
参考までに海外の事情を話しますとこれからはいかに有料化にするのかその策を講じているのが実情です。フランスとイタリヤの高速道路ではETCが普及し始め(日本より着手は早かった)、料金は日本の四分一から三分の一くらいと安いですが、すでに60~70%の区間が有料化となっているそうです。イタリヤの高速道路を走ると分かりますが、タイヤがパンクするほど荒れてしまってるのです。でも補修予算がないと。
ドイツのアウトバーンではGPSを使って12トン以上の大型トラックはすでに課金してます。道路を傷めるからですね。さらにオーストリーの高速道路はすでに有料化してますが、他国からの利用者はキオスクでステッカーを買ってフロントガラスに貼るという原始的なもの。
アメリカでも一部のフリーウェイは有料化し始めました。ワシントンからニューヨークに行くと何カ所かETCゲートを通ります。道路の補修費がないためにどこかの州で橋が壊れてしまいましたね。このように各国とも高速道路の管理維持費の財源に困っているのですね。
さて自動車愛好家は8月末の選挙でどの党を指示するのか、各党のマニュフェストが発表されたら、色々と考えてみたいですね。でも、私が気になるのは道路を無料にするのか、あるいは有料にするのかという前に私たちが暮らす社会の中でモビリティがどうなっていくのか。交通問題は道路料金の問題だけではなく、クルマ社会全体から解決しないとね。
そうそう、道路に関する内容でラジオ番組でおしゃべりしますので聞いてみてください。
放送局:J-WAVE 81.3FM (放送エリア:首都圏)
放送日時:月~金曜日 午後9時50分~午後10時
清水和夫出演日:8月3日月曜日~7日金曜日
ナビゲーター:小山薫堂 / KIKI
つづく
Posted at 2009/08/01 01:57:44 |
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持続可能なモビリティ | 日記