
輸入車の念願が叶った。メルセデスS400ハイブリッドがエコカー減税をゲットしたのだ。低排出ガスの四つ星をとり無事予選をクリア。さらにS400が属する重量カテゴリーの平成22年度燃費目標を大幅に上まわったので、エコカー減税の対象車となった。こうしてメルセデスは輸入車初のエコカーに認定されたことになる。VWはゴルフ(TSI・DSG)でもゲットできないエコカー減税がメルセデスの最高級車に持って行かれたので、きっと悔しい思いをしているはずだ。どっちが本当のエコカーなのかと。
だが、メルセデスは自己矛盾が生じている。1400万円もするSクラスがエコカーで、スマートはエコカーではないからだ。日本の制度がボタンの掛け違いをするのはいつものことだが、この矛盾をどう民主党が解決してくれるのだろうか。
Sクラスの国内発表会に駆けつけたダイムラー社・パワートレーン開発本部の責任者・ミクリッチさんは日本の事情を聞いて驚く。ドイツでは9月に入ると政府の補助金は底をつき、すでに新車販売の補助金は廃止されてしまった。アメリカも同じく財源がなくなり補助金制度は終わった。
「緊急経済支援をしたから後は民間企業の自浄努力で乗り切ってくれ」というのが欧米のルール。
だが、日本の自動車産業界はエコカー減税の味をしめ、民主党になっても補助金が続くことを祈願している。
軽自動車メーカーは税制の恩恵にしがみつく。
結局、軽自動車も小型車もレクサスLS600hのような超高級車も、補助金がつくのだ。これでは自動車販売は公共事業ではないか。TVでは多くのメーカーが「エコカー減税」をPRするから、まるで公共事業に群がる土建屋集団のようだ。
そろそろ日本の自動車産業は自立することを考えようではないか。俺が働いて払っている税金が、、、。
Posted at 2009/09/13 14:11:07 |
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