以前から様々なスマートフォンやタブレットを車載で使ってきましたが、Z4Mに
DICE MediaBridge with Bluetooth MBR-1500-BMWを装着しiPhoneとZ4Mの純正ナビ・オーディオとの完全連動が可能になったので、iPhoneの車載マウントを見なおしてみました。
一般的によく売られているものは、吸盤でダッシュボードに取り付けるものですが、Z4Mの場合ダッシュボードの材質から吸盤で直接取り付けることは出来ず、別売りの
吸盤ベースを両面テープで貼り付ける必要があります。それ以外の吸盤が使える場所となるとフロントウィンドゥになりますが、視界の妨げになるのでボクはあまりやりたくありません。ダッシュボードとかに両面テープ張り付けはボク的には好きではないので却下です(^-^;
クルマに手を加えずにマウントする方法として一般的なのはエアコン吹き出し口を使うやり方です。以前から
BeatSonic Q-Ban kit QBF1と
QBA35などを使って、iPhoneやAndroidタブレットを装着してきました。
車載マウントは
日本のビートソニックと
ドイツのリヒターがその種類の豊富さで他を圧倒しています。
ビートソニックのエアコン吹き出し口用のマウントは非常に良く考えられていて、ほとんど全ての車種に装着が可能です。(右の写真クリックでビートソニックのサイトへ)
ボクの使ってたものよりさらにモデルチェンジされ相当複雑な形状のエアコン吹き出し口にも対応できるようです。使ってみた経験から言えば、取り付け取り外しでエアコン吹き出し口を壊してしまうようなことはないですし、装着性は非常にイイです。ただし強度という面ではリヒターのものにかなり劣ると思います。スマホの取り付けのたびに向きの微調整などが必要でした。Z4Mへの装着性は非常に良いのでオススメではあります。
リヒターのエアコン吹き出し口用のマウント(左の写真クリックでリヒターのサイトへ)は非常に丈夫です。取り付け後もびくともしないようなガッシリしたもので信頼感はあります。
ただZ4Mに取り付けた場合はビートソニックほどエアコンのフィンに取り付ける部分が長くないため、どうしても取り付けると上向きになってしまうのが難点です。
実際に取り付けたのが下の写真ですがかなり上向きになっているのがわかるでしょう。ただ実際にはマウントシステムが自由に首が振れるので問題にはなりません。

また、リヒターはこのマウントシステムにホルダーをワンタッチで着脱できる
リヒター“4 クイック・フィックス”システム1 Push = 4QuickFixが使えるのが特徴です。リヒターはこのシステムがあるのでホルダーごと付け替えるときにもマウントに力を加えず脱着が出来ます。ビートソニックの場合は脱着時にどうしてもマウントに力を掛けてしまうのでマウントの位置が動いたり両面テープで取付ている場合は応力を掛けてしまって外れやすくなってしまいます。

次にスマートフォンをマウントするホルダーですが、これの出来が使用感を相当左右します。スマホをガッチリホールドする性能とスマホの前面パネルの操作を妨げない、電源供給にも問題ないホルダーがベストです。
ここが今回ボクがビートソニックからリヒターに換えた原因なんですね。
ビートソニックのホルダーはあまりデザイン性も良い物がなく、操作の面でもイマイチ気に入りませんでした。
中にはいいものもあって、
QBA-35は汎用性では良い出来で、スマホからタブレットの固定までなんでもこなせます。ただiPhoneで使うと電源端子を隠してしまうので使いづらいです。他には
QBA-45もそんなに悪くはないのですが、このホルダーはAmazonで売られている、
TaoTronics 車載ホルダー980円と全く同じものです。買うならこっちを買ったほうが半額で済みます(^-^;

今回ボクが使うことにした、
リヒターのミニスマートグリッパー(右の写真クリックでリヒターのサイトへ)ですが、非常にシンプルなデザインでボク好み。しかも強度も相当高い製品です。
左右のアームが低く小さくスマートフォンの画面操作や視認性が非常にイイです。万が一の衝撃に備え機器の飛び出し防止ガードが付いています。
ボタンを押すとホルダーが開き、機器のサイズに合わせて挟むだけの簡単操作でiPhone以外の機器にも使えます。

iPhoneをハダカで使っているなら、
ジャケットグリップも非常にオススメです。(左写真クリックでリヒターのサイトへ)
スゴくシンプルに装着できますし、汎用ホルダーみたいに自重はほとんどありませんから、マウントに無駄な力を掛けずに使うことが出来ます。
実はiPhone4Sまでは
ビートソニックのこのタイプのモノ(QBA22)を使っていたのです。今でも
アダプタを介して(HR-1637)ビートソニックのiPhone4専用ホルダーをリヒターのマウント上で使っています。iPhone5Sはケースでおサイフケータイ化しているので汎用ホルダーを使わざるおえません(-_-;)

iPad miniやNexus7などをナビ代わりに使用している人も多いと思いますが、前述のビートソニック
QBA-35などはかなり使い勝手が良いです。ただ今回システムをリヒターに変更したため、
リヒター・ミニ・タブレット・グリッパー2を購入しました。
こいつはQBA-35よりガッチリホールドできますね。
iPadmini Retinaもいい感じでホールドしてくれています。
オススメですね。
次にエアコン吹き出し口以外に、内装を傷つけずにホルダーを装着する方法は無いかと探したところ、こんな製品がありました。下の写真の様に装着出来ます。

この製品は
ProClipと言う会社のE85 Z4専用のマウントシステムになります。
(左ハンドル用はこちら)
この写真のようにZ4の内装を何も損なわずに装着が可能なものです。(左の写真クリックで楽天の購入サイトが開きます)
ただしこのページにある取り付け法ではボクのZ4Mのダッシュボードの隙間は硬くて装着できませんでした。しかも添付されていたギャップオープナーの先端は簡単に折れて使い物になりません。そこでエーモンの内装剥がしを使って、さらにこのProClip上部の曲がった縁に中性洗剤を付けて滑らして押し込みました。

現状こんな感じで2つのマウントが付いています。
コレを2つとも使ってみると下の写真のようになります。下のマウントにiPadmini Retinaを付けて1速に入れても手はぶつかりませんので高速巡航の時はコレを使うかもしれません。
リヒターのマウントにビートソニックのホルダーを着けるには、リヒターの変換アダプタでOKなこと。
アダプタ(HR-1637)
ビートソニックのマウントにリヒターのホルダーを着けるには、
ビートソニックのQBK1を両面テープで接着でOKなことがわかりました。
Nexus7の装着レポでも書きましたが、あまりに画面が多いのもかなりDQNに見えてしまいますね...(-_-;)
まぁ、でも上のiPhoneはカーオーディオの一部ですので目をつぶってください(^-^;
エアコン吹き出し口を使う場合は、なるべく助手席側の遠くに装着することと、送風孔から風が出ないようにしておきましょう。温風がスマートフォンにあたると加熱してオーバーヒートしますし、冷房もスマホ内部が結露して故障の原因になります。

追記:そうそう、Z4Mでもクーペの方やロードスターなのに何故かCDスロットが前面に付いてる方いますよね?その人には下記の製品も結構イイかも。
nGroove MT5000 CD/DVD Slot Car Mountという製品です。
これはCDスロットをこいつで塞いでしまうのですが、それだけのことでがっちりスマートフォンをマウントできてしまう製品なのです。
エアコンの吹き出し口よりはスマートに装着できそうなので使いたかったのですが、Z4M Roadsterの標準はMDなので使えなかったのです。だれか試してみてください(^-^)ゝ