2018年06月28日
拉致問題を解決できない 首相の「国際感覚」と「指導力」
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
永田町の裏を読む
■拉致問題を解決できない 首相の「国際感覚」と「指導力」
2018年6月28日
安倍内閣の支持率が回復しつつある。
23~24日に行われた毎日調査では、
支持が5ポイント増の36%に対し、
不支持が8ポイント減の40%だった。
ほぼ同時期の日経調査では、
支持が何と10ポイント増の52%に対し
不支持は11ポイント減の42%で、
支持・不支持逆転が再逆転した。
その理由がよく分からない。
日経で支持の理由を聞くと「国際感覚」(37%)、
「安定感」(36%)、「指導力」(22%)などが上位で、
安倍が米朝首脳会談に何とかして「拉致」問題を
取り上げさせようと立ち働いたことが評価されている
のかとも思うが、それでいて安倍が日朝首脳会談を
開いてその問題を解決できるかとの問いには、
60%が期待できないと答えている(毎日では66%)。
元拉致議連のベテラン議員にこのあたりの事情を
聴くと、こう言った。
「危うい綱渡りだ。安倍は圧力一本槍路線でトランプ
と完全に一致していると言い続けてきたのに、トランプ
は対話路線に転じてしまって取り残された。それで
米朝会談に拉致を滑り込ませることに全力をあげ、
何とかシンガポールでの記者会見でトランプに一言、
言ってもらうことに成功した。しかし、これ以上トランプ
に何かをお願いすることはできないから、今度は自分
でやらなければならない。それで今にも日朝会談が
実現するかのような希望的観測を振りまいているの
だが、この拉致問題に関しても安倍は圧力一本槍
路線なんだ。北側が『8人は死亡で、すでに解決済み』
と繰り返し、日本側が『嘘をつけ、生きているはずだ』
と非難するというデッドロック状態では、日朝首脳会談
は開けるはずがない。すると、安倍は北がかたくななの
で会談が開けないと言って一層、北不信をあおる。
ところがその時トランプからは『早くその問題を解決して
非核化のための経済協力のカネを出せ』と迫られること
になって、安倍は完全に袋小路に追い込まれるだろう」と。
それなのに、安倍の一本槍路線が「国際感覚」に
マッチした「指導力」の表れと受け止める人が少なく
ないのはなぜなのか。彼は言う。
「ほら、麻生太郎副総理が言ったでしょう。自民党
支持者は新聞を読まず、ネットやテレビのワイドショー
の印象だけで物事を判断するから、まさに印象操作
の対象になりやすい。目先のことにパッパッと反応
するだけで、先行きのことなどじっくり考えない若い人
が増えているのではないか」
安倍政権とともにこの国はいよいよ「世も末」を
迎えるのだろうか。
【転載終了】
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北朝鮮にも舐められているのでしょうね。
延長国会の党首討論が問題になって
いますが、立憲民主の枝野代表が演説
に切り替えたのは、安倍首相がまともに
答弁しないので無駄だと思い演説に切り
替えたという事でしょう。
委員長にだらだら答弁をちょくちょく注意
されるような人間が、「ルールを守りましょう」
もないでしょう。
ネトサポの煽りでこんな政権を支持する
から、麻生氏に「新聞も読まないような・・・」
などと言われてしまうのかもしれませんが、
自民党は支持者を本当に大事にしてるので
しょうかね?
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Posted at
2018/06/28 07:52:16
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