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空を仰ぎ、海を感じ、富士を望む
これが伊豆の旅なのです

秋冬の伊豆半島
高き空を仰ぎ、青き海を感じて
遥かに富士を望む
そんな旅、伊豆の旅


静岡県賀茂郡松崎町 雲見海岸にて富士を望む
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BGM : Hallo - Suzukaze

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ゆうぐれの海、透き通っていたそら
遠くを見つめて
やさしい風に吹かれていた

みなみの海はすっきりと晴れ渡っていた
くっきりと遠くの島々
透き通ったそらを仰いだ
やさしいけれど、冷たかった
風に吹かれて
こころがすうっと軽くなっていく


静岡県賀茂郡南伊豆町大瀬にて
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BGM : Corridors of Time - 時の回廊

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宵闇せまる峠で
空を見上げ、冷たい風を感じていた

西伊豆の稜線をつなぐ道を
何度も繰り返し走っていた
夕陽はいつの間にか沈んでしまって
駿河湾は淡く朱に染まる

仁科峠にクルマをとめて、空を見上げた
冷たい風、月はなく
すじ雲が流れる空だった
蒼い薄暮に包まれたひととき
暗闇になるまでこの峠で空を見ていた

静岡県賀茂郡西伊豆町 仁科峠にて

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BGM : Keith Jarrett - Shenandoah

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ゆうぐれ、静寂の東シナ海
こころに残るそらの色彩
果ての地で旅の終わりに見た空

太陽が薩摩半島に沈んだあと、国道269号を南へ
伊座敷という街で国道は終わり
佐多岬へ向かう県道68号に入る
すっかり暗くなってヘッドライトを点灯し、峠へ入る
内陸部をしばらく走って、東シナ海が再び見えてきた
クルマをとめて海を見る
陽が沈んだ空をいつまでも眺めているのが好きだ
空の色彩は感動的に変化していく
その変化は季節によって、場所によっても違う
この先の海は東シナ海、そして右に開聞岳
錦江湾へ向かう船の灯り
心に残るゆうぐれ


この風景に出逢った旅は
 浅春の九州　2008年3月九州

鹿児島県肝属郡南大隅町佐多馬籠 ふれあいパーク佐多にて
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BGM : Ferri - Porte

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海辺のウッドデッキで朝を待っていた
散りばめる星空と船の灯り
誰も来ない、誰も知らない時間

ウッドデッキでやさしい波音を聴きながら
夜明けを待っていた
空には冬の星空
海には風待ち船の灯りがあった
水平線の彼方が明るくなって
さらに空気は冷たくなった気がした
誰も来ないし誰も知らない
ボクだけの時間がここにある


静岡県下田市白浜 下田プリンスホテルにて
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伊豆白浜海岸の冬の風物詩「風待ち船」
冬の南伊豆は西風が強く、石廊崎では風速30メートルもの風が吹いています
強い風と波に石廊崎沖を越えられない船は
この白浜沖で風がおさまるのを待つのです

BGM : Uyama Hiroto - Homeward Journey

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