2009年F1第10戦ハンガリーGPが7月25日(土)、ハンガロリンク(1周/4.381km、26日決勝70周/306.630km)で2日目を迎え、現地時間14時(日本時間21時)から公式予選が行われた。
現地時間11時から行われたフリー走行では、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)がトップになった。これによりマクラーレンは、ハンガリーGPのフリー走行すべてでトップタイムを記録したことになる。今季は苦戦が続いていたマクラーレンだが、いよいよ本格的な復活となるのか、予選ではマクラーレンにも注目だ。
ハンガロリンクでは、オーバーテイクが非常に難しい。そのため、予選でなるべく前のグリッドを得ることが重要になる。また、レーシングラインを外れると路面がほこりっぽくなっているため、より路面がきれいな奇数のグリッドがスタートで有利になることが多い。
セッション開始時の天候は晴れ、気温23℃、路面温度は41℃になっており、このセッションでも強い風が吹いている。Q1では、1周だけの計測ラップを走るのではなく、ほとんどのドライバーが数周続けて走行していた。セッション終了直前には、アルグエルスアリがコース脇にクルマを止めたことでイエローフラッグが出された。BMWザウバーの2台、フォース・インディアの2台、そしてアルグエルスアリがQ1で脱落している。Q2でも多くのドライバーが数周続けて走行していた。Q2終了直前には、フェリペ・マッサ(フェラーリ)がノーズからタイヤバリアに激突し、イエローフラッグが出された。このセッションでは、ルーベンス・バリチェロ(ブラウンGP)が脱落している。マッサのクラッシュにより、Q3の開始が遅れることとなった。Q3は開始したものの、セッション終了直前にタイム計測システムにトラブルが発生したため、ドライバーがそれぞれにタイムを聞き合う光景が見られた。結局、ポールを獲得したのはアロンソだった。
2位から10位までは以下の通り。
2位にセバスチャン・ベッテル(レッドブル)、3位にマーク・ウェバー(レッドブル)、4位にルイス・ハミルトン(マクラーレン)、5位にニコ・ロズベルグ(ウィリアムズ)、6位にヘイキ・コバライネン(マクラーレン)、7位にキミ・ライコネン(フェラーリ)、8位にジェンソン・バトン(ブラウンGP)、9位に中嶋一貴(ウィリアムズ)、10位はフェリペ・マッサ(フェラーリ)となった。
トップ10位以外の日本勢は、ヤルノ・トゥルーリ(トヨタ)が12位、ティモ・グロック(トヨタ)が14位だった。
【セッションレポート】
予選Q1は20分間で戦われ、16位から20位のドライバーがここで予選を終える。セッションが始まると、ジャンカルロ・フィジケラ(フォース・インディア)、トロ・ロッソの2台がコースへ出てきた。開始から5分が経過したころには、約半数のドライバーが走行を始めた。また、午前中のフリー走行でクラッシュしていたエイドリアン・スーティル(フォース・インディア)は、メカニックがまだ作業を続けている。
セッションの半分が経過した段階では、キミ・ライコネン(フェラーリ)がトップ、2番手セバスチャン・ベッテル(レッドブル)、3番手マーク・ウェバー(レッドブル)となっている。この時点でもスーティルはコースに出てきていない。残り約5分となったところで、ようやくスーティルがコースへ出てきた。しかしスーティルは、タイムを計測することなくガレージへ戻っている。セッション終盤、全車がコースへ出ており、コース上が非常に混雑していた。ここでアルグエルスアリがコース脇にクルマを止め、イエローフラッグが出された。だが、セッションが終了する前にイエローフラッグは解除された。
Q1で予選を終えた16位から20位は以下の通り。
ニック・ハイドフェルド(BMWザウバー)、ジャンカルロ・フィジケラ(フォース・インディア)、エイドリアン・スーティル(フォース・インディア)、ロバート・クビサ(BMWザウバー)、ハイメ・アルグエルスアリ(トロ・ロッソ)。
予選Q1のトップ5は、ニコ・ロズベルグ(ウィリアムズ)、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)、マーク・ウェバー(レッドブル)、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)、ネルソン・ピケJr.(ルノー)だった。
予選Q2は15分間で戦われ、11位から15位までのドライバーがここで予選を終える。このセッションで初めにコースへ出たのはライコネンだった。ヤルノ・トゥルーリ(トヨタ)などもこれに続き、各ドライバーが続々とコースへ出てきた。セッションの半分が経過した段階では、ロズベルグがトップ、2番手ベッテル、3番手ウェバーとなっている。この時点では、ルノーの2台、トヨタの2台、そしてライコネンが脱落するポジションにいる。
セッションが後半に突入すると、アロンソがトップタイムを更新した。残り数分になると、アロンソ以外の全ドライバーがコースに出てきた。セッション終了直前、次々にタイムが更新されていく。ここでフェリペ・マッサがクラッシュし、イエローフラッグが出された。ルーベンス・バリチェロ(ブラウンGP)はここで脱落となってしまった。
Q2で予選を終えた11位から15位は以下の通り。
セバスチャン・ブエミ(トロ・ロッソ)、ヤルノ・トゥルーリ(トヨタ)、ルーベンス・バリチェロ(ブラウンGP)、ティモ・グロック(トヨタ)、ネルソン・ピケJr.(ルノー)
予選Q2のトップ5は、マーク・ウェバー(レッドブル)、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)、中嶋一貴(ウィリアムズ)、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)、キミ・ライコネン(フェラーリ)だった。
予選Q3は10分間で戦われ、ポールポジションが決定する。マッサの事故現場にメディカルカーと救急車が向かったため、Q3の開始は遅れることとなった。マッサは4コーナーで、ブレーキングをしているような跡が残っているものの、ステアリングをきることなく真っすぐタイヤバリアに激突していた。クラッシュの直前、マッサの頭に何らかの破片が当たっていたようだ。また、メディカルセンターに運ばれる際のマッサは、担架に乗せられていたものの、手を動かしていた。この間にコースマーシャルがコース上に出て、コース全体のチェックを行っている。
マッサはヘリコプターで病院へと運ばれ、Q3が開始となった。バトンとマッサを除く全員がタイムを記録した段階では、ウェバーがトップ、2番手はハミルトン、3番手はアロンソとなっている。残り約3分となったところでバトンがコースへ出てきた。
セッション終了直前、ロズベルグがトップタイムを更新した。しかしその後にアロンソがロズベルグのタイムを更新、その後ろからも数名のドライバーがタイムを更新しながら走行している。しかし、タイム計測システムにトラブルが発生したため、タイムが分からない状態になってしまった。予選を終えたドライバーが、それぞれにタイムを聞き合うという珍しい光景も見られた。
その後、計測システムも復旧し、ポールを獲得したのがアロンソであることが確認された。
今回も時間があまりないので、スターティンググリットなしです。
マッサが、クラッシュで病院にに行きましたね。
なんか、今日の日曜の決勝は、出れないそうです。
なんでも、頭の手術したみたいで、今のとこ安定してるそうで。
次のレースには、出れるんだろうかって心配です。バリチェロのマシンから落ちたパーツに当たって意識がちょっとなくなって、スローダウンしてタイヤバリアに激突だったからびっくり!!
今日のレースは、フェラーリは、ライコネンの車だけの戦いですね。
ポールのアロンソがどんな活躍をするかもみどころだな~
もうすぐレース始まる~(楽)
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F1 | クルマ
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2009/07/26 20:46:37