カメラの中古屋というところはヒトをおかしくさせる。
今日、中野の某所—通称ペコちゃん—にRICOHのGX200の後継、GRXのユニットS10 24-72mmを買いに行って来ました。新品なんて不要で、傷つきでもいいので安いものが個人的な
要件定義。買ったのが、Bランク品で、傷いっぱい。個人的に気に入ったのが自動開閉蓋が付いていること。これがあるのとないのとでは全然違いますからね。新品の3分の1くらいのお値段でゲット。

スペック的にはGX200、S10ともに1/1.7CCD(CMOSじゃない)ですが、画素数対決ではGX200の方が上(12M画素、S10は10M画素)。ただし、CCDサイズが同じなので、S10の方が暗さには強いはずです。P10(28-300mm)という選択肢もあるのですが、300mmもの長い距離を使い切ることは、かつてCX4を持っていましたが、ないです。欲を言えば、24-85mmくらいは欲しいですがこれでも十分です。24-85mmはAPS-Cであるんですが、あの大きさ、明るさともに不満かなあ。
カメラの中古屋というところはヒトをおかしくさせる。車のパーツよりヤバい。いや、車のパーツあさりなんてまだかわいい。個人的には自転車の古パーツと同等かもしれない。
そこで出遭ってしまった。出遭うとそれは一期一会。次来たときにはきっとないだろう。いやいや、こんなものはまた出てくる。いつでも出てくる。
「すいませーん!」
「すいませーん!」これは中古店では重要なキーワードだ。これを言うか言わないかで賢者と愚者に分かれる。それくらい重要だ。どっちが賢者か愚者かは想像に任せる。

カメラが好きな人にはすぐに解ると思いますが、接写リングです。マクロレンズを1本持っているので全然気にしていなかったのですが、100mmマクロだと、150mmくらいになってちょっと長すぎるかなと思って最近はあまり出番がないです。画質は落ちますがこういう奴の方が使いやすかったりしそうなので、
「これください」
お値段もお手頃だったんですよ。これだけには飽き足らず
「あれもとっていただけますか」

645システム用。アポマクロプラナー様を買えず、同じく接写リングで逃げようなどとと。プラナー80mmにつけると、ちょっとワークディスタンスが短すぎるかもしれない。ゾナー140mmならいい感じに近寄れそうです。
接写する方法はいくつかあります。
マクロレンズを使う方法。これが一番いい選択ですが、高いです。マクロレンズに普及レンズはあんまりないですね。かつてのCONTAXみたいに1:1まで寄れるのと1:2に控えたものを用意することがあります。レンズスペックは全く同じですが、1:2に控えた方がヘリコイドを省略できる分軽く作られて今でも中古市場では人気ですね。
2つめは、接写リングを使う方法。無限大(∞)の位置が前に出てくるので、その分最短距離が縮まるというという方法です。どこまで寄れるかは何らかの計算があれば出てくるでしょうけど、レンズによって異なります。広角レンズに付けるとリコーのマクロ機能並み(レンズ先端から1cm)という芸当もできます。
3つめはベローズ(蛇腹)の利用。専用のレンズと組み合わせるのですが、効果としては接写リングとほぼ同等。ベローズはでかいのでマニア、コレクター以外は手を出さない方が無難です。
4つめはリバースリングを使う方法。レンズを前後逆さにくっつけてマクロの代わりにします。間違っても望遠レンズではやらないようにw 標準レンズや広角レンズがよいです。APS-Cだと、35mmより長いと望遠になるから小さく写るのかなあ? どうなんでしょう?
さて、接写リングどんな感じに写るんでしょう? 使用レンズはCONTAXのPlanar 50mm/F1.4。6群7枚のダブルガウス型レンズ構成。製造は京セラ(旧富岡光学)が担当し完全なるメイドインジャパンのレンズでした。T*コーティングの薬は(西)ドイツ製です。フィルタ径は55mm。最短距離は(素子面から)45cmで寄れるレンズです。接写リングは13mmを使用。懐中時計をモデルにしました。
まずはリングを着けずに撮影。

ピンぼけで写るわけがありません。
ここに13mm接写レンズを取り付けます。絞りはf2.8。

ピントは「FREDERIQUE CONSTANT」に合わせました。ピント面、薄! 画質はおちてるかな? ガラス面の内側の文字なのでぽやっとした感じなのかな。でも、このレンズはわりとこういう写りなのでそのままかも。
f1.4の威力はみたいので写してみました。

ピント面が殆どないw すぐ下の「GENEVA」が滲みはじめてる。
これは遊べる!
Posted at 2013/09/08 00:24:46 | |
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