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2014年05月25日 イイね!

おすすめドライブルート 感動の海沿いドライブ 北海道道106号稚内天塩線

おすすめドライブルート 感動の海沿いドライブ 北海道道106号稚内天塩線このブログは下記のURLでより大きなサイズの写真で見ることが出来ます
http://www.threetroy.com/drive-r/D106.html

道道106号稚内天塩線は、北海道稚内市と天塩町を結ぶ68.1kmの道。
北海道をクルマやバイクで旅したことある人なら、みなこの道の思い出を持っているだろう。最も北海道らしい道と人は言うけど、こんな道は北海道でもここにしか無い。旅人が求めている北海道のイメージにもっとも近い道がここと言うことなだろうか?
何も無いサロベツの原野に続くただ一本のまっすぐな道が、なぜこんなにも旅人に感動をもたらすのだろう。
今日は終点の天塩から北上してボクの出会った風景を紹介したい。

沈んでいく太陽の西を見つめていた
静寂の海に時の流れが止まって
この空間を、心揺さぶる永遠に変えていく

夕来という場所で見るゆうぐれの風景
この時、この空間は年を経ても
何も変わらないように思える

静かな海、洋上の利尻富士、西の空を染める夕陽
そして海沿いのまっすぐな道

ボクのクルマは変わっても
この空間は同じように毎年繰り返しボクの目の前にある
心揺さぶる風景が今年もボクに語りかけてくる

少し冷たくなった空気、ウィンドブレーカーを着て
ゆうぐれのサロベツ原野をオープンで走る
この道を走れば、
北海道の道にもすこし、飽きて来たかなんて
ツマラナイ考えはすぐに吹き飛んでしまう
ゆうぐれの空、どこまでも続く道
海に浮かぶ利尻富士
この美しい空を追いかけて、走り続ける
このゆうぐれに、この道を走るよろこび
北の果て、何度でも走りたい道がここにある
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このGoogleMapのURLをクリックしてルートマップを見ながら御覧いただくとわかりやすいと思います。そして写真をクリックすると、その写真の年度のドライブレポートにリンクされています。

さて天塩から稚内へ向けて、北上していきましょう。
閑散とした天塩の街を越えて、道道106号へ入って数キロで天塩川を渡る。渡ってすぐに浜里PAがあり、遠くにこの道のシンボルである28基が並ぶ風力発電の風車が見えてくる。これほど一直線に並んだ風車はボクの記憶では日本でここだけだ。さらに北上していけば、その威容が何も無い原野のなかで圧倒的な存在感を示している。

さらに6Kmほど走ったサロベツ原野PAはその風力発電所の真横にある。

サロベツ原野PAの近くには、風力発電所へ入っていく道があり、風力発電施設の見学用の駐車場がある。


どこまでも続くプロペラと出会う......
ここでは誰もが、空を仰いで佇むことだろう。


3Km北で、北緯45度を越える。
彼方に利尻富士。そしてNのモニュメントがある。


夏のサロベツ、北からの風が吹いていた
地の果てへ続く道を見つめて
誰もが風となって、駆け抜けていく

夏のある日、サロベツの道を北上していた
朝からずっと霧の中を走ってきたが
北緯45度を過ぎると、突然の青空が現れた
そこは別世界のように晴れていた

ここちいい北風が吹き、雲が流れていた
自転車が駆けてきた
誰もが空を仰いで、どこまでも続く
地の果てへと続く道の先を見つめて
駆け抜けていく
利尻富士に見送られ、駆けていく

どこまでも続くまっすぐな道。
人々の意識の中にある「どこまでも続く道」のイメージを具現化した風景がここにある。




オロロンラインと呼ばれる海沿いの道
雨の中、北へ向かって走ってきた
初山別付近から徐々に晴れてきて、天塩川を越え、
道道106号線に入る頃には快晴だった
どこまでも続くまっすぐな道にクルマをとめる
日差しは強く、風は無かった
今日の目的地、最北端の宗谷岬まではあと少し
このサロベツのストレートには、1,400Km走ってきたからこそ味わえる感慨があった
その時、一台のオフロードバイクがストレートを駆け抜けて行った
道の果て、遙か向こうにかげろうとなって消えていく…
忘れない、旅のワンシーン

はるか道の消失点を見ていると
この旅は終わらないんじゃないか?と、ふと思う
どこまでも同じ風景が続く
一日の終わりに走るこの道は
どこまでも走り続けたい気持ちにさせる
海からの風、潮の香り
心にしみる夕刻のドライブ…

この道は電柱やガードレールが無い原野の道だから価値があるんじゃない。そういった道はエサヌカ線など北海道にはいくつかある。
この道道106号は海沿いを走り続ける道であること。そしてその海には利尻富士が浮かぶ... その風景にこそ価値がある。

サロベツの海岸の砂は黒っぽくすごくサラサラしていて歩きにくい...
清掃する人もいないと思うのだが、漂流物は比較的少なくきれいな海岸だ。
本当に孤独を感じる寂しい海だ...

夕刻さらに北へ向かう...
農作業を終えたトラクターとすれ違う。
こういった一瞬のシーンが旅の思い出になる。

夕陽を追いかけてサロベツの原野を走る...
まだまだ走りたいんだ。
太陽よ、沈まないでくれ...

方角は北へ、行き先は知らない
道の消失点に向かって走り続けている
ただクルマで走っているだけなのに
どうしてこんなに心がゆさぶられるんだろう

緩やかなカーブから現れた大きなトラクター
広い空、雲浮かぶ広い空
ゆうぐれの空は黄から茜に変わってく

方角は北へ、行き先は知らない
道の消失点に向かって走り続けている

ただクルマで走っているだけなのに
どうしてこんなに心がゆさぶられるんだろう

トラクターとすれ違って、緩やかなカーブを抜けて行く
なぜだろう、不思議なほど感動している
この昂ぶるこころは、星空になるまで治まりそうになかった


夕来という場所がある。
ここは利尻島が一番近くに見えるところ
国立公園のカンバンとお地蔵さんしか無い展望所。

ここで見る夕陽はボクの中で、北の大地を巡る旅の中で特別な風景だ...
サロベツは何も無い荒涼とした場所だが、その風景は自分のこころに深く染み入って来る。




サロベツの原野を北上する...
海からの強い風、西に傾いた日差し。
どこまでも走り続けたい衝動に駆られる、まっすぐな道。
果てしなく続くかに思えたこの道もまもなく終わる。
行き交うクルマはない。
潮風を感じ、天を仰ぐ。蒼天の空に流れる雲。
なぜだろう、涙が止まらない...

オフィスの窓から見る夕陽と
おなじ太陽を見ているはずなのに
旅で迎えるゆうぐれは
いつも感動を連れてくる

利尻島と礼文島の間に沈みゆく夕陽
「あぁ、この風景を見るためにやってきたんだ...」
と言う、本当は後付けの理由に
十分な説得力を持たせるほどのものだ

たぶん明日も、旅ってやつは
ボクに感動を連れてくるに違いない...



北の果てへ続く道
空はダークグレーの雲
この日の旅はこの曇天の中終わることを疑わず
600Km走り続けて
この日本の果てを走る道へ辿り着く
陽が西に傾き出した頃、突然水平線近くの空が夕陽に染まりだす
モノクロームの一日に、突然やってきた色彩
気温は10度
冷たい風の中、まだ旅は終わりはしない
あのオレンジ色の彼方へ向かって、走ろう...

夕来で見る夕陽。
利尻島の北、礼文島の南へ夕陽が落ちていく...



ちょっとフクザツな空に向かって
飛び立って行こうと思ってる
このゆうぐれの北へ

ゆうぐれの空はちょっとフクザツな空
朱に染まった空
流れてくる筋雲の上空は青かった

かなたにヘッドライトの灯り
まだこのゆうぐれの北へ道は続いていく
暗くなるまで走り続けたい
飛び立っていこう
このゆうぐれの北へ

夕来の北にある「こうほねの家」から見た利尻富士。
この道のどこから見ても画になる山だ。

海の彼方に浮かぶ利尻富士、牧場の牧草ロールの向こうに見える利尻富士。
様々な風景を見せてくれる。


陰影の雲が流れていく空
ボクは海風吹く荒涼たる原野を走っていた
エンジンサウンドと風の歌が旅のBGMだった

北の果ての朝は、雲急ぐ空だった
陰影がついてやけに立体的な雲が空を覆っていたのだ
誰もいない荒涼とした原野の道を南へ向かって走る
海からの風が吹いていた
風の音だけが聞こえていた
いや、正確にはエンジンサウンドと風の歌だ
ボクのZ4Mは南へ、陰影の雲は東へ、風に流れていくように
そう、これはあてのない旅

道道106号は抜海の街で、直角に右折し北へ向かう...
その先の道道254号との分岐にある夕日が丘PAで道道106号のドライブはほぼ終了だ。この先は稚内の市街をただ走るだけ。
このPAで見る夕陽もなかなか感動的である。

そして日没後、こんな不思議な色彩の風景を見た場所でもある。

この道道106号のドライブはいかがだったでしょうか?
実際にはサロベツには原生花園あり、豊富には温泉あり、いろいろ寄り道するところもあるんですが、今回はこの道道106号に絞って紹介しました。

ボクはこの風景の中、何度も何度も北へ南へ、繰り返し走ります。
単調な道なのに、何も無い道なのに、何故か飽きることがない道。
行ったことはなくとも、あなたの記憶の中にある風景のひとつにこの道はありませんか?
ぜひ愛車で北海道へ旅をして、この道を走ってみてください。
必ず感動させてくれるはずです。
では、いい旅を ♪

このブログは下記のURLでより大きなサイズの写真で見ることが出来ます(^-^)ゝ
http://www.threetroy.com/drive-r/D106.html


BGM : Joni Mitchell - Nothing Can Be Done

2011年06月07日 イイね!

海へ向かう道、美岬ラインと能取湖をめぐる旅

海へ向かう道、美岬ラインと能取湖をめぐる旅旅したい、こころに残るドライブルート
今回は「海へ向かう道、美岬ライン」と題して、能取湖と能取岬を結ぶ美岬ラインを取り上げました。

網走市街からわずか12Kmのところにある能取岬。
その能取岬を巡る道が、「北海道道76号線 網走公園線」別名「美岬ライン」と呼ばれる道だ。
この岬を巡る道は、ホントなんて言えばいいんだろう。来るたび感動が積み重なって、何度でもここに来たくなる風景です。能取の岬そして湖を巡る海へ向かう道はボクにとって北海道で一番のこころに残る道の風景と言えます。

大きな写真でご覧になりたい方は、こちらのリンクへどうぞ -> http://www.threetroy.com/drive-r/misakiline.html

蒼い空に浮かぶまっ白い雲
海に向かってなだらかに下る一本の道
この風景はボクが旅で求めているすべてかもしれない
強い雨を降らせた熱帯低気圧が過ぎ去った日
宗谷丘陵からオホーツク街道を南下して、たどり着いた海へ向かう道
この道の風景は、いまでもボクのまぶたに焼き付いている
いつかまた、この風景にもう一度めぐり逢いたい
旅に出よう...
いつか出会うはずの風景に、たどり着く旅

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このGoogleMapのURLをクリックしてルートマップを見ながら御覧いただくとわかりやすいと思います。
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サロマ湖へ向かう国道238号オホーツク国道を東に向かって右折したところから、この旅は始まる。
大きなJAの農業施設から東の丘へ向かって走る。
北海道らしい農場の丘を越えて行けば...

こんな風景があなたを待っています。


霧に霞むあの岬には
どんな風景が待っているのだろうか
地図に真実はなく
旅して確かめた者だけが
その道を示すラインを
色彩あふれる記憶にする
潮風吹く道のさき
風の歌とともに
名もなき道の向こうへ
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前方の岬が能取岬だ
ここは、じゃがいもの花が咲いていたり、黄金の麦の穂が風にそよぐ


さぁ、あの美しい岬に向かって走ろう


トラクターが落としていった、土がちらばる道を下って
あの岬ヘ向かって走って行こう
そして海沿いの道をどこまでも走ったら
あの遥か高い山にたどり着くはずだ

長い間、どこまでも、走り続けてきたけれど
ボクが旅で探し求めているものは
まだ見つからない...

そう、まるでこの歌のとおりなんだ
数十年ずっとこの歌を聞きながら走り続けているよ
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この先、能取湖北西岸の先端までダートの道が続いているが、この先は大規模な漁港が作られちょっと荒れた土地になってしまっている。この残念な風景を紹介する気にはなれないので、先端へ続く道の写真だけ載せておく。

この能取湖の北西岸の砂嘴をグルッとまわって、再び国道238号へ。
能取湖西岸はところどころで湖は見えるが、基本的には森の中を行く道。
しかし、9月初秋の頃ここを走れば、道路から見る能取湖の湖面の色彩にあなたは驚くだろう。
能取湖南岸の卯原内は、サンゴ草の群生地として日本一の規模のところ。
これが7月の卯原内の風景である。なんでもない緑の水草が広がる湿原地だ。

その卯原内の湿原の風景は9月にはこのように紅に変わる。

さんご草が秋に紅く染まるのは紅葉とは言わない
そんなことはわかっているさ
それでも7月に同じ場所に来たことがあるなら
やはりビックリするだろう...
紅紫色のさんご草、空にはシーラス、秋の雲
少しつめたい澄んだ空気
朝の紅い湖は気持ちよさにあふれていた
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このサンゴ草の湿原地は野鳥の宝庫でもある。
運がよければ、オジロワシが空を舞う風景が見れるだろう。


卯原内を出て、国道238号は今度は能取湖の東岸を北へ…
二見ケ岡というところで北海道道76号網走公園線、別名美岬ラインへ入っていく。
美岬ラインへ入ってすぐ大規模な農場地帯が広がっている。

農場の同じ時期、同じ場所に、同じ作物が作られることはない。
ある年こういう風景を見たとしても… また別の年には…


綿のような白い雲が浮かぶ空は
雲ひとつ無い晴天よりはるかに美しい
このうららかな午後
ボクは農場へ続く道を行く
黄色と緑の農地が広がる
先へ続くダートの道
どうしても行ってみたくなる
この道の先に待っているものが何なのか
確かめるために旅を続ける
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この先の美岬ラインはしばらく最近開発された工業地帯があって、大規模なキャンプ場もある。
さらにその先は少し狭くなった2車線の湖畔沿いの森林の中を行く道となる。
ここから先がイチローの出演するスカイラインのCMの舞台になった風景だ。


この先の能取湖畔の風景がボクは好き。
初秋の湖面は、サンゴ草の紅やだいだい色、枯れた水草が何とも言えない色彩を見せてくれる。

そしてオホーツク海に出る…
ここは最近まで海沿いのダートの道だった。



波しぶきの彼方に見えてきた能取岬
岬へ続くストレート
この道を何度走ったろうか
4年前はまだダートの道だった
アスファルトに変わってもこのダイナミックな風景は変わらない
駆け抜けよう、波の飛沫を切り裂いて
この道の名は「美岬ライン」
この先にその名の通り美しい岬が待っているから



舗装工事中の時の写真が一枚だけ残っていた。雨のダート走行だ。
この海沿いはダートの頃も素晴らしかったが、快走路となった今もさらにすばらしい道である。



海沿いの道はこの美岬トンネルで終わる。
美岬ラインがダート時代はこの山の左側の海沿いを登っていく難所だった。

トンネルを越えると、まもなく能取岬へ向かう分岐へ出る。
森を抜けた先に、能取岬灯台が見えてきた…


そしてこの先のカーブをゆっくり左へ旋回していくと…

この感動の風景があなたを待っています。


能取湖方面を見た風景


朝、ゆうぐれ、いつ訪れてもこの道の風景はすばらしい。




宗谷から南下した旅の日
美岬ラインでゆうぐれ時を迎えた
冷たい風が吹いていた、海に向かう道
そこで見上げた空は
空に広がっていた雲の色彩が
忘れられない空だった

何故そこに行くのかと聞かれたら
そこが好きだからと答えることにしている
心の中を説明しようとしても
それは理解ではなく誤解を積み重ねるだけさ
好きだから何度でも行く
当たり障りのない言葉だが
あながちウソでもない

ここに来てすることと言えば
クルマをとめて、海に向かい空を仰ぐだけ
初めて来た時からそれは変わらない
多分それはこれからも
なにも変わらないと思うんだ
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能取岬のシンボル、能取岬灯台。
草原の中に立つ、堂々たる八角形の灯台である。
蒼い空に白い雲が浮かぶ岬
広がる草原
夏の岬は風薫る
雲は流れていくけれど
旅の記憶はいつまでも残る





或る旅の日は、雨が降っていた
数百キロあてもなく走った
時間の中に身を委ね、ただ駆けていた

ゆうぐれ近くなって
風がやんで、雲間が見えて
グレーの空に色彩が現れた

雨が降って、風がやんで、岬にゆうぐれがやってきた
それだけの一日、それだけの旅
なのに、このこころの充足感はなんなのだろう
----------------------------------------------------------------------------------
能取岬を出て、美岬ラインを網走方面に走る。
森の中の一本道。夜はエゾジカが道を塞ぐ。
海沿いに出て東を見ると知床が見える。ここから見る夜明けの知床半島は美しい。
そして、太陽が知床連山から登ってくるのだ…


嵐が去った朝は雲多き朝だった
目を覚まして今日の旅へ
風の歌を聴いて走りだす
雲多き朝だった
海の向こうに知床半島が見えていた
漁港にクルマを止めて
思いがけず出逢ったこの風景を
ボクはただ眺めていた
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さて、「海へ向かう道、美岬ライン」楽しんでいただけましたか?
北の大地の雄大な風景の中、毎年ボクに感動の風景を見せてくれるのがこの道の風景です。

サンゴ草こそ有名ですが、能取湖周辺は意外にマイナーな観光地かもしれません。
この「海へ向かう道」の素晴らしさを知らない人は意外に多いのです。

この道の風景は、いつもボクのまぶたに焼き付いています。
いつかまた、この風景にもう一度逢いたいと毎年北へ向かって旅に出るのです。
またきっと、出会うはずの風景と信じて。
2011年06月05日 イイね!

旅したい、こころに残るドライブルート

旅したい、こころに残るドライブルート好評だったブログ記事、おすすめドライブルート「感動の海沿いドライブ 北海道道106号稚内天塩線」「笹川流れから、鳥海山をめざす旅」 の二編をWebサイトに保存版としてまとめました。
もしこの記事を見て、「旅に出たい」と思ってくださったら最高に嬉しいです(^-^)ゝ
2011年05月16日 イイね!

おすすめドライブルート 笹川流れから、鳥海山をめざす旅

おすすめドライブルート  笹川流れから、鳥海山をめざす旅日本海側からの東北への旅の始まりは笹川流れから始めるのがオススメだ。
村上の街から風光明媚な海岸線をゆっくりと北へ向かう道。この「笹川流れ」の名称は実際にはその海岸線そのものを言い、道に付けられた名称は、国道345号線もしくは坂町鼠ヶ関道、もしくは日本海夕日ラインとも呼ばれている。
この無数の奇岩、絶壁、洞穴が連続する笹川流れを駆け抜け、国道7号に入って鼠ヶ関、温海温泉、山形県道50号に入って庄内海岸随一の景勝地由良海岸を走って、白砂の海岸が広がり鳥海山を望む湯野浜温泉に至るドライブルートを紹介したい。ルート地図(googleMapが開きます)

さてこの旅の出発点はどこがいいだろうか?ここでは新発田市の藤塚浜を出発点に推薦したい。この浜に立ち北東を望めば向かう笹川流れの海岸線が風車の向こうに良く見える。
ボクは旅の出発にはこれから向かう方角を眺めて、これから出会う風景に思いを馳せる。ガイドブックなんて見なくていい。
目前に広がる風景に、風を感じて感性の赴くままに旅をすればいい。

国道113号を東へ、途中はまなすの丘という展望所に立ち寄ってもいい。
荒川の橋を渡って国道345号へ入る。お墓場森林公園の横を走る。この公園は巾1.2km長さ約2.5km以上にわたって赤松の林におおわれている海浜公園だ。昔から村上藩当時、殿様方の遊園、行楽の場所として使われていた場所らしい。
お墓場を越えると岩船の街。ここは国道をそれて旧街道の趣がある県道3号で瀬波温泉へ向かおう。

瀬波温泉は明治時代に石油試削中に発見された温泉。砂浜が広がる瀬波海岸に沿って温泉宿が点在する。この温泉に秋に行けば近くの三面川に遡上するサケ料理を味わうことも出来る。湯温は93度と高い温泉で少し熱めのアルカリ性の温泉です。入ると肌がツルッツルになりますよ(^-^)ゝ
瀬波海岸は砂浜の海岸。夏は海水浴で賑わうよく整備された海岸で、湯上りにここで涼むのも良いだろう。

瀬波温泉街の道はセンターラインの無いひなびた感じの道。ここを通って少し細めの街の道を抜けると国道345号へ出る。少し鋭角的に左折すると、ここから笹川流れの海岸線へ向かう。
羽越本線をまたぐ橋を越えたら、海岸に沿って右にカーブをしながら下って行く。ここは誰もがちょっと感動する笹川流れの出発点。ここから続く海沿いの道、海に浮かぶ粟島。記憶に残る旅の風景。

しばらく開けた土地と穏やかな海岸線が続く。道沿いにはクルマが止められるスペースがあちこちにある。クルマを止めて、堤防に座って、穏やかな日本海を眺めてみよう。

鳥越山の下をトンネルでくぐると、ここからが笹川流れの岩礁風景の始まり。羽越本線桑川駅には道の駅笹川流れが併設されているが、その手前の鳥越海水浴場にクルマを止めよう。こっちのほうが笹川流れらしさが楽しめる。

桑川駅を越えて、海岸線沿いのトンネルを抜けるとそこが笹川。
青い海にかもめが飛び交い、白砂の海岸に波が寄せる。素晴らしく美しい海岸だ。


ここで繰り広げられる風景は、まさに小説かもめのジョナサンの世界だ...

笹川からは奇岩が連続する笹川流れのハイライト。でも道路からはなかなか笹川流れの全貌はわかりずらいので、岩礁風景を特に楽しみたかったら桑川から出ている笹川流れ遊覧船に乗るのがいいと思う。

岩礁地帯を抜けると国道345号は広々とした道に変わります。
海沿いの風光明媚な景色を眺めながらのドライブは気分最高。
前方に見える尖った山、蓬莱山に向かって北上しています。

この蓬莱山付近はボクが笹川流れで2番目に好きな場所です。
砂浜が広がり、かもめが飛ぶ...
ここで撮ったお気に入りの写真があります。
6月フェーン現象で35度近くになった時にここで撮ったZ4Mの写真です。
なんとも言えない雲が空に流れていた夏の日でした。

梅雨の中晴れ、南風を背に笹川流れを走る
南風が連れてきたフェーン現象で気温は上昇
海は風で荒れていた。
青碧の海、風に流れる夏 の雲
暑さに汗が流れる
さて、また走り出そう
かもめが向かう北へ


そして、S2000でもここを訪れた...


蓬莱山から、脇川大橋に向かって走る。
きもちいい海沿いドライブが続く...

芦谷付近を走る。ゆっくり海を見ながら...

国道345号のこの付近には妙なトンネルがあります。ロックシェードでもなさそうな形状。なんでしょう?実はこれ旧羽越本線のトンネルがそのまま道路として使われている路線なんです。

自分のクルマが突然羽越本線の特急車両になったようにトンネルを駆け抜けます。

笹川流れでいちばん大きな漁港、寝屋漁港あたりの鉾立岩。この集落のシンボルとして集落のどこからでも見ることができます。

国道345号はこのあと勝木で国道7号と合流します。ここが笹川流れの終点です。
鼠ヶ関から国道345号は内陸に入って鶴岡方面に向かいます。替わって国道7号が海岸線を走る道となるのです。
海沿いの広い国道7号を走ります。いつも流れのいい区間です。

鼠ケ関で、笹川流れの別名である坂町鼠ケ関道も終わりです。
ここは昔、白河、勿来とならぶ奥州の三関所と言われた要衝でした。
港には弁天島という島があり、そこに灯台がありますが、ボクの行ったときは台風で遊歩道がなくなっており灯台へは行けませんでした。

そして道の駅あつみへ。

ここのお食事処早磯は絶対のオススメです。全国の道の駅でここほど刺身が安定して美味いところは無いんじゃないかな。とにかく鼠ケ関であがった地物の魚を美味しく食べられるんです。


刺身って獲れたてを捌いて食べるのがオイシイって思っている人が多いですけど、実は魚も少し熟成させたほうが美味いんです。特に白身の魚はね。ここの刺身はいい感じに熟成させて旨みがたっぷり。魚をよく分かっている板さんがいるんですね。さらに初夏は庄内岩牡蠣の季節。ものすごく大きいプリッとした最上の岩牡蠣がここで食べられます。

さて、道の駅あつみで海の幸を堪能したら、北へ向かいましょう。でも温海温泉で温泉に入るってのもいいかもしれない。
しばらく国道7号線を淡々と走ります。前方に由良海岸が見えてきたら、山形県道50号へ入って海沿いを進みます。由良海岸へ急坂を下る道。ボクはこの風景がなぜか気に入っており、何度ここを訪ねてもここで由良の海岸を眺めるんです。

由良海岸には白山神社がある白山島があります。
ここに橋が架けられていて島へ渡ることが出来るようになっています。

由良海岸は出羽三山の創建に深く関わる場所で、1400年前、霊峰出羽三山を開いた蜂子皇子が都を追われ丹後の由良浜より海路、流浪にのり北上を続けてたどり着いたのが由良海岸なのだそうです。この白山島は火山性噴火で出来た火山島です。
由良海岸を行く県道50号もなかなか風光明媚な道です。切り立った岩が続く海岸線に続く2車線の快適な道路です。

そして彼方には鳥海山が見えてきます。圧倒的な存在感ある霊峰です。

ロックシェードが続く道を抜けると、前方に湯野浜温泉が見えてきました。
白砂の海岸に温泉街が見えます。

湯野浜温泉でこの風光明媚なゆったりとした海岸線をめぐる旅は一旦終了です。ここから鳥海山を目指し酒田の街を越えていくのもいいし、鶴岡を越えて出羽三山へ向かうのもいいでしょう。写真が好きな方なら酒田に土門拳記念館もあります。鳥海山を眺めながら酒田や鶴岡を巡るのもいいでしょう。

新潟の村上から笹川流れを北上して山形庄内地方を旅したこのドライブ。
ゆったりと海を楽しめる素晴らしいドライブルートです。ぜひ一度このルートをあなたの愛車で巡ってみてください。
ここまでのルートはgoogleMapで確認できます
関連情報URL : http://www.threetroy.com/

プロフィール

「26万キロでZ4Mとの旅の終わり http://cvw.jp/b/666828/46548874/
何シテル?   11/19 22:31
threetroy(スリートロイ)です。 インテルラゴスブルーのBMW Z4M Roadster で旅をしています。オープンドライブで気持ちのよい風景を探して...
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