
2011年5月30日 ドイツ ハンブルグ
メルセデス Bクラス Fcell(燃料電池)世界一周の最後の区間を日本・ドイツ・中国のメデイアが担当。これから出発です。自動車の歴史が変わる転換期にいる感じです。ベルリンまでの350Kmのドライブがスタートします。ツイッターレポートしましたが、そのまとめです。
★いよいよメルセデスBクラスの燃料電池車に乗ってハンブルグ出発します。走ればEV、加速は2リッターガソリン並み、止まった姿は普通のB。でも燃費は水素1Kgで100km走行可能。航続距離は450キロ。価格はEVとガソリン車の間くらい。EV駆動のl効率の高さとガソリン以上のエネルギー密度。気になるコストは2015年頃からはリチウムよりも安いだろうと。
本格的な実用化は2015年ごろから日米欧でFCの実用化が始まりそうです。価格はトヨタのFCを予測すると500万円以下、Bクラスならディーゼルよりも高いがリチウムイオンのEVよりも安い〜という感じです。そのくらい下げないと普及しないでしょうね。
★アウトバーンの走りは小さな高級車です。132PS 290Nmは高速でもとても静です。あえていえば、ピラーからの風きり音が気になるくらい。
V MAXは170キロ。今日は150キロまで。車内はSクラス並みのしずかさ。乗り心地はガソリンのBクラスとおなじ。ウインタータイヤだからちとリヤのダンピングがわるいけど。昼前にベルリン手前の歴史のある街につく。ベルサイユを真似た庭園、ギリシャ・ローマ時代の建築、バサルト地方の石畳。
現在燃費は1.22Kg/100km。 可動式充填は15分くらいかかるけど、定置型なら三分。あっ、いま150キロにスピードUPしたけど、ちいさな高級車だね。
ここでツイッターに質問あり〜
「水温計なんてないと思いますがなんらかの温度計の類はついているのでしょうか。電池やモーターもある程度の熱を持ちますよね。冷却システムとかどうなってるのかしら?」
答え〜
「FCは水冷ですね。ΔTが小さいからラジエターが必要。でも高温反応が可能な陽子交換膜が完成すればもっと高温で反応させることが可能。その場合は、効率がさらに高まります。現在 VWやGMは高温PEMを開発中だとか」
また質問を受けました〜
ーリチウムイオンでもモーターは駆動するんですか」
ーBクラスFcell は1.5kW/hくらいのリチウムイオン電池を搭載し、パワーブーストと回生を担当。つまりハイブリッドですよ
ー燃料電池車を見るたびいまでも和夫さんとバラード行って乗ったフォード・モンデオを思い出します
ードリームカムトゥルーだね。はやくEV神話から目を覚まして!
ー最近スマホは非接触充電が進化しつつありますがEVやHVが走りながら道路から充電とか
ー電気をリチウムイオン電池に貯めるのは時間がかかるし合理的じゃないかも。EUの電力会社は水素を電気キャリアとして考え始めました。
ーメルセデスBクラスFcell ぐわんばってください!日本にも来て欲しかった〜 くぅう〜
ーでも、みんなあたたかく迎えてくれてます。
ベルリンにつきました、一週間ぶり。先週はミシュランの環境イベントでしたね。これよりシャワー浴びてメルセデスのエンジニア達とご飯です。グーテンナハト!
Posted at 2011/05/31 02:04:33 |
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