフェラーリのPUに比べパワーが足りていない

のは事実であり、勝てない言い訳を並べるホンダ側の姿勢

が、暗澹たる気持ちを生む土壌となっているのは隠し様も無い事実である。

　そもそも素人目から見ても、このPUは≪美しくない≫のだ。他のカテゴリーである、INDYエンジン

やSF＆S-GTエンジンはスッキリ纏まっていて機能美を感じる。勿論レギュレーションが全く違うの

だから同列に並べる事は出来ないが、それでもそれなりに美しいPUは性能も悪くは無いというの

がワタクシの持論でもある！　そしてこの持論にも当然根拠が存在する・・。


　もう30年以上前になるが、ホンダが初めてF1でコンストラクターチャンピオンを獲った1986年。

その最終戦であるオーストラリアGPのパドックに今は亡き本田宗一郎御大の姿が有った。

　当時既に伝説の人物として世界のレース界に於いても絶大な知名度を誇っていた氏故に、各

チームのエンジニア達は狂喜乱舞し、本来ならブラックボックス＆トップシークレットの頂点と言え

るエンジンの内部を惜しげも無く宗一郎氏に見せていたという。勿論宗一郎氏も楽しげに各マシン

のエンジンを見て廻ったのだが、一目見て、或いはそっと手で触れてみただけで、そのエンジンの

信頼性やパフォーマンスを殆ど言い当てたという伝説がある。

　しかしこれは伝説でも何でも無く事実であったと、当時のF1総監督で後にホンダのF1全盛期の

礎を築いた桜井淑敏氏の著書にその時の模様がシッカリと記載されている。

　その天下の本田宗一郎が、

　「外観の悪いエンジンは、性能も劣る」

と断言したのだから、実際そうなのであろうというのが、ワタクシの持論の根拠だ！

　とは言え他人頼りだけでは無く、ワタクシ個人の経験からみても、名機と言われたエンジンは皆

美しいと感じていたのも事実なのだから、ココは自分を信じる事にして、その感想を変える事は

無い。　そう、私には自信があった。

　それはもし本田宗一郎が現代に甦り、このPUを見たら間違いなく褒める事は無いであろうという

事を。　まあ、F1以外のカテゴリーでは総じて好成績を残しているのでF1のパフォーマンスだけで

ホンダを貶す気持ちは毛頭ないが、兎に角、来年のトロロッソとの相性とパフォーマンスの向上を

祈るばかりである・・・。



　さて、ホンダブースにはまだまだ見るべきものがあり、その中でもF1とは逆に大成功を収めた

皆さん御存知、INDY500を制した“琢磨号”です！

　ココのブースに有るINDYマシンが本家本元なのですが、このチームのスポンサーであったり、タイ

ヤメーカーで有ったり、全てが琢磨推しで各ブースを彩っていたのには思わず微笑んでしまいまし

たが、それだけこの偉業は称賛されるべきと言う事でしょう！　ワタクシもミーちゃんハーちゃんに

変身し、写真を撮り捲りましたので～　(((*≧艸≦)ﾌﾟﾌﾟｯ


　オープンホイールの頂点がF1だとするならば、“箱車”の頂点に君臨しているのが、“WEC”である

事に異存は無いと思います。何せSWC時代の“日産・R90CK”等は、そのパフォーマンスに於いて

当時のF1を遥に凌駕する性能を誇り、予選用のエンジンは1,600馬力以上という今では考えられ

ないモンスターエンジンを積んでおりましたし、サルテサーキットのラップタイムに関してもF1よりも

速かった訳で、文字通りレーシングマシンの頂点だった事が証明されております。



　という訳で、レーシングカーの最後を飾るのは、今やライバルたるポルシェやアウディの撤退に

よって、一人横綱となってしまった“トヨタTS050 HYBRID”です！　来年のルマンは実質的に単独

走行となりそうなので壊れない限り優勝は間違いありませんが、どうせ欧州勢やシナ・チョンから

イチャモン付けられると思いますので、安定に走る事無く新記録で優勝して欲しいと切に願うばか

りであります・・・。


　さて、次はいよいよ自分の趣味に没頭するべく、大好きなバイクを見る事にしましょう！

　≪サンダル擦れ≫した足もなんのその、足取りも軽く、また大きな会場へ戻る事にした・・・。



　　　　つづく！


　　　※尚、この日の模様は、愛車紹介トヨタ スターレット フォトギャラリー

　　　　　　　　　　　　　　内の→ “ココ” にありますので、どうぞ御覧下され～♪


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　でわでわ！