2009年F1第9戦ドイツGPが7月12(日)、ニュルブルクリンク(1周/5.148km、12日決勝60周/308.863km)で3日目を迎え、現地時間14時(日本時間21時)から決勝が行われた。
前日に行われた予選では、マーク・ウェバー(レッドブル)が自身初となるポールポジションを獲得した。ウェバーのチームメートで、今季2勝を記録しているセバスチャン・ベッテルは4番グリッドとなっている。また、予選後に各車の重量が発表され、2番グリッドと3番グリッドを獲得したブラウンGP勢よりも、ウェバーの方が多くの燃料を搭載していることが明らかになっている。しかし、にわか雨が降るとの予報も出ており、レース中に天候が変化し、混乱の展開となることも予想される。
決勝スタート時の天候は晴れ、気温18℃、路面温度31℃となっている。KERS(運動エネルギー回生システム)を搭載したマクラーレンとフェラーリの4台が見事なスタートを決めたものの、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)は1コーナーへの進入でミスし、最後尾まで下がってしまった。スタート後は、3番手に上がったヘイキ・コバライネン(マクラーレン)のペースが上がらず、コバライネンの後ろに長い隊列ができる展開となった。また、スタート時に他車と接触していたウェバーが、ドライブスルーのペナルティーを受けてしまった。前日よりも路面温度が高くなり、レース前に雨が降っていたことも影響したのか、レース序盤はリアタイヤの状態が悪くなるクルマも多かった。3ストップ戦略を選択したブラウンGP勢に対し、レッドブル勢は2ストップ戦略を選択。しかし、ブラウンGP勢は隊列の中で前をふさがれてしまったため、ウェバーに先行されてしまった。さらにブラウンGP勢は、第3スティントで装着したハード側タイヤの温度を上げることに苦戦したのか、クルマを左右に振る場面が多く見られた。最終スティントでもブラウンGP勢はリアタイヤのグレイニングに苦しむこととなった。結局、ウェバーが初優勝、2位にベッテルも入り、2戦連続となるレッドブルの1-2でドイツGPは幕を閉じた。
3位から8位までは以下の通り。
3位フェリペ・マッサ(フェラーリ)、4位ニコ・ロズベルグ(ウィリアムズ)、5位ジェンソン・バトン(ブラウンGP)、6位ルーベンス・バリチェロ(ブラウンGP)、7位フェルナンド・アロンソ(ルノー)、8位ヘイキ・コバライネン(マクラーレン)までがポイント獲得となった。
トップ8位以外の日本勢は、ティモ・グロック(トヨタ)が9位、中嶋一貴(ウィリアムズ)が12位、ヤルノ・トゥルーリ(トヨタ)が17位だった。
このレースのファステストラップを記録したのはフェルナンド・アロンソ(ルノー)、タイムは1分33秒365、49周目に記録したものだった。
【セッションレポート】
フォーメーションラップがスタート、ほとんどのドライバーがソフト側のタイヤを装着している。また、グリッド降格のペナルティーを受けたティモ・グロック(トヨタ)は、ピットレーンからのスタートを選択した。
スタート直後、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)が素晴らしいスタートを決め、トップで1コーナーへ入っていったが、1コーナーへの進入でミスし、最後尾まで下がってしまった。ハミルトンは右のリアタイヤをパンクしている。1周目終了時のトップはルーベンス・バリチェロ(ブラウンGP)、2番手ウェバー、3番手ヘイキ・コバライネン(マクラーレン)となった。コバライネンのペースが上がらず、2番手ウェバーとの差が徐々に大きくなっている。
10周目終了時、2番手ウェバーと3番手コバライネンとの差は14秒にまで広がった。ウェバーはトップを走るバリチェロのすぐ後ろにつけている。リアタイヤの状態が悪くなってきているクルマも出てきた。また、スタート直後にバリチェロと接触していたウェバーに対して、ドライブスルーのペナルティーが出された。13周目終了時、まずはジェンソン・バトン(ブラウンGP)がピットインした。次の周、トップのバリチェロがピットイン。2番手のウェバーもピットレーンへ入ったが、作業をすることなく、ペナルティーを消化した。
15周目終了時、トップに立っていたコバライネンがピットイン。コバライネンはハード側のタイヤに交換している。17周目終了時のトップはウェバー、2番手フェリペ・マッサ(フェラーリ)、3番手バリチェロとなっている。トップのウェバーから2番手のマッサまでは11秒のギャップがある。19周目終了時にトップのウェバーがピットインした。ウェバーはハード側のタイヤに交換し、7番手でコースへ復帰した。21周目終了時には4番手のベッテルがピットインし、ハード側のタイヤへ交換した。
24周目終了時、3番手に上がっていたキミ・ライコネン(フェラーリ)がピットイン。これにより、ハード側のタイヤでスタートし、まだピットインしていないエイドリアン・スーティル(フォース・インディア)が3番手に上がった。次の周にはマッサがピットインし、トップはバリチェロ、2番手スーティル、ニコ・ロズベルグ(ウィリアムズ)が3番手となった。ロズベルグもハード側のタイヤでスタートし、まだピットインしていない。26周目終了時、スーティルがピットインした。しかしスーティルは、コースへ復帰する際にライコネンと接触し、フロントウイングを損傷してしまった。29周目終了時にロズベルグがピットインし、6番手でコースへ復帰した。
30周目終了時、トップはバリチェロ、2番手ウェバー、3番手はバトンとなっている。トップのバトンよりもウェバーの方が速いタイムで走っており、ギャップがほとんどない状態になっている。31周目終了時にバトンがピットインし、次の周にはバリチェロもピットインした。バリチェロは給油に手間取り、時間を失うことになってしまった。これにより、トップはウェバー、2番手ベッテル、3番手はマッサとなっている。
43周目終了時にウェバーがピットインし、ハード側のタイヤに交換して2番手でコースへ復帰した。次の周にはベッテルがピットインし、ソフト側にタイヤに交換している。このころから、路面のコンディションが大きく変わるほどではないが、小雨が降り始めた。また、ブラウンGPの2台はタイヤの温度が低くなっているのか、ひんぱんにクルマを左右に振っている。
50周目終了時にバリチェロがピットイン。タイヤはハード側を装着した。次の周にバトンがピットインし、ソフト側のタイヤを装着してバリチェロの前、5番手でコースへ復帰した。しかし、バトンの背後にバリチェロが迫っており、これにハード側のタイヤを装着したフェルナンド・アロンソ(ルノー)も続いている。
残り数周、バトン、バリチェロとともにリアタイヤにグレイニングが出ており、バリチェロのすぐ後ろにアロンソが迫っている。しかし、この3台は順位が入れ替わることなくフィニッシュした。
レース優勝は、これが初優勝となるウェバー、2位にもベッテルが入ったことで、レッドブルが2戦連続の1-2を達成した。
昨日の決勝は、久しぶりに楽しめた気がする~!
スタートが凄かった~久々に!マクラーレンのスタートダッシュにびっくりしたし!
でも、ハミルトンは、カーズ使い過ぎちゃったよね~最後尾になっちゃって「もうやめようか?」とかピットに聞いてるとこがなんか切なかったね。マジで
フェラーリもライコネンは、残念だけど・・・・
マッサが3位に入った!!今シーズンの初表彰台!!コレが凄い気持ちいいからね!
作戦?うまく行った感があるんだ~!!
ライコネンは、きっとスーティルが去年のモナコの仕返しを・・・・・
そんな訳は、ないと思うけど。つか、レース後の審議では、なんもなかったのかな?
まあ、いいや~
久々に気分がいいッス!!
いや~、しかし、好きなチームのドライバーが表彰台だと嬉しいよな~(ガキか!!)
ウェーバーは、初優勝だったからチェッカー受けてからの喜びかたがハンパなくて、心からおめでとうございます!!って思ったよ~だって、歓喜のあまり、泣いてたしさ。
後半戦は、レッドブルに風が来ているみたいで、ここから追い上げてブラウンを追い越してほしいよ!
決勝リザルト
1位 No.14
RBRルノー
マーク・ウェーバー
タイム:1:36'43.310 平均速度:191.598Km/h
2位 No.15
RBRルノー
セバスチャン・ベッテル
タイム:1:36'52.562 平均速度:191.293Km/h
3位 No.3
フェラーリ
フェリペ・マッサ
タイム:1:36'59.216 平均速度:191.074Km/h
4位 No.16
ウィリアムズ・トヨタ
ニコ・ロズベルグ
タイム:1:37'04.409 平均速度:190.904Km/h
5位 No.22
ブラウン・メルセデス
ジェンソン・バトン
タイム:1:37'06.919 平均速度:190.822Km/h
6位 No.23
ブラウン・メルセデス
ルーベンス・バリチェロ
タイム:1:37'07.778 平均速度:190.794Km/h
7位 No.7
ルノー
フェルナンド・アロンソ
タイム:1:37'08.198 平均速度:190.780Km/h
8位 No.2
マクラーレン・メルセデス
ヘイキ・コバライネン
タイム:1:37'42.002 平均速度:189.680Km/h
9位 No.10
トヨタ
ティモ・グロック
タイム:1:37'44.767 平均速度:189.590Km/h
10位 No.6
BMWザウバー
ニック・ハイドフェルド
タイム:1:37'45.235 平均速度:189.575Km/h
11位 No.21
フォース・インディア・メルセデス
ジャンカルロ・フィジケラ
タイム:1:37'45.637 平均速度:189.562Km/h
12位 No.17
ウィリアムズ・トヨタ
中嶋 一貴
タイム:1:37'46.186 平均速度:189.545Km/h
13位 No.8
ルノー
ネルソン・ピケJr.
タイム:1:37'51.638 平均速度:189.369Km/h
14位 No.5
BMWザウバー
ロバート・クビサ
タイム:1:37'52.865 平均速度:189.329Km/h
15位 No.20
フォース・インディア・メルセデス
エイドリアン・スーティル
タイム:1:37'55.251 平均速度:189.252Km/h
16位 No.12
STRフェラーリ
セバスチャン・ブエミ
タイム:1:38'13.535 平均速度:188.665Km/h
17位 No.9
トヨタ
ヤルノ・トゥルーリ
タイム:1:38'14.280 平均速度:188.641Km/h
18位 No.1
マクラーレン・メルセデス
ルイス・ハミルトン
タイム:1:38'07.232 平均速度:185.719Km/h
R No.4
フェラーリ
キミ・ライコネン
原因:エンジントラブル 平均速度:187.863Km/h
R No.11
STRフェラーリ
原因:油圧系のトラブル 平均速度:181.590Km/h
次はどこだっけ?ハンガリーだっけ?あれれ?明日調べよ~
明日できることは、明日やればいいんだ~!!
Posted at 2009/07/13 22:39:47 | |
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