ビッグ3救済のための支援修正案が認められなかったというニュースが入ってきました。いよいよビッグ3の運命が決まる時かもしれません。でも、これは決して対岸の火事ではないのです。ホンダの福井社長はGMが破綻すると部品メーカーも連鎖倒産する可能性があるので「支援を考えなければならない」と発言しています。もともと数年前くらいからビッグ3は販売が低迷してましたが、金融を使ったレバレッジでなんとか生き延びてきました。問題を整理しましょう。
レガシィ・コスト
正規社員の時給の高さ
金融危機によるリース&ローン販売の破綻
円安(いままでは)によるジャパンカーの優位
ざっと問題を列記しても実に多くの課題があります。
環境技術の遅れがビッグ3の衰退と分析するのは正しくありません。
ハイブリッドがないからビッグ3が経営危機となったという発言も正しくありません。だってハイブリッドで売れているのはプリウスだけなので、ハイブリッドは世界中で売れているというのは間違った認識です。
ホンダはアコードHEVは07年に生産中止、レクサスやカムリのHEVも売れてませんね。フォードのエスケープSUVはNYのタクシーでしか見たことがありません。つまりHEVは決して成功してないのです。
売れているのはあくまでもプリウスだけです。
Posted at 2008/12/12 23:07:51 |
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持続可能なモビリティ | 日記