何から書いたらいいのか、世界は沢山の変化の兆しが起きていますね。経済のこと、政治のこと、文明のこと。先日もダイムラーのトップエンジニアが来日し、日本メーカー(トヨタ)のEVに対する本気度を気にしていたそうです。すでに他のサイト(
日経エコ)でレポートを書いてますが、VWとダイムラーはEVを本気で考え始めたのです。その証拠に9月1日からベルリンでスマートとAクラスのEV、VWのゴルフ・ツインドライブ(EV)が実証実験を始めたました。
彼は本気です。年商4兆円のコンチネンタル社(タイヤとブレーキとシャシーのモジュールメーカー)が小さなドイツのクラッチメーカー(INA・シャフラー)から敵対的買収を受けています。どうやらコンチネンタル社がEV技術で世界市場を狙っているからなのです。スコットランド銀行がINA社に資金を提供してますが、その資金はどうやら
ロシアマネーという噂もあります。このへんの話はオレの想像の域をでていないので、話しを半分以下に聞いてくださいね。
ロシアは自国の自動車産業を守る戦略はなく完全にWTOに加盟してまで市場開放を目指してます。それではどこで勝負するのか。どうやらエネルギー資源をベースにしたファンドで、次世代自動車技術のデファクト技術に投資するつもりなのです。
GMのボルトもそうですがドイツ・メーカーの戦略は明快です。世界の状況を真剣に見ると化石燃料を使うICE(内燃エンジン)が、いかに分がないか、明々白々(ミンミンパイパイ)。だからICEの効率を高めるプリウス型プラグインはもうコンセプトが古く、ツインドライブやボルトのほうが、新鮮に見えるのです。彼らはマイレーッジエクステンダーとしてICEを使うというスタンスです。このように同じように見えるプラグインでも立脚点がまったくことなるのです。EVをゼロエミッションのエコカーとしか見ることができない日本メーカーはそろそろ目を覚ます時がきたみたいです。EVこそ時代の大本命となる日が早まっていることに、、、もっと真剣に議論するべきではないでしょうか。
オレのセンサーには「CO2削減だの温暖化防止」だのと単純なエコロジー論を言っている場合ではないと警告がなってます。もっと大きな波がやってきそうです。VWのドクターSTGさん、ダイムラーのドクターBMYさん、トヨタのWTB技監さんあたりは、そのことに気がついてるので少しは安心ですが。
Posted at 2008/09/07 01:49:21 |
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持続可能なモビリティ | 日記