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頑固一徹カズですのブログ一覧

2009年05月24日 イイね!

ニュル便り~その7

 いま自分のスティントが終わった。まさかニュル24時間でも、最後の最後までランサーと争うとは。シロッコは遥か彼方だ。

 ニュル24時間の自分のスティントは走り終わったが、実はまだ俺の耐久レースは続くのです。レース終了後、フランクフルトに移動し、JALに乗って成田へ。そのまま仕事をして、夜には富士へ。この耐久レースは一週間続きます。カーグラの高平さん、原稿遅れたらゴメン。

最後にみんカラのみなさん、たくさんの応援ありがとう!
来年はみんカラでニュルツアーなんてどう?

Posted at 2009/05/24 20:07:48 | トラックバック(0) | 日記
2009年05月24日 イイね!

ニュル便り~その6

最後のスティント。
さっき、生まれて初めて寝袋で寝た。
袋に足を入れて窮屈に感じたから、見た夢はイモ虫になった夢だった。

右足が筋肉痛。筋トレはたくさんしたが、まさかふくらはぎは。
ブレーキ・ブースターがないとは思わなかったから。
Posted at 2009/05/24 18:33:50 | トラックバック(0) | 日記
2009年05月24日 イイね!

ニュル便り~その5

いやー、ごめんなさい。

クルマ壊しちゃいました。(辰己さんごめん)
2回目の走行で、左ウインカーを出して譲ってくれた黒のSLKを抜いたら左リヤに当てられちゃてスピン。そのまま奇跡的にクルマ1台分のランオフエリアで止まりました。

幸運にもクルマのダメージは少なく自力でピットに戻りヨッシーにバトンを託しました。
メカニックの懸命な作業で25分ぐらいでコースに復帰し現在は順調に走行しています。

クルマには何の問題もなく、順調に走行していただけに悔しいけどこれがレースだね。みんなで力を合わせて這い上がるさ!

こんなドラマがあるからこそレースです。メカニック冥利につきますね。メカニックは懸命に修理し、エンジンエンジニアは必死でリストリクターφ38用セッティングをしてくれたお蔭で、昨年並みのトップスピードは戻ったし、燃費は良くなるし夜は絶好調です。レースは残り13時間まだまだドラマは起きますよ。

Posted at 2009/05/24 09:48:55 | トラックバック(0) | 日記
2009年05月24日 イイね!

ニュル便り~その4

例年以上にニュル24時間レースは人気者。多くのギャラリーがフォーメーションラップをパレードする180台のレースカーを熱い視線で見守ってくれる。

スタートはフライングしたアウディTTに抜かれたものの、無事に1lapをクリア。途中で別のクラスのBMWとバトルを楽しみながら周回を重ねた。

熱い車内の温度は50度を超えている。汗だくになりながらも無事、次のドライバーの吉田君にバトンタッチ。次に乗るのはPM10:00頃。天気予報は雨みたいだ。

カモン、レイン!

SYEには今、俺の雨の予選での走りの動画があります。チェックしてちょ。
Posted at 2009/05/24 04:21:33 | トラックバック(0) | 日記
2009年05月23日 イイね!

ニュル便り~その3

なぜシロッコが速いのか?

 これを説明すると言い訳に聞こえるのですが、シロッコの速さはレギュレーションに従って最高のマシンを作っていること。車両重量はSP3Tクラスの規定1100Kgに合わせているし、ギアボックスはレース用シーケンシャルのパドルシフト。タイヤも大きなサイズを履いているし、サスペンションやエアロもニュル仕様。勿論ABSやトラコンなどのハイテクもあります。
 インプは四駆なのでレギュレーションは1200Kgですが、実際の重さは1280Kg。しかもABSなしで、ブレーキマスターバックもなし(色々と理由があってね)。Hパターンと3ペダルという現代のレースカーでは古典的。知り合いのドイツ人レーサーが「今時、ヒストリックカーレースではあるまいし」とバカにされました。
 5台のシロッコの中で一番時計はなんと天然ガス仕様の2L直噴ターボでした。ガソリン直噴ターボは僅かにまけたのです。こちらはガソリン、CNG(天然ガスエンジン)、ディーゼルとなんでもあります。で、みんなどれも速い!でも、天然ガスはエネルギー密度が低いので満タンで4~5ラップしか走れないから、ハンディがあります。シロッコとの差は30秒。雨が降ったら、インプの底時からを見せてやる~!

アウディR8が格好良いぞ

 アウディR8がデビューしました。予選トップはなんとフォードGT40、二番目はポルシェGT3RS、三番目と四番目にアウディR8が入りました。なぜか速いスポーツカーは格好良く見えます。いままで多くのスポーツカーの中で存在感がなかったR8ですが、ニュルの走りを目の前で見ると、ポルシェよりも格好良く見えるようになりましたね。
 その反面、アストンマーチンは元気がありません。せっかくデビューしたV12のバンテッジは期待したほど速くなく、もう過去のクルマかと思えてしまいました。スポーツカーって怖いと思いました。速ければ格好良く見えるし、遅ければカッコ悪いと。

T社T田A男さん(森ゾウ)がV10で吠える!

 そうそう、森ゾウさんは頑張って走ってます。日本では大企業の次期社長さんがレースで遊んでいる場合かと批判されていると聞きましたが、自動車メーカーのトップが自動車レースにでるのはただの遊びではく「つまり本気!」なのです。
 どこが悪いのかと、その記事を書いた記者に言いたいと思いました。欧州のメーカーもみんな厳しい経済状況ですが、クルマの文化をとても大切にしています。苦しいから文化を大切にする。そんな考え方が日本の社会には欠けているのです。
 VW副社長のハッケンベルグさんも、昔のフォードのリチャード・パリージョンズさんも、現役レーサーに混じってレースカーのステアリングを握ってました。自動車メーカーのトップが先陣切って自動車レースに参加する、すばらしいと思います。
 スバルの辰巳さんは「何かしないと次ぎの技術やアイディアがなくなる」と危機感を持ってSTIは独自予算(少々でも)で参戦しました。その心意気に感動し、マイレッジで渡航し、土曜日にホテルをチェックアウトしてまで経費削減に協力しているのです。
 みんなで協力して、次ぎのクルマ作りのアイディアをニュルで探しているのですね。森ゾウさんは「トヨタの走り味を探しに来た」と今朝、スバルチームに表敬訪問した時に述べてました。
 
Posted at 2009/05/23 06:26:46 | トラックバック(1) | 走り系 | 日記
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