2017年09月29日
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■国難は「政治の私物化」に明け暮れた安倍の存在だ
2017年9月28日
「国民と国難を乗り越えるため、国民の声を
聞かなければならない。国難突破解散だ」
そもそも安倍の解散説明は支離滅裂だった。
国民の声を聞いて国難を突破するのであれば、
必要な政策を国会の場で説明し、
与野党に協力を呼び掛けるなど、正々堂々と
議論すればいいのに、何もしないでガラガラポン。
言っていることと、やっていることのツジツマが
まるで合っていなかった。
国難解散は後付けのデマカセであって、
仮に今の日本が直面している国難があるとすれば、
ただ一つ。
4年9カ月の長期にわたって総理大臣のイスに
ふんぞり返り、国会も政党も国民もそっちのけで
「政治の私物化」に明け暮れた安倍の存在自身だろう。
解散理由がいい加減だから、急場しのぎで作られた
自民の選挙公約もデタラメの極み。
消費税を10%に引き上げた際の増税分を子育て
支援や教育無償化の財源に充てる――
なんて、民進の完全なパクリ、付け焼き刃だ。
かつて自民は民主党政権の「高校無償化」を
バラマキと批判していたが、何が違うのか。
重要項目として盛り込まれる「北朝鮮対応」も
ハチャメチャだ。
ロシアのラブロフ外相が、過熱するトランプ米大統領と
金正恩朝鮮労働党委員長の応酬を幼稚園児の
ケンカに例え、冷静な対応を求めていたように、
世界各国の首脳らが対話しか解決手段はない――
と米朝に自制を促す中で、日本だけが米国に同調して
イケイケドンドン。とてもじゃないが、マトモじゃない。
■北は米国に加担しない国は攻撃しない
「核兵器は米国の増大する敵対視政策と核の
脅威に対処するため、いや応なく持つことになった
正当な防衛手段」――。
北朝鮮の最高人民会議が2013年4月に採択した
「自衛的核保有国の地位をより強固にすることに
関する法」。
金正恩体制下の核兵器の使途について書かれて
いるのだが、注目すべきは次の部分だ。
「敵対的核保有国と手を組んで我が国に対する
侵略や攻撃行為に加担しない限り、非核国に
核兵器を使用したり核兵器で脅したりしない」
つまり、休戦状態にある「朝鮮戦争」の敵国である
米国に「加担」しない限り、非核国である日本は
攻撃しない――と宣言しているに等しい。
今回の国連総会でも、北朝鮮の李容浩外相は
演説で〈米国の反共和国軍事行動に加担しない
他の国々に対して、絶対に核兵器を使ったり核兵器で
威嚇したりする意思はない〉と明言していた。
「対話に意味はない」なんて大間違いで、対話こそが
日本にとって北朝鮮に対して最も有効な外交手段なの
だ。それなのに安倍は米国と歩調を合わせて拳を振り
上げ、国民に脅威を煽って改憲し、戦争国家になろうと
しているのだ。
つくづく、こんなインチキ理由で有権者の信を問うとは、
いい度胸ではないか。
都議選の応援演説で、安倍は聴衆を指さして
「こんな人たち」呼ばわりし、大ヒンシュクを買っていたが、
今回もまた国民の怒りを見誤っているのだ。
政治評論家の森田実氏はこう言う。
「安倍政権がいろいろと解散理由をこねくり上げた
ところで、この解散には7割近くの国民が反対している。
野党候補が一本化すれば、与党敗北の可能性が高まる
のは当然なのです。小池さんが知事を辞職して国政転身
という事態になれば、さらに与党惨敗は必至。解散に
踏み切った安倍首相は墓穴を掘ったとみるべきです」
いよいよ安倍政権の終わりの始まりだ。
【転載終了】
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個人的には安倍首相の見誤りというより、
モリ・カケから逃げるには、
冒頭解散のタイミングしか無かったのでしょうね。
しかし、説明責任も果たさずに、
私的な解散などもってのほかです。
この解散が、安倍政権の命取りになるのか?
Posted at 2017/09/29 18:40:04 | |
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ニュース | 日記
2017年09月29日
田中龍作ジャーナル
【転載開始】
■前原-小沢が解散の日にぶつけた超ド級の奇策
「どんな手段を使っても安倍政権を倒す」と
執念を示す前原・民進党代表。
小池ゆり子都知事率いる「希望の党」との
合流に向けて超ド級の奇策を繰り出した。
それは衆院解散直後のきょう午後開かれた
民進党の両院総会において満場一致で了承
された。
常任幹事会が提案した奇策3項目は―
1、今回の総選挙における民進党の公認内定は
取り消す。
2、民進党の立候補予定者は「希望の党」に公認
を申請することとし、「希望の党」との交渉及び
当分の間の党務については代表に一任する。
3、民進党は今回の総選挙に候補者を擁立せず、
「希望の党」を全力で支援する。
民進党の立候補予定者は離党したうえで
「希望の党」に参加し、「希望の党」の公認候補と
して出馬するのである。
ただ前原代表は「民進党代表」として党に残る。
参院議員がいて民進党はしばらく残存するからだ。
ここがミソである。
前原代表が民進党に残るのは、
小池新党にハシゴを外された時、
あるいは新党が空中分解した時の保険だ。
約100億円という巨額な資金はまだ民進党にある。
選挙で50億円使わせられたとしても、
前原代表は残る50億円を管理することになる。
前原代表が衆院選挙に立候補することは確実だが、
どのような形で立候補するかは未定だ。
立候補を希望する民進党議員の名簿は前原代表が
一括して小池新党(希望の党)へ提出する。
公認を決めるのは小池代表であるので、
誰がはじかれるのか、確定的なことは現時点では
分からない。
民進党との合流は小池新党にとっても有難い話だ。
民進党は候補者一人あたり供託金600万円
(小選挙区+比例)と公認料1,500万円の計2,100万円を
支給する。
持参金つきである。
小池新党にはない地方組織も持つ。
しかも連合もつく。
資金力+組織力+話題性は、自公にとって大きな脅威と
なるだろう。
前原誠司氏が代表に就く前から小沢・自由党代表は、
政権交代に向けて知恵を授けていた。
小池ゆり子氏とも気脈を通じ、伏兵を送り込んでいた。
仕掛け花火のような「小沢の秘策」が炸裂したのである。
前原代表は記者会見で記者団から共産党との
選挙協力について問われると「1対1に持ち込む」と
繰り返した。
前原代表によれば、小池新党(希望の党)から
出馬した民進党議員が民進党に戻って来ることはない。
解党が始まったのである。
両院総会、懇談会、代表記者会見の会場となった
永田町の党本部には、かつてない数のメディアが
詰めかけた。
身動きが取れないほどだ。最盛期の政権交代時(09年)
でもこれほどの人数はいなかった。
安倍首相が解散日恒例の記者会見を開かなかった
こともあり、メディアは民進党に釘付けになった。
独裁者が腰を抜かす奇策は、そこにぶつけられたので
ある。
【転載終了】
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背後に小沢氏がいるのではないかと思いましたが、
小沢氏らしい奇策ですね。
小沢氏は、政権を取った時、先ず、医師会を崩し、
そして、労働組合(連合)も崩しました。
医師会は、自民党の大きな組織票でもありました。
情報では、都知事選の前に小池氏から小沢氏に電話し、
関係修復をしたようです。
そして、小沢氏は密かに小池氏の選挙応援をしたようです。
多分、秘書軍団を使ったのでしょう。
今回の結党に際して、小池氏の段取りがいいのは、
選挙のプロである小沢氏の助言か?
解散した安倍首相にとっては、
3つの誤算があったといわれています。
1つは小池知事が希望の党の代表に就任したこと。
2つは前原代表の民進党解党の決断。
3つは多くの国民が解散の大義に疑問を持っていること。
個人的にはもう一つあると思います。
あれだけ北朝鮮危機を煽っておいて、
そのさなかに解散し、国会の空白をつくるのも
批判されるでしょう。
首相にとって、勝てるタイミングと思ったので、
過半数割れで退陣表明してしまったことも誤算になって
しまったでしょうね。
Posted at 2017/09/29 10:01:29 | |
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ニュース | 日記
2017年09月29日
朝日新聞デジタル
【転載開始】
■民進の前職61人、希望に公認申請の意向 7割超す
9/28(木)
民進党の前衆院議員について朝日新聞は28日、
本人や秘書に対し、小池百合子東京都知事が
結成した新党「希望の党」に公認を申請するか
意向を取材した。
その結果、引退を表明した人を除く前職81人のうち、
7割を超える61人が申請する考えであることがわかった。
朝日新聞社
【転載終了】
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28日の民進党総会でもあまり強い反発は
無かったようで、民進党議員らも希望の党との
協力を前向きなのには少々驚きました。
希望の党は積極的な脱原発ではないと思いますので、
水面下で合流を進めていた連合は、電気労連や電力労連
の思惑が強く反映されたのでしょう。
Posted at 2017/09/29 08:26:34 | |
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ニュース | 日記
2017年09月29日
ネットゲリラ氏の記事より。
【転載開始】
■焼き畑経済
正規と非正規、という話なんだが、
企業が従業員の「生活」に責任を持たなくなった。
それが、「非正規雇用」というヤツだ。
非正規雇用の従業員が食えなかろうが、
結婚できなかろうが、企業に責任はない、とw
企業は何のために存在するのか?
今ではすっかり、「株主のため」になってしまっている。
企業の正規雇用と非正規雇用の人が2016年に
受け取った平均給与の差は315万円で、4年連続で
差が広がっていることが国税庁の民間給与実態統計
調査で分かった。人手不足などを背景に賃金水準が
上がる中、正規と非正規の格差は拡大している。
正規と非正規を分けて統計を取り始めた12年は、
差が300万円だった。その後、4年間で正規の
平均給与が19万円上昇したのに、非正規は4万円の
上昇にとどまり、差が広がった。
業種別では「電気・ガス・熱供給・水道業」が769万円
で最も高く、「宿泊業、飲食サービス業」が234万円で
最も低かった。
「電気・ガス・熱供給・水道業」というのはインフラ事業
で、資格でガンジガラメ縛られている。
何の資格も持たない未経験者が、769万円貰って
いるわけじゃない。
一方、宿泊と飲食には、ほとんど資格がない。
いまどき、板前経験10年の花板さんでなきゃ務まらない
店なんか少ない。
ほとんどが、大学生のアルバイトで務まるような、
誰でもできる仕事です。だから安い。
物事すべて、理由がある。
【転載終了】
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非正規化の影響なのか?ここ数年で日本の競争力が
落ちてきており、先日発表されたランキングでは、
昨年の8位からさらに9位まで落ちていました。
少子化とも合わせて、今後さらに競争力が落ちてくることが
懸念されます。
Posted at 2017/09/29 07:12:32 | |
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独り言 | 日記