みな様こんにちは&こんばんは。
道と聞いて何を思い浮かべますか。国道、県道・・ですかね、車のSNSでしたら、近道、酷道、獣道、・・ですが、脇道(笑)にそれて、華道、茶道、剣道も道ですね~。
華道、茶道は花を栽培したり、お茶畑で生産することではなく、使用者の作法や作品の出来などのことですね。それに当てはめると・・
炭道
いかがでしょうか(汗)。
炭を作るには相当の施設や薪の量が必要になるので、出来た炭を楽しく使ってみることを目的に、今回は、「木炭」について調べ、実際に購入して燃やしてみました。
朝からネット検索とMapで調べ、房総半島で炭を購入できる所がないか見てみたら、富津市にありましたので、出掛けてきました。
いつもホームセンターで炭を買っていたのですが、専門店?で買うのは初めてです。
着いたところは、米やお酒、雑貨も販売してあるお店でした。大きいところとはいえないですが、店の前には炭火関連の器具、木炭も列んでいます。
キャンプで使ったことがある備長炭も良いのですが、着火が難しかったり、火の勢いが良すぎるので、備長炭以外を探します。
店主に声を掛け
バーベキューコンロで焼き肉などに使うなど用途と希望の量を伝えると、岩手県産のナラ黒炭を勧められました。ちょうど使っていた炭が最後の1片となったので、3キロを買うことにします。
キャンプで使っていたこともあり、炭の扱いは大丈夫・・(と内心思いながら)と伝えます。いままではホームセンターで・・・と言ったところ、ホームセンターのはねぇ~(以下略)と、ウチのとは炭が全然違うよとのこと。
炭の世界は深いよ~と言われたので、
次に来るときまで勉強しますと挨拶して、帰り道はJM(ジ○パン・ミ○ト)で肉を仕入れ帰宅しました(^_^;)。
使っていた炭はスーパーのイオンにあったマレーシア産マングローブの木炭です。
今回は、岩手県産ナラ炭を購入したので使用してみます。
炭を購入される(予定がある)のでしたら、写真でおわかりになられる思いますが(^_^;)。富津市のお店へ行かれては如何でしょうか。
(ネットでも販売されているようです)
昼食の準備をして炭に火を入れます。
マングローブ炭があるので、1つ入れました。
その横に、岩手県産ナラ木炭を詰めます。
着火には、灯油くさい(笑)着火剤2片を下に敷き、
バーナーであぶることにします。
黒炭なのでゆっくり火が回っていきます。白くなり始めたら焼き物の始まりですね。
そこで、店主に炭火は大丈夫と言ったからには、調べてみました。
炭には
黒炭と白炭があり、備長炭で有名なのが白炭です。炭にする過程で窯の中で真っ赤に燃焼させてから水分がある素灰で消火させ出来ます。素灰は白っぽく残るので「白炭」と言われています。そして樹木の皮が残りません。樫の木の紀州備長炭が最高級とのこと。
黒炭は窯の中で蒸し焼きにしたところで窯を密閉して消火して出来た炭です。燃焼させていないので、樹木の皮が残っているのが特徴です。素灰がないので、黒のままです。
箱で買った炭が使い切れなかった場合の保管ですが、炭は湿気を吸収してしまいますので、密閉したビニール袋に入れることや、乾燥剤を使って保管する方が良いです。
炭には炭火と利用する以外に様々な用途で使われることがあります。
乾燥剤、脱臭剤、浄水剤として使われています。
炭の表面に空洞が多いことから、除去したい成分を吸着するからだと思います。
天然木で出来ているのでSDGsにはイイのでしょうね。
水分等を含んでしまうと、燃焼しているときにパンパンと爆発してしまうそうです。
内部の水分が急激に膨張して「爆跳」します。火が付いた状態で炭が飛び散るので注意が必要です。水分を含んでしまったらほとんど放出されません。ですので冷蔵庫や靴箱などに入ってる脱臭剤や室内で消臭置物にしてある備長炭、そしてウォーターサーバーに入ってる炭を「キャンプで炭火にしよう」なんて考えてはいけません。
そして
ネットで調べてみると、林野庁の報告にもあるようですが・・・
炭を燃やした後の木灰に放射性物質が含まれているそうです。
えええ!。
燃やす前の炭に含まれる放射性物質が灰になると28倍になるそうで・・(林野庁から)
たぶん自分の感想では、炭の質量に対する灰の量の違いだろうと思います。今回買った3キロのナラの黒炭が灰になったときの重さ1000分の1になっても、熱による喪失が無いセシウムが残るから「木炭」の重さに比較して軽い「木灰」が含有量28倍と多くなるのだと思いますね。
残念ながら1986年のチェルノブイリ原発事故で日本中の森林にセシウム137が残留しており、3.11大震災以前から検出されているとのこと。
200ベクレル程度が1キログラム当たりに含まれますが、
魚や肉は100ベクレル、生わかめ200ベクレル、干し昆布2000ベクレルが1キロ当たりの数値ですので、灰を毎日1キロ食べる習慣が無ければ問題が無いことが分かります。
ちなみに薪や木炭には高濃度汚染の流通を規制しており、規定された放射性物質のベクレル数値の商品が使用されることがないよう規制されています。
薪は1キロ当たり40ベクレル
木炭は1キロ当たり280ベクレル
となっているようです。
さきほど、木炭から木灰は28倍と書きましたので、木炭10グラムは2.8ベクレル、2.8×28で、炭を10グラム食べたら78.4ベクレル。
10グラムを食べることは無いですよね。焼き肉や焼き魚に付着しても1グラムも無いと思います。1グラムでは7.84ベクレル。1キロの肉に含有しているのが100ベクレルですので、250グラム肉を食すと25ベクレルですから、肉の方が放射性物質の含有量が多いことになります。
炭には放射性物質があると言われても・・・自然界の方にも多いと感じました。
最後に燃焼の結果は・・・・
お酒が入ってしまい写真がないです(笑)。
最後まで燃焼させて、片付けをして本日は終了です。
炭道
沼にはまらないよう気をつけます(汗)。
炭道で炭分補給しましょう(笑)。
赤い火を見ていると気分も落ち着きますね。効能としてリラックス効果もあるのでしょうか。真空管世代なのであのガラスの中のヒーターの赤い色がよみがえるのでしょうか。
では、皆さま、火の取り扱いには延焼火災もですが、一酸化炭素中毒や、酸欠もあるので、火鉢、いろり、七輪など室内使用にはくれぐれもご注意下さい。