デトロイト二日目は郊外にあるトヨタのTTC(テクニカルセンター)に安全のプレゼンを受けに取材しました。出迎えてくれたのは
CSRCという自動車&交通事故安全研究チームでした。リコールで章男社長が公聴会に呼ばれ、トヨタはさらに安全技術に注力するとコミットしてできた組織です。私は訪れたのはこの組織が生まれたからちょうど一年目の日でした。
リコールやECUの暴走疑惑で苦しんだ結果、生まれた組織なので、トヨタだけの利益ではなく、アメリカ社会全体の公共性を考え、開かれた研究チームを目指しているようです。
二時間にわたって色々な課題でディスカッションしましたが、幾つか気になる取り組みを紹介しましょう。
・アメリカでは
ティーンエイジの交通事故(死傷)が増加
・SNSで育ったドライバーは
運転が散漫になる(Distraction)
二番目のディストラクションの問題は日米の共通ですね。年齢別では日本は高齢者問題。アメリカはティーンエイジ。ところでこの組織は専任が四名で5年間で$50ミリオの予算で始まりましたが、アメリカの政府系組織からも支援もあるそうです。文字通り官民を挙げて真剣に交通事故対策を行っているのですね。
CSRCは開かれた組織なので日本の専門家は大歓迎だそうです。メデイアも行政関係者もウェルカムなので、米国トヨタのCSRCの取り組みは日本でもおおいに参考になりそうです。すでに日本自動車研究所のメンバーはCSRCとコラボしているそうですw
Posted at 2012/01/11 19:46:41 |
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自動車技術 | 日記