
面白い資料をゲットしました。GM・JAPANの燃料電池担当者ジョージ・ハンセン氏からお借りしました。この図は液体燃料(ディーゼル)と圧縮水素(700bar)とリチウムイオンバッテリーのエネルギー密度の比較です。この図からもリチウムイオン・バッテリーはまだエネルギー密度が低いことが分かります。たぶん、リチウムのつぎの世代のバッテリーを発明しないとね。でも、水素燃料電池はけっこうエネルギー密度が高いことが分かりますよね。
環境技術はCO2やコストだけではなくエネルギー密度という視点も大切です。移動する乗り物の多様なニーズを考えると、次世代パワープラントの普及・実用は一筋縄ではいきません。交通インフラや都市設計と合わせた包括的な議論が不可欠ですが。
ちなみにGMは破綻するか否かでマスコミをにぎわしているときでも、世界各地で粛々と燃料電池の実証実験だけは続けていました。ホンダも同じです。F1やモーターショーやNSX/V10の辞めてしまっても、燃料電池車クラリティの開発は続けてます。
Posted at 2009/07/20 15:15:34 |
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持続可能なモビリティ | 日記