2012年05月14日
欧州危機が・・・
【転載開始】
メルケル首相の母体政党であるCDUが週末行われました
州議会議員選挙で記録的な大敗をし、
67議席と第2次世界大戦後最低の得票率しか得られませんでした。
議席数は以下の通りです。
中道左派 99議席
CDU 67議席*メルケル党
緑の党 29議席
自由民主党 22議席
海賊党 20議席*小政党
ユーロ支持派のサルコジ大統領が消え、
メルケル首相も風前のともし火となってきており、
今後、スペイン危機やギリシャ危機が発生した場合、
今までのような無秩序な支援はできないことになります。
ギリシャの連立工作が難航していますが、成功したとしましても、
数議席の差となるはずであり、国民の反発を受けて数人が離反すれば、
どんな法案でも通りらない事態になり、早晩議会は機能しなくなります。
フランスでもサルコジ大統領がユーロにこだわるあまり、
国民を犠牲にして、結果的に失脚しており、メルケル首相もこれ以上、
ユーロ支持にこだわれば失脚し、政治生命を絶たれることになりかねません。
今や、ヨーロッパの首脳は、ユーロを捨てるという選択肢しか
政治的に生き残る道はなくなりつつあり、ユーロにこだわればこだわるほど、
国民の支持を失い、自分の政治生命を失うことになるのを
自覚しつつあるはずです。
まず手始めにギリシャを切り離し、金融市場を押さえたのち、
次にポルトガル・スペインを切り離し、
スペインも切り離すという決断ができるかどうか。
この切り離しと同時にギリシャ・ポルトガル・スペインは債務カットという
事態になりますので、フランス・ドイツの金融機関はすべて公的管理下に
入りますが、その時に備えてすでに準備をしているかもしれません。
ユーロ危機は「政治家の危機」になってきており、
ユーロを守れば守るほど議席を失うという事態になってきており、
議員は落選すればただの人であり、ユーロは守った、
でも議席を失ったという議員が続出して果たして
政党はやっていけるでしょうか?
ユーロは議席危機に発展してきており、早晩、存続危機に発展します。
今は殆どの日本人がユーロ危機は終わったと思っていますが、
いきなり消滅危機が表面化し、大混乱するかも知れません。
【転載終了】
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ギリシャが再選挙となれば、危機は現実となるかもしれません・・・
今までは何とか「メルコジ体制」で先延ばしにしてきた危機ですが・・・
メルコジ体制が崩れたとなると・・・やばい!
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Posted at
2012/05/14 20:46:40
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