本格的に再開した、次期愛車探訪の旅!!
これからは、既にアップしたノミネート車をより深く
吟味して行き、各部門内を2台程度に絞り込んで、
最終的に各部門1台を選抜して行く所存でアール!(^^)v
さて、早速だが、最近ウチの近くの某幹線道路沿いで、カーディーラーが軒を連ねるように
建設ラッシュが起こっていた・・・。
AUDI、FIAT、VW、と、ここ1年以内に立て続けにオープンしていた。 そして、そのトリを
飾るかのように、満を持して国産車の雄、“Lexus” のディーラーがオープンしたのだった。
それも、約、半年前に・・・(核自爆)
全く気が付かなかった! しかもそのすぐ隣には、深夜よく御世話になっている ≪な〇卯≫ や
一時期、オネーチャン目当てに足繁く通っていたVWディーラーが在るにも拘らすにだ!(追自爆)
まるで、イスカンダル星を目指し、隣にガミラス星が在るなど全く想像もしなかったヤマトの諸君
の様に、私も人知れず車内で驚きを隠せなかったのだ・・・。
ま、気を取り直して、店のパーキングスペースへと向かった。と、その時、まだ車が車道に在る
時点で、店内から静々と、しかし早足で綺麗なオネーチャンが向かって来た! そして小走りに
フィットを駐車スペースまで誘導すると、私が開けるより早くドアを開けられた。
「いらっしゃいませ! 本日は御予約でしょうか?」
「いんや、只チョット車を見に来ただけだけど・・・」
「有難う御座います、それでしたらすぐに担当の者を御付け致しますので、こちらへどうぞ!」
と言って、店内に案内された。
風を払い雨を払いドアを開け重厚な商談スペースまで案内し椅子を引いて私を座らせ、
「しばらくここで御待ち下さい」
と言って、姿を消した。
「うーむ・・・、流石レクサス。ポ〇センや、コー●ズでも、こんな応対されなかったな~」
私は一人感心していた。兎に角、私に何もさせないのである!
「流石、一流ホテルで接客の研修を受け、合格しなければ表に立てない
と言われる、レクサスのスタッフじゃのぉ~!」
その服装も、受付嬢臭は全く感じられず、やり手のマリッジ・プランナーと言った感が在った。
「もう受付嬢では無く、コンシェルジュと言った方がしっくりくる位だよな~」
と、まるで大企業の重役席の様なフッカフカのソファーチェアーに腰を降ろし、そのフリクション
の感じられない椅子を楽しむ様に、クルクル回ったり、トォー! とばかりにキャスターローラー
の性能を試していると、いつの間にか、私に声を掛けるでもなく、ひっそりと、私の傍に一人の
男性が佇んでいた。慌てて椅子から立ち上がり、そのスタッフに対峙した。
「本日は、ようこそ御出で下さいました。 ワタクシ〇〇と申します」
と言って恭しく名刺を渡された。
「今日は、どの車の御用命で?」
と聞かれたが、それには応えず、ウインク1つカマシ、
「Just look at the cars!」
と、英語のネイティブスピーカーである友人に絶賛された素晴らしい発音で、改めて担当氏と
その後ろに控えるオナゴスタッフに発した!(爆) 特に深い意味が有る訳では無く、ただ何と
なくそんな雰囲気に触発されただけであろう。そう、この担当氏も中々のイケメンだったのだ!
固まる二人を尻目に、取りあえず店内をウロついた。とはいえ、展示されていたのは3台だけ
だったので、すぐにメインのクルマに辿り着いてしまったのは仕方がない。
そこには、見るも鮮やかな日本のナショナルカラーであるホワイトに塗られた、“NX200t” が、
ひっそりと停まっていた。
「うん、存在感もイイ感じ…」
と、今迄何度か試乗したが、止まってるクルマをじっくりと見るのはコレが最初だったので、結構
新鮮な感じに包まれた。なので、いきなり運転席には向かわず、まずはその豊満なお尻から
攻める事にした。
買い物が多いワタクシのライフスタイルでは、当然リアゲートを頻繁に開ける機会がある為、
実は結構重要箇所でもあるのだ!
「ふむふむ、ちゃんと電動開閉になっているな…」
電動開閉は重要である! スーパーで両手にいっぱい重いレジ袋を抱えながら、リアゲートを
開け閉めする不便さには、ホトホト悩まされていたのだ。家事に勤しむマダームならば解るで
あろう、謂わば、≪スーパーマーケット あるある≫ である。
この分野に於いて一番先進的で優れているのは、意外にも国産メーカーでは無く、BMWだと
断言する! 特にツーリングタイプは、リアバンパーの下辺りを、足でフリフリするだけでゲート
を開閉する事が出来るからだ。 コレってホント素晴らしい機能なのだ!
と、主夫目線で語った後は、いよいよコックピットへと吟味個所を移動させた。そっと少し重め
のドアを開けてみると・・・。
ところで、このクルマの最大の美点はコックピットの美しさに尽きるであろう! 兎に角、
ドライビングポジションがしっくり来る上、ハイクオリティーな質感に思わず口元がニンマリ
するのは良い事なのは間違いない! 止まっている状態でこんなにイイ感じに包まれるのは
国産車では数える程しかないだろう!
「コレコレ! これ、片手でペットボトルのキャップが回せるんだよなぁ~」
と、カップホルダーに感心し、私が使っているペンタブよりも優秀なナビ用のタッチパッドの
性能に感心し、上品なメーターパネル廻りと、結構嬉しいアナログ時計が、私の購買意欲を
大いに掻き立て始めたのだった・・・。
数分後、商談スペースで、このイケメン担当氏と細部の相談をしていた。
「コレ、この車体色の時、内装は、コレに出来るの?」
「そうですね、カタログにはありませんが、恐らく大丈夫だと思います!」
等と、自信に溢れた即答を続けるところにも好感が持てた。そう、決して、出来ませんとは
最初に言わないのである。コレって営業・技術職だけでなく、社会人としては結構重要な事
だと思うのだが・・・。
そんな商談を続ける中、先程のオネーチャンが恭しくドリンクメニューを差し出した。
「お好きなモノを御注文下さい」
私の目が光った。
「じゃあ・・・、全部! ・・・って言ったら怒る?」
と、まずはジャブをかましてみると、このオネーチャンは困った顔をして黙った。
「うそうそ! じゃあ、烏龍茶の冷たいのを・・・温かいコーラで割って!」
と、次に軽くアッパーカットを繰り出してみると、オネーチャンは引き攣った顔をして黙った。
「ゴメンゴメン! じゃあ、カフェオレのミルク抜きでイイよ!」
と、最後に右ストレートを出してみると、オネーチャンの体内に怒りが芽生えた顔をして黙った。
と、シャレにならない空気が辺りを包み始めた為、この辺で手打ちとして、年相応の真っ当な
注文をした・・・。
数分後、温かい緑茶を雑では無いが、冷たい手付きでテーブルに置くと、そそくさとその場を
去って行った。
「全く、最初の好印象が台無しだなー!」
と、全く自分の事は棚に置き、また話を詰めるべく、遠い目をしていたイケメン担当氏と対峙した。
「ところで、今このクルマを注文すると、納期ってどのくらい?」
「・・・あの、ですね・・・」
急に担当氏の顔が曇った。
「このターボタイプ、ハイブリッドタイプ共に、F SPORTですと、来年の夏頃になります・・・」
「え”っ! 半年以上先!?」
「ああ! こ、この、Iパッケージや、バージョンLならば、5カ月程で納車出来ると思います!」
「・・・・・・。」
心の中に秋風が吹いた。受注生産とは言え、これではメルセデスやポルシェと変わらない
ではないか!
「やはり、オイラには・・・、正規ディーラとは、縁が無い・・・かな」
しばらく、イケメン担当氏と雑談をした後、店を出る事にした。因みに、今まで行っていた他の
レクサスディーラーでは、もれなく洗車サービスというモノが有ったが、ココは無いみたいだった。
故に薄汚れたままのフィットに乗り込み、さて行こうかと思った時、あのオネーチャンが、突如
フィットの前に立ちはだかった!
「今誘導致しますので、どうぞコチラに!」
と言って、年季の入った道路工事誘導員のような動きで、幹線道路上に出て車を停めさせ、
フィットの出庫を促した!
「クルマの誘導だけは自信があるみたいだな、このオネーチャン・・・」
今度は、私が作り笑いをオナゴに向け、雨が降りしきる道をひた走って行った・・・。
とまあ、何だかんだあったが、ホンダ、ニッサンに続き、国産車を堪能した至福の一日であった。
因みに、この “NX200t” が、足車国産車部門最終候補に残ったのは、言うまでもない…。
こうして、少しずつではあるが候補車が絞られて行くのであった・・・(核爆)
しかし、今回はこのまま帰宅する事は無く、ハシゴクルマならぬ、もう一つのディーラーへ
と向かったのであった・・・
つづく
※ 尚、この日の模様は、愛車紹介スターレットGTのフォトギャラリー内の
→ “
ココ” に アップしておりますので、どうぞご覧下さい!(爆)
でわでわ!