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1999年頃だったかと？？？



装着してあったエキマニは潰れてます。

と言うより、潰してある！？と、表現した方がいいでしょうか？
おまけにミッションも削ったのか？割れてます・・・。

かなりヘッドを面研しているらしく、
ヘッドの位置が下がってしまっていてエキマニがミッションにあたってしまうのです。

おそらく、チェーンタイプの山高ピストン（０３０）でなく、
リジッドタイプのピストン（０５０）が入ってるのでしょう。
その為ヘッド面研を施してあるのだと思われます。
ですからタイミングチェーンテンショナーのヘソも1番奥まで入っちゃってます。
まぁ･･･エンジンを分解してみれば？ハッキリする事だったのですが。

ガレージKOMY 小南さんに相談してみたところ、
『リジッドのエキマニならミッションにあたらないハズだ！』との事でした。

念の為？自分は本田技研にエキマニの在庫を確認してみました。
すると、なんと在庫が存在したのです！
金額はかなり高価でしたが、注文しちゃいました。



新品のエキマニです♪


しかしながら････新品なのに？



　何故か･･･錆びてる。

　しかも左右のパイプは良いけど

　上下のパイプは短かったのか

　溶接でフランジに無理やり長さを合わせてる？





　錆びてる・・・・。





まあ仕方ないですかね？ヨシとします。


新品を購入した事を報告すると･･･


『えっ？買ったの？ふ～ん・・・・どうせ再販の物でしょ？大丈夫？まあイイや！

興味があるから取り付ける前に見せてよ・・・・』との事でした。


すると････


なんとっ！？ カタチが？？？


右から
今回購入したエキマニ、Ｓ８００Ｍ、Ｓ８００リジッド、Ｓ６００

比べてみると全然カタチが違う！ 

特に1番のパイプ（丸印）はヒドイ！



しかもパイプの太さが違う・・・・

Ｓ８００の内径が実測で２８．６mm
Ｓ６００が２５．３mmでした。
今回購入したエキマニは･･･なんと２５．３mm！！！

って事はＳ６００の太さ！？でもフランジはＳ８００！？
滅茶苦茶な話であります。 


 『右のがＳ８００Ｍ、左がＳ８００リジッド。
フランジの形が少し違うだろ？逃げがあるんだよ』

との説明も受けましたが・・・自分は落ち込んじゃってて、
それどころじゃありませんでしたね(泣笑) 

勿論、今回購入したエキマニの取り付けはしませんでした。

とにかく････再販品はもう買わない！と深く学びました。 

1999年の作業です。

　
　チェーンケース・インナーアームと

　アウターアームを分離し、

　チェーンケースインナーアームを

　アクスルハウジングから抜き取る。




　取り外したチェーンケース・アウター。

　アンダーコート塗られまくりです。

　せっかくのアルミ肌？なのに(笑)






　外されたアクスルサポート。

　中の内側が特殊なゴム？みたいになってます。

　かなり磨耗してしまってます！

　これが、ガタの原因･･･新品に交換します。





　さてさて、中ですが・・・汚れています。
　
　なんと！？
　
　チェーンのガイドローラーが付いてない！

　前に組んだ人が忘れたのだろうか？



テンショナーローラーもゴムがなくなっていて金属ローラー状態。
ショップオリジナルローラーを通販で購入し、溶接部を剥ぎ取りローラーだけを組替えました。

ベアリングは全交換。

心配だったスプロケットは･･･やはり･･･いくつかの歯が欠けてました。





　ケースやギヤ等は、できるだけ綺麗にお掃除。






 



　チェーンケースは良くなりましたが･･･










　デフもOHしないと駄目そうでした｡｡｡

1999年6月の話です。

中古新規の為、コースを通すわけですから･･･一応？事前準備をしました。

ヘッドライトが暗い為バルブ交換（100W相当ってやつ）をしました。
排ガス（ＣＯ・ＨＣ）の調整ですが・・・・結構苦労しました。
規定値的には当時の数値のままで良いのですが･･･それでも数値が下がりません。
キャブの調整と点火時期も調整してなんとかＯＫです。
しかしながら、この状態のままだと？調子悪くて走れません。

いざ陸運支局へ・・・・！
コースに入りサイドスリップ、Ｆブレーキ、Ｒブレーキ、
サイドブレーキ、スピードメーター、ヘッドライト・・・・
なんとか順調に合格。
排ガスも･･･プローブをマフラーに挿入（奥まで入れないように）
ほっ、、、丸印です。

ちなみに、前後軸重が記載されてなかったので計測。

平成11年２月に購入して、同年６月に登録することが出来ました。

1999年頃の話です。

いよいよエンジンを搭載する段階まで！


エンジンはオーバーホール済と言うことだったので、
そのままの状態で搭載する事にした。

念の為、キャブレターだけは分解しました。

バキュームピストンストッパーがサイズ違いのＳ６００のが
付いていた・・・
フロートの高さ(油面）がバラバラ、ブリーザーパスとキャブレターベースの間が最悪状態。
その他いろいろ・・・・。

水やオイルを入れてクランキング！
燃料のオーバーフローの有無を確認後、プラグを付けて・・・・・
いよいよである！！


クランキング・・・・ウォンウォンウォン・・・とセルの回る音！

その直後・・・・・・・

エンジンは目を覚ました！

しかし・・・・・

ガチャガチャガチャガチャガチャ

ヘッドカバーをあけ、タペットクリアランスをやる事になった。

平成１１年２月

レストア途中の状態でS800チェーンタイプを購入。


エンジン、ミッション、幌、シート、
ブレーキマスター、ブレーキホース関係、
ワイヤーハーネス、その他・・・・何も付いていません。

エンジンもＯＨ済み！と言う事でしたが･･･。

車体の色はとりあえず塗ってあるのですが、
あまり良い状態ではなかったです。つや消し？？

カタチにして、路上復帰を目指しました。