2009年07月11日
2009年F1第9戦ドイツGPが7月11日(土)、ニュルブルクリンク(1周/5.148km、12日決勝60周/308.863km)で2日目を迎え、現地時間14時(日本時間21時)から公式予選が行われた。
現地時間11時から行われたフリー走行では、前日に続いてルイス・ハミルトン(マクラーレン)がトップになった。今シーズンは不調だったマクラーレンだが、ドイツGPではハミルトンのクルマにだけ改良パーツを投入している。この改良の効果が大きかったのか、予選でのハミルトンの走りに注目が集まる。また、気温が低くなると不利になると言われていたブラウンGPは、11番手と14番手で午前中のセッションを終えていた。今回が母国GPとなるセバスチャン・ベッテル(レッドブル)は、4番手だった。
セッション開始時の天候は曇り、気温14℃、路面温度22℃となっており、相変わらず強い風が吹いている。各チームとも雨を警戒しているのか、Q1開始直後から全車が走行を始めた。セッション終盤に雨が降り始め、これ以上はタイム更新ができなくなった。母国GPとなっているティモ・グロック(トヨタ)が、Q1で脱落している。Q2では全ドライバーがドライタイヤでコースへ出た直後に雨が強くなり、すぐにインターミディエイトタイヤに交換していた。しかし、ドライタイヤの方がいいタイムが記録できることが分かり、各車がドライタイヤへ交換する目まぐるしい展開になった。だが、雨はまだやんでいなかったためコースオフするクルマも多く、フェルナンド・アロンソ(ルノー)もQ2で脱落となってしまった。Q3は各車がドライタイヤで走行し、セッション終盤にタイム更新が連続する展開となった。最終的にポールを獲得したのはマーク・ウェバー(レッドブル)。ブラウンGPの2台とベッテルも4番手以内に入っており、レッドブルとブラウンGPが前の2列を独占する結果となっている。
2位から5位までの結果は次の通り。
2位にルーベンス・バリチェロ(ブラウンGP)、3位にジェンソン・バトン(ブラウンGP)、4位にセバスチャン・ベッテル(レッドブル)、5位にルイス・ハミルトン(マクラーレン)、6位にヘイキ・コバライネン(マクラーレン)、7位にエイドリアン・スーティル(フォース・インディア)、8位にフェリペ・マッサ(フェラーリ)、9位にキミ・ライコネン(フェラーリ)、10位にネルソン・ピケJr.(ルノー)。
トップ5位以外の日本勢は、中嶋一貴(ウィリアムズ)が13位、ヤルノ・トゥルーリ(トヨタ)が14位、ティモ・グロック(トヨタ)が19位となっている。
【セッションレポート】
予選Q1は20分間で戦われ、16位から20位のドライバーがここで予選を終えることとなる。雨を警戒しているのか、セッション開始直後に全ドライバーがコースへ出てきた。ソフト側のタイヤを装着しているドライバーが多いが、レッドブルの2台はハード側のタイヤを装着している。開始約5分の段階でのトップはハミルトン、2番手フェルナンド・アロンソ(ルノー)、3番手フェリペ・マッサ(フェラーリ)となっている。しかしその後、ベッテルがトップタイムを更新した。
セッションの半分が経過した段階で脱落するポジションにいるのは、BMWザウバーの2台、トロ・ロッソの2台、そしてジャンカルロ・フィジケラ(フォース・インディア)となっている。まだ雨は降ってきていない。ウェバーはソフト側のタイヤに交換し、トップタイムを更新している。セッション終盤、雨が降り始めた。このため、走行を続けていたドライバーもタイム更新をあきらめ、続々とピットへ戻ってしまった。
Q1で予選を終えた16位から20位は以下の通り。
ロバート・クビサ(BMWザウバー)、セバスチャン・ブエミ(トロ・ロッソ)、ジャンカルロ・フィジケラ(フォース・インディア)、ティモ・グロック(トヨタ)、セバスチャン・ブルデー(トロ・ロッソ)。
予選Q1のトップ5は、マーク・ウェバー(レッドブル)、フェルナンド・アロンソ(ルノー)、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)、ルーベンス・バリチェロ(ブラウンGP)だった。
予選Q2は15分間で戦われ、11位から15位のドライバーがここで脱落する。雨が強くなってきていることもあり、このセッションでも全ドライバーが開始直後からコースへ出た。アウトラップ中にも急速に雨が強くなったため、ウェバー以外の全ドライバーがピットへ戻り、雨用のタイヤに交換した。1人だけドライタイヤで走行していたウェバーも、すぐに雨用のタイヤに交換している。
セッション終盤、まだ雨は降っているが、バリチェロがドライタイヤに交換した。バリチェロは、他のドライバーよりも圧倒的に速いタイムを記録している。他にも多くのドライバーがドライタイヤに交換しており、セッション終盤に向けて次々にタイムが更新されている。しかし、雨が強くなっている場所もあり、ドライタイヤでコースオフするクルマが目立ってきた。アロンソもコースオフし、このセッションで予選を終えてしまった。
Q2で予選を終えた11位から15位は以下の通り。
ニック・ハイドフェルド(BMWザウバー)、フェルナンド・アロンソ(ルノー)、中嶋一貴(ウィリアムズ)、ヤルノ・トゥルーリ(トヨタ)、ニコ・ロズベルグ(ウィリアムズ)。
予選Q2のトップ5は、ルーベンス・バリチェロ(ブラウンGP)、ネルソン・ピケJr.(ルノー)、エイドリアン・スーティル(フォース・インディア)、マーク・ウェバー(レッドブル)、ジェンソン・バトン(ブラウンGP)だった。
予選Q3は10分間で戦われ、ポールポジションが決定する。これまでのセッションとは異なり、開始直後にコースへ出るドライバーはいなかった。まずバトンがコースへ入ると、他のドライバーもこれに続いてコースインした。しかし、バトンはタイムを計測することなくピットへ戻ってしまった。
セッション終盤、バリチェロがトップ、2番手ベッテル、3番手ウェバーとなっている。しかし、ハミルトンとバトンがセクターのベストタイムを更新しながら走行している。まずはハミルトンがトップタイムを更新、バトンのタイムは2番手だった。その後、バリチェロもタイムを更新し、2番手になった。その後もタイム更新が続き、最終的にはウェバーがポールを獲得した。2番手バリチェロ、3番手バトン、4番手はベッテルとなり、レッドブルとブラウンGPが前の2列を独占する結果となった。
明日は、ちょっと遠出するからスターティンググリッドは、なしで感想だけにします~
Q2から天気が微妙だった(まあ、Q1から微妙だったけど)から結構タイヤに戸惑っているチームがあった気がする。
ただ今回は、マクラーレンが頑張っていたと思うね。ハミルトンとコバライネンがQ3まで進出できてたからね。でも、ドイツでも厳しいのは、フェラーリもマクラーレンも変わらないのは、確かなことですね~
結局、今回もレッドブルVSブラウンになってしまう感じですね。
は~、雨降れ~ニュルブルクリンク~
フェラーリ頑張ってほしいよな~
Posted at 2009/07/12 00:15:59 | |
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